ちょっと旅してくる

わが身ひとつで気ままに生きる。

秋田・青森の旅 4日目

白神山地でハイキング

弘前市内から車で40分ほど走らせると、白神山地に行ける。白神山地秋田県青森県に広がっていて、いろんなところからアクセスができる。ずっと来てみたかった場所で、ここにくるために家の近所をハイキングして脚慣らしをしていたけど、今回は慣れていない同行者もいるし私自身が初心者なので、一番ライトと思われる暗門の滝に行くことにした。

 

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先日の豪雨で川が増水、暗門の滝へ抜けるルートもあちこち崩れており軒並み入山禁止になっていた。まさかここまできて単なるドライブになってしまうのか…?とがっかりしていたら、その手前のブナ林散策道だけは入ることができた!やったー!

 

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白神山地はブナが多いせいか、山の中なのに明るくて気持ちの良いところだった。私の家の家具は可能な限りブナ材で揃えているので、うちのテーブルや椅子はこんな木々だったんだなぁと思うと感慨深いし、大切に使わないといけないなーという気持ちになった。


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散策道の中にある「水飲み場」。散策道なんていう軽いネーミングだけど、8月の日中はそこそこ汗をかくので顔を濡らしたり手を洗ったりして涼んだ。水はまろやかだった。


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散策道はおよそこんな感じで、足元はけっこう整備されている。まあ豪雨から数日なのであちこちぬかるんでて大変だったけど、入口のグリーンビレッジで長靴を借りることもできる。


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まだまだ水量の多い川。そしてこの数日後、また大雨が降って大変なことになったらしい…。あ、ちゃんと寄付もしてきました。


秘湯?百沢温泉

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今日は夜まで特に予定がないので、白神山地で汗もかいたし温泉に入ろう!ということでネットで検索して見つけた全然聞いたことのない温泉にやってきた。

おそらく昭和のスキー全盛時代に建てられたのであろうこの施設、外観も浴場も時が止まったかのような風情なのに、湧出物が多く鉄の匂いがする濁り湯は掛け流しで贅沢だし、空いているけど客足は途切れない。たまたま入ったけど、とても良い温泉だった。

 

鶴の舞橋
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お次は日本一長い木造三連橋だという「鶴の舞橋」へ。こういった大きな木造橋をほとんど見たことがないのでちょっとびっくりした。

青森ヒバで、町おこし?的なことで作られたらしい。


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すごく立派だな!と思うと同時に、けっこう傷んでる様子もあり、橋板の節が抜けて下が見えたりしてちょっと怖い。


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橋もさることながら、こういった沼?干潟?みたいなところが生活圏内にないので、生えている草や咲いている花がおもしろかった。

 

弘前ねぷた

ねぷた、というものはどのように見物するのかわかっていなかった出発前の私たち。簡単に来られる距離ではないので、有料観覧席を予約していた。弘前駅前には屋台もたくさん出ていて盛り上がっている。ただし有料観覧席はコロナ感染予防のため水分補給以外の飲食禁止だった。

 

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特大太鼓からスタート。バチが長いのが目新しい。五所川原とは囃子もテンポも違う。


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ネプタは地域によって形に特色があって、弘前ねぷたはこの「扇型」が主流。ちなみに街灯や信号を避けるため、台座が伸び縮みしたり扇の上の部分が折り畳めたりする。なるべく大きく高くしたいのはどこも同じみたい。


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さすが有料観覧席、間近で見られて迫力ある!扇型は立体造形ではない分、絵や模様が繊細なものが多かった。


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立体型も少しある。果物がかわいい青果市場のねぷた


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金魚ねぷたが可愛かった!お土産物としてもけっこう売っていて、買って帰ろうかけっこう悩んだ。自宅のインテリアと合わないので結局やめたけど、とても魅力的なお土産だったよ…。


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夜は涼しいのにどうしても食べてみたかったチリンチリンアイス。手押しカートで売りに来ていた。薄めのりんご味シャーベットで夏に食べたい味だった!

 

秋田・青森の旅 3日目

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激しく増水した川のすぐ横の部屋だったにもかかわらず、しっかり眠れた。思ったよりも疲れていたのかもしれない。

朝風呂に入って朝ごはん。ああ、温泉はいいねぇ。

 

田舎館村 田んぼアート

宿をチェックアウトし弘前市内へ戻る途中、「田んぼアート会場はこちら→」という看板を見つけた。

田んぼアートってなんだろう?と思って、寄ってみることにした。


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これかぁ!!ニュースで見たことあるやつだ!


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今年はモナリザ黒田清輝。どちらも素晴らしい出来だ。モナリザ田んぼアートが始まって間もない時期に一旦やってるんだけど、その時の出来は結構微妙で、今年は再チャレンジ!ということだったらしい。いやあ、素晴らしい出来ですよ。


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ちなみに地面から見たモナリザはこんな感じで、何がなんだかわからない。田んぼの隣に立つ村役場の屋上からみると、ちょうどよく見えるようになっている。入場料は300円だ。今はきっとこの村の書き入れ時なんだろうな。

さて、弘前へ帰るか。

 

大正浪漫喫茶室

レトロなものは大好きだけど、今回ここへ来たのはそれが目当てではない。その証拠に(?)外観写真を撮ってくるの忘れた。

青森は誰もが知るりんご王国、ここでは有名店のアップルパイが一度にたくさん食べられるのだ!

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というわけで、ランチ代わりに2つ頼んだ。「アップルパイ」という名前だけれど、味も作り方も全く違う。同行者も2つ頼み、計4つを味見した。同じアップルパイとはいえ使っているりんごも作り方も違うから、味も全然違う。観光客が食べ比べする場所としてはおすすめ!

 

もりやま園

次の予定まで時間があるので、面白そうなところないかなーと思ってシードル販売所に来てみた。こちら「もりやま園」は、りんごを大きく育てるために行う摘果(間引き)をした実を使ってシードルを作っているそうな。

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「販売所」と書いたのは、店舗ではないから。この建物の正面シャッター右側にインターホンがついていて、そこを押すと人が出てきて、工場の一角で販売してくれる。最初は「どこで売ってるんだろ?」と思ったけど、色々説明を聞けるし、けっこう面白い。

 

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建物はりんご園の中にある。青森は畑=りんごと言っていいほどりんごの木をたくさん見るけど、観光で来ると中に入ることはまずない。下草が生えてるんだなとか、少しだけだけど内側が見れて楽しかった。

 

津軽藩ねぷた

ねぷた村は、ねぷた展示の美術館とお土産やさんと体験コーナーが混じった施設。

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ここで三味線体験をやる!というのが個人的な今日のハイライトだった。一時間に一回無料演奏があって、事前に申し込みをしておくとその演者さんが教えてくれる。

 

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今回は私と同行者計2名でほぼマンツーマンレッスン。うまい具合に褒めてくれるし、なんとなく弾けたような気分になって楽しかった!津軽三味線は太棹と呼ばれ、大型なので重さもあるし歌がないぶん手技技巧(?)がすごくて私が普段やっている三線とは全然違うものだった。三線ですら速弾きが苦手なので、津軽三味線は無理かもな…。材質など色々質問していたらあっという間に次の演奏時間になってしまい、もう一回聞いちゃうという楽しいパターンだった!

 

五所川原ねぷた

津軽藩ねぷた村で、ねぷたは場所によって全然違うということを初めて知った(準備不足!)。そして今週はねぷたウィーク、弘前は明日有料観覧席を取ってあるし、車もあるので予定にはなかったけど五所川原ねぷたを見に行ってみることにした。

 

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中心地の駐車場は大混雑なので、少し離れた運動公園の無料駐車場に車を止め、15分ほど歩いて戻る。

運行ルートの歩道には、近所の人が歩道に椅子を持ち出して場所取りをしている。人口が少ないせいか、混雑していると言っても大したことはない。通行止めになった道に座り、ねぷたを待つ。警察官がやってきて「救急車が来たら退いてもらうからね!」と注意喚起をしている。ゴリゴリに訛っていて、それすら楽しい。

日が暮れて涼しい風が吹き始める頃、続々とねぷたがやってくる。期待が高まる!


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五所川原では近くに縄文時代の遺跡があるらしく、これは縄文時代をモチーフにしたねぷた土偶がかわいい!


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平将門「祟り神」。津軽藩ねぷた村の展示によると、昔は喧嘩ねぷたというものがあり、その町会のねぷたに行き合うと乱闘をするので、その脅しとして生首や幽霊などおどろおどろしいねぷたが作られていたらしい。この平将門もその流れを汲んでいるのかなー。普通の感覚ならこんなの作らないでしょ…。


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五所川原で有名なのはこの「立ちねぷた」。最も大きいものは23mにもなる。23mといったら7階建てのビルぐらい?周囲の建物よりはるかに大きなねぷたが進んでくる様子は圧巻で、近づいてくると大歓声が上がる。交差点で見ていたので、ターンをする姿も大迫力。


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こちらも大型ねぷた、歌舞伎を題材にした「暫」。作ったばかりとのこと。


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3台目の大型ねぷた神武天皇」。こちらは今年で引退らしい。この巨大なものを保管しておくのは大変だろうな…。

ネプタは周回コースになっていて、各所でスタートしたねぷたが同じところに戻ってきたら終了。だいたい1時間15分くらいだった。夜になると半袖では寒いぐらいの気温になる。都内とは大違いだ。この涼しい風を持って帰りたい。

 

弘前へ戻る

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弘前も今はねぷたシーズンで、今日はホテルの前を通ったらしい。川沿いの照明に金魚ねぷたがかぶせてあって可愛かった。

明日は朝から動くので、今日は早めに寝るぞ!

 

秋田・青森の旅 2日目

リゾートしらかみ」が運休!

雨が降っている。えげつない量の雨が。災害レベルの線状降水帯が発生しており、駅に行ったら乗る予定だった「リゾートしらかみ」は終日運休、在来線も新幹線も14時までは確実に運休。リゾートしらかみに乗るために秋田にやってきたというのに、なんということだ…。

と、嘆いている暇はない。今日の宿は弘前に取っているし、レンタカーも予約している。なんとしてもある程度の時間までに弘前にたどり着かねばならない。急遽レンタカーを借り、陸路で弘前へ向かうこととなった。

 

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高速道路を走っていると、線状降水帯に突っ込んだ。ワイパーも追い付かず、水しぶきで前が見えない。危険を感じてパーキングエリアへ一時避難。緊急速報が出ている状態で無理に走って、事故でも起こしたら目も当てられない。幸いにも線状降水帯の端っこにいたので30分ほど待って普通の雨になったので再度走り出したが、周囲の河川はものすごく増水していたし、ニュースにもなっていた。

 

弘前到着

その後も何ヵ所か通行止めや迂回ルートを余儀なくされながら、ほぼ当初の予定時刻に弘前に到着した。弘前ではすでに雨も止み、地面も乾き始めていた。電車や新幹線の運休で足止めに遭い、私と同じようにレンタカーで移動しようとした人はたくさんいたようだ。秋田駅でうじうじ悩まずさっさとレンタカーを借りて正解だった。もう少し遅かったら車が全て出払った後だったかもしれない。

 

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急遽借りたレンタカーを返し、元々予約していたレンタカーを借りる。お昼を食べてひと息つこうと「回転寿司 鮨覚」へ。ちなみに食事場所の選択はほとんど同行者にお任せ。おそらく地のものが食べられるお店を選んだんだと思う。どのお寿司も新鮮でとても美味しかった!シャリも少なめでちょうど良い。

 

青荷温泉 ランプの宿

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温泉に行きたいという同行者の希望と、せっかくなら面白いところに泊まりたいという私の希望をうまく取り入れたのがこちら、ランプの宿。携帯も通じない山奥、ジャリジャリと未舗装の道を越えてやってきた。


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もっと寂れた感じを想像していたが、十分に綺麗だ。ちなみに今朝の大雨の影響で4か所あるお風呂場のうち離れにある露天風呂と内風呂の2か所が使えなくなっていた。まあ、そういうこともある。自然には勝てない。無事到着して、残り2つのお風呂を楽しめるのだからよしとしよう。


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部屋の照明はこのランプひとつ。のんびりと本でも読もうかと思っていたが、とてもそんな明るさではない。

今はまっているマンガの時代設定が明治初期なので、もしかして夜はこんな明るさ(暗さ)だったのかな…など、想像しながら時間を過ごす。


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夕食は豪華だ。岩魚の塩焼き、イカメンチ、山菜のおひたし、などなど。なお、宿の従業員がメニューを説明してくれるがゴリゴリの津軽弁なので完全に理解できたかというと怪しい。けど私は「地方色の豊かさ」がとても好きなので、しっかりとした方言を聞けるのは楽しい。

そのせいでメニューがよくわからなかったとしても!


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そして深夜。今朝の荒天が嘘のように、空には満天の星。携帯電話でも天の川が撮影できる。


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たくさんのものがあること、便利であることは良いことだと思う。でも、ものが少なかったり、不便であることが悪いわけではない。

照明の下で読む本の楽しさと、暗い山奥で見える星の美しさは違うものだけど、どちらも平等に価値あるものだ。

 

 

秋田・青森の旅 1日目

こまちで秋田へ

夏休みである!涼しいところへ行く!!青森へ行く!

 

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が、まずは秋田へ向かう。秋田は目的地ではなく、明日の「リゾートしらかみ」に乗るために秋田へ向かう。

 

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新幹線といったら駅弁だよね!青森へ向かいながら、青森からやってきた駅弁を食べる。

 

秋田駅

東北新幹線は盛岡で切り離されて「こまち」として秋田へ向かう。が、速度はかなり落ちて在来線の特急ぐらいだ。仙台までは何度も来たことがあるけど、秋田はすごく遠く感じた。

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明日から竿燈祭りが始まるので、駅前には竿燈が飾られていた。本当は竿燈も見たかったんだけどね、旅の計画を立て始めた頃にはホテルが満室だったのだ。残念。


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ホテルは駅前のメトロポリタン秋田。とっても綺麗だし、飾り物やコップも秋田の名産品で素敵だった。チェーンであっても、その地方の文化を大事にしてほしい。

 

秋田といえばきりたんぽ

大変申し訳ないのだが、秋田駅近辺には観光するところがほとんどない。しかし秋田は米どころ、食べ物やお酒は芳醇だ。


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というわけで、駅前のきりたんぽ屋にやってきた。こちらのお店は地酒の種類も多く、他にも地場の名産品がメニューにたくさんあって、秋田の食を堪能できた。


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本物のきりたんぽ鍋は、私が今まで見たことがあるものと比べて随分大きなきりたんぽが入っていた。一本でもコンビニおにぎり3個分ぐらいありそうな米の量だった。ささがきごぼうとせりも入っている。

 

赤居文庫


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今日はほぼ移動だけの一日で大して疲れていないので、もう少しゆっくりしようと駅前散歩中に見つけたブックカフェにやってきた。

ブルックリンスタイルとレトロが入り混じる雰囲気のあるお店で、メニューもコーヒー紅茶アルコールに軽食ととても豊富。歩行者をあまり見かけないのに、このカフェには先客が何人もいた。うちの近所にもこんな店欲しい!


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コーヒーカップウェッジウッド。ケーキも美味しかった。少し本を読んでのんびりしてからホテルへ。

明日の朝は寝坊しないようにしないとな。

 

 

京都の旅(GW) 1日目

久しぶりに、誰にも気兼ねせず旅に出る。ここのところ仕事が忙しくて下調べの時間が取れなかったので、それほど緻密な計画は立てていない。美味しいものをいっぱい食べて、キレイなものをたくさん見たい。

 

新幹線で京都へ

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3連休初日、残念ながら天気は雨。新幹線は満席とのアナウンスが流れた。そりゃあ緊急事態宣言もマンボウも解除になったんだし、みんな出かけたいだろうね!とはいえホームはそれほど大混雑ではなく、今のところゴールデンウィークっぽさはそれほど感じない。

 

平等院鳳凰堂

10時半、 京都駅到着。コインロッカーに荷物を預け、宇治へやってきた。有名かつ王道の観光地を攻め終わり、4度目の京都にして初の宇治。京都に行くと決まった時、観光したい場所として最初に思い浮かんだのは平等院だった。

京都駅から宇治までは電車で20分ぐらい。駅からお土産物屋が連なる商店街や参道を通り、徒歩10分ほどで平等院に着く。宇治といえばやはり宇治抹茶、右を見ても左を見ても抹茶味の何かを売っている。


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これが10円玉の鳳凰堂かー!ちなみに本堂拝観は一時間半待ちだったので諦めた。けど拝観順路をそのまま進んでいくと資料館みたいなところがあり、そこで内部に飾ってあるものや本物の鳳凰像が見られるので、内部拝観をしなくても十分楽しめると思う。

ちなみに平等院は流派?とか寺統というのか、そういうのに属していない独立系の寺院らしい。

 

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大きく立派な藤棚。盛りを少し過ぎていたけど、美しい。「鬼滅の刃」で鬼よけに藤が使われていたので、興味を持つ子供が増えたんじゃないかなーと勝手に思っている。

 

「紅家」でお昼ごはん

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雨が降り止まないし、靴がびしょびしょで疲れてきた。平等院から駅へ戻る道すがらに良さそうなお店を見つけたので、入ってみる。


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店内は炉端を囲むように半円状の大きなカウンターがあり、天井が高くて広々している。暖かみのある照明でとても居心地が良い。

そして炭火で焼く干物が激烈に美味しそう!いくつかメニューがあったのに、炉端焼きに目を取られて他のメニューを全然覚えていない。

 

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鯖を頼んだら、なんと一匹丸ごと出てきた。鯖ってだいたい半身だよね、めっちゃ豪華。夜のメニューもとっても美味しそうだった。いいなあ、夜も行ってみたい。


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お茶のお店を覗きながら、京都駅に戻る。宇治は本当にお茶屋さんが多い。私は辻利(都内にも甘味処がある)や福寿園伊右衛門の威力!)ぐらいしか知らないけど、他にも由緒ありそうで雰囲気抜群のお店がいくつもあった。ゆっくり見たかったけど、雨に濡れてだいぶ疲れを感じていたので、ちょっと早めだけどホテルへ向かうことにした。

 

太極殿本舗「栖園」


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ホテルにチェックインし、荷物を置いたら雨が小降りになってきた。甘いものを食べに行こう!

太極殿本舗は去年お取り寄せで「レース羹」を買ったお店。ここの喫茶は一度来てみたかったんだー。菖蒲の暖簾が季節に合っていてステキだわ。季節に応じた飾り物を見ると、文化の芳醇さを感じられてとても好きだ。


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この奥に写っているガラス器に入った「琥珀流し」というのが食べたかったのだ!琥珀流しはゼリーと蜜の甘味で、月ごとに味が変わるらしい。今日はゴールデンウィークだけど4月なので桜味。せっかく来たので練り切り&抹茶も頼んでみた。贅沢…!ちなみに練り切りは「ツツジ」。確かに、こういうコンモリしたツツジあるよね。和菓子の造形の世界って、面白い。

 

夕暮れ時の鴨川と八坂神社

太極殿本舗を出て、祇園方面へ。雨が上がったから散歩をする。ちなみにホテルのある御池通りから祇園のある四条通りの間は民家と店舗が入り混じったエリアで、すごく良い雰囲気だった。古い町家を生かしたアウトドアブランドの店舗、きっとステキな女将が出迎えてくれるであろう渋い旅館、明らかに飲食店なのにメニューを出していない店(これが噂の一見さんお断り?)など、街並みを見ているだけでも楽しい。大阪にいた時に、もっと京都に通えばよかったな。もったいないことをした。


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昼間の雨の名残りで、濁流の鴨川。川床の準備が始まっているが、今日はとてもそんな気温ではない。丈が長めの撥水コートを着てきたけど、それでも寒い。


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四条通りの突き当たりは八坂神社で、ここを右折して坂を登ると清水寺に出る。祇園の中心である花見小路も近いので、このあたりは観光客が多い。バスもタクシーもたくさん通る。


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ちょうちんに灯りが入り、暮れ始めた周囲と相まってとても美しい。あわよくば御朱印を…と思ったけど、もうおしまいの時間だった。

 

先斗町「あぶり焼き かつの」で夜ごはん

生麩が食べたいというリクエストで、看板を眺めながら先斗町をそぞろ歩く。ゴールデンウィークだけあって「予約で満席」と札が出ている店もちらほら。他にもいろいろと美味しそうなメニューがあったこちらのお店へ入ってみた。

 

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七輪だっ!歓喜!今日は寒くて体が冷えたので、直火が嬉しい。左上の四角いのが生麩で、七輪に乗っているのは九条ネギを詰めた厚揚げ。炙って薬味と特製タレでいただく。お通しのマグロも美味しかった。

 

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炙らないメニューももちろんある。こちらはだし巻き卵のあんかけ。他にも豚唐揚げなど、出てくるもの全てが美味しい。偶然入ったのにとっても良いお店に当たって大満足の夜ごはんになった。

 

オークウッドホテル京都御池
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今回の宿は「Oakwood Hotel Kyoto Oike」。大通りから一本入ったところにある、静かな雰囲気のホテルだ。オープンして一年もたっていないので、どこもかしこもとっても綺麗。それでいてお値段もかなり良心的。お部屋は少々狭めだけど、京都に来る人は観光メインでホテルでのんびりする時間もさほどないだろうし、必要なアメニティは全て揃っているのでまったく問題なし。

2日目に続く。

 

 

箱根 姥子温泉「秀明館」

難易度の高い日帰り温泉

同僚が有給を全消化したと聞き、私も俄然休みたくなった。せっかくなので平日じゃないと行きにくい、姥子の「秀明館」に行ってみよう。

ざっと調べた限りではあまり細かなことを書いてあるブログが見つからなかったので、私自身が気になっていたことを重点的に書いていく。

 

箱根湯本に行かなきゃ始まらない

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川沿いに濃いピンクの桜が咲いていて綺麗だった。河津桜かな?バスの時間が迫っていたので遠景のみ。今日は気温も上がるらしいし、川辺でのんびりしたら気持ちいいだろうなぁ。


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このロマンスカーの写真を撮っているカメラマンがたっくさんいて、一体なんだろう?と思っていたらこの型が本日ラストランらしい。

 

伊豆箱根バスで姥子へ

箱根湯本から公共交通機関を使った姥子へのアクセス方法は2つ。一つは登山鉄道&ケーブルカー&ロープウェー。秀明館に行くことに限っては、このルートは時間もお金もすごくかかるのでオススメしない。私はバスで行く。

湯本の1番バス停から伊豆箱根バスで30分ほど。なお、いずっぱこはフリーきっぷの対象ではないのを知らず乗ろうとする人が後をたたなかった。路線バスは大半が箱根登山バスでフリーきっぷの対象だから、運転手さんも間違えられ慣れているようだった。


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「姥子」というバス停で降り、進行方向に30秒ほど進むと左手側にこの「姥子」という看板が出てくる。なお、料金は箱根湯本からだと片道880円。


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その看板のすぐ下に「秀明館」の看板があるので、そこの小道を入る。

 

「秀明館」到着!
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憧れの秀明館に到着。ガタピシするガラス戸、高めの上がりかまち、そしてこの大正っぽいレトロなフォルム!大好物。


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秀明館は私にとってハードルが高かった。部屋が借りられないと空くまで待たなきゃいけないし(最短2時間)、それなのに予約はできない。交通の便も悪いので、入れなかった時の次善策が取りづらい。そしてお値段もなかなか。


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10時オープンなので、余裕を持って9時半ごろ着くバスでやってきた。車のお客さんがたくさんいるかなと思ったら全然いなくて、なんと一番乗り!10時になっても誰も来なかった。今日は金曜日なのと、岩盤湧出がない時期だからかもしれない。


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入館前に敷地内を散策。奥に小さな社があり、お地蔵さんが並んでいた。秀明館の近くには建物らしい建物もなく、道路から一本入っているからとても静かだ。風がまだひんやりと冷たくて、敬虔な気持ちになる。


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3月中旬だけど、大涌谷から先はまだ路肩や日陰に雪が残っていた。箱根湯本より標高もだいぶ高いので、気温もかなり違う。

 

内部は撮影禁止

秀明館は元々どこかの保養所だったのを箱根湯本の「天山湯治郷」の会社が買い取って運営をしているので、秀明館も天山の雰囲気に似ている。古いものを大事にしていて、でも実用的な部分はしっかりとリノベーションで綺麗になっていて、それでいて雰囲気は壊さないという絶妙な感じ。

ここは天山よりも一層「湯治」寄り。静かにお湯を楽しむことに最重点を置いていて、撮影は禁止とのこと。素敵なところがたくさんあったから写真撮りたかったけど、静かに過ごすには邪魔!という考え方なのかもね。ということで、中の写真は撮れないので買ってきた食べ物だけ撮った。


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大涌谷のバス停で数分の時間調整があり、運転手さんが黒たまごを買いに行くと言うので私もついていってゲット!食べたかったけど買うタイミングがないな…と思っていたところだったのでラッキー!ほんのり硫黄の香りがするけど、味は普通のゆで卵。塩もついている。

 

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秀明館は食事処がなく、近くにコンビニなどもないので滞在が長い人は食事の持ち込みが推奨されている。今日のお昼ごはんは東華軒の「炙り金目鯛と小アジの押し寿司」。金目鯛って最高に美味しいよね。箱根湯本ではまだ店が空いていない時間だったので小田原駅で買った。小田原駅はJRの改札横に駅弁屋があって割と早い時間から空いているので、湯本から移動が続く人や湯本を早めに通過する人はここで買うのもいいと思う。

 

お風呂について

浴槽は6〜7畳ぐらいで、小ぢんまりしていて少し深め。秀明館自体の最大収容人数が少ないのと、浴場で石鹸やシャンプーが使えないので、混雑して入りづらいとかは全くなし。おそらくサッと浸かって、ほどよく温まったら部屋で休んで・・・という人が多いのだと思う。

今日の湯温は42℃だった。シーズン的に岩盤湧出はなくて、揚水の温泉。お湯は透明で無臭、試しに舐めてみたら少し苦かった。壁にたくさん結晶ができていて、湯上がりの肌がサラッとした感じだったので、ナトリウム的な何かが含まれているんだと思う。姥子温泉は目に良いと聞くのでミョウバンとかだろうか?コンタクトレンズをしているので試すことはできず。

 

部屋貸しについて

一人で行ったので、湯床という部屋を借りた。部屋は畳と板の間で6畳ほど、ちゃぶ台、お茶セット、座布団と「人をダメにするソファ」がある。エアコンはないけれど床暖房が効いていて暖かい。広い縁側もあって、夏に来ても気持ち良さそうだった。

湯床は8部屋、他に洋間と中座敷がいくつかあるみたいだった。やはり部屋数はそれほど多くないし、長時間借りられたら全く回転しないこともありうるので時間に余裕がないと行けないなぁ。

 

帰ります

温泉は3回入り、読書・昼寝・食事を繰り返してのんびりした。一日コースは18時まで部屋を使えるんだけど、あまり遅くなりたくなかったので早めに出発した。汗をかいたけど髪が洗えていないので、どこか安いところに泊まっても良かったかな。

 

本日のおみやげ

夕方のいい時間だったので箱根湯本のお土産屋さんは改札前ぐらいしか開いておらず、ピンと来るものがなかったのでそのまま小田原へ。

 

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甘露梅…こしあん求肥のしそ巻き。お昼に食べた押し寿司の中に口直しの紫蘇寿司が入っていて、シソ食べたいスイッチが入った。求肥こしあんも大好き。

ぼたん桜…箱根駅伝の小田原中継所でお馴染みの「鈴廣」から出ている季節限定のかまぼこ。すごく柔らかくて桜の味(というか桜の塩漬けの味)がして美味しかった!春だな〜。

銀豆腐バウム…強羅の豆腐屋「銀どうふ」の豆腐を使ったバウムクーヘン。会社でお菓子をくれる人へあげようかな。

 

終わりに

念願の秀明館に行けて大満足の一日だった。今度は岩盤湧出のある梅雨時に行ってみたいな!

 

 

家のこと013 クローゼットに照明をつける

クローゼットに照明があったらいいな

と思って、IKEAの電池式センサーライトをクローゼットの天井に貼っていたんだけど、電池の消耗は早いわ落下してくるわで不便だった。部屋の電気をつけずにクローゼットを開け、なんも見えん!となってまた入り口に戻って電気をつける…という無駄な動きを毎日するのが本当にバカバカしい。しかしクローゼット周りに電源がなく・・・。とりあえず、頑張る。

 

まずは電源を確保する

基本的に何もしたくない人なので、電池交換も面倒なので、今回は電池式ではなくコンセント式にする。

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今回照明を取り付けたいクローゼットのある部屋はこんな感じで、下の青マルが既存コンセント。クローゼットまで部屋を横断する必要がある。青マルから3mの延長コード(赤ライン)を引っ張り、緑マルの場所に4つ口コンセントを設置した。

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こんな感じ。配線カバーに入れて壁にピッタリ這わせれば埃だらけになる心配もなし!

ちなみに普段はこの辺りに机を置いている。ここに電源があればデスクライトを置いたり、仕事もやろうと思えばできるね。

 

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4つ口コンセントの先頭に、さらに1mの延長コードを足す。

クローゼットのドアの端っこって実はマグネットで止まってるだけのものが多い。今の家も、前の家もそうだった。ちょっと強めに引っ張ると外れるし、意外と隙間もあるのでそこからクローゼット内に配線。距離も短いし曲がり角が多いので、配線カバーではなくコードフックで壁に沿わせる。

 

センサー付きLEDテープライト

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ドアを開けたらパッとあかりがつくように、センサーをクローゼット内の程よい位置に取り付け。何かあって取り外さなければいけない時に困るので、配線はわざと弛ませてある。見栄えはイマイチだけど、クローゼットの中だしね。

 

出来上がり!

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テープライトには両面テープがついているので、そのままクローゼット内の天井の良い位置に貼り付けていく。写真で見るとちょっと曲がってるね。目測で適当に貼ったからだね。でも肉眼で見てる分にはほとんどわからないんだよねー。もちろん使用に全く影響ないので、よしとする。

 

今回の総工費は3,228円。

内訳は以下の通り。

・延長コード(3m) 588円

・延長コード(1m) 220円

・LEDテープライト(5m) 1,980円

・配線カバー 110円(50cm2本入り)×3=330円

・コードフック 110円

配線カバーとコードフックは100均で購入。延長コードやLEDテープライトは探せばもっと安いものはあるかもしれない。LEDテープライトは3mあれば十分なんだけど、ちょうど良いのがなかったので。カットできるので、長い分には問題なし。

 

明るい!便利!

ドアを開けたらパッと電気がついて、服を選んだり荷物を取り出せてとても便利。1分で消灯するので消し忘れもないし。ちなみに配線カバーやセンサーを壁につけるにあたり、私は両面テープを直接壁紙に貼り付けているけれど、マスキングテープの上からはれば原状回復できるので賃貸の人でもできるよ!

 

というわけで暗いクローゼットにイライラしている人、お試しあれ!

 

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