ちょっと旅してくる

わが身ひとつで気ままに生きる。

秋田・青森の旅 2日目

リゾートしらかみ」が運休!

雨が降っている。えげつない量の雨が。災害レベルの線状降水帯が発生しており、駅に行ったら乗る予定だった「リゾートしらかみ」は終日運休、在来線も新幹線も14時までは確実に運休。リゾートしらかみに乗るために秋田にやってきたというのに、なんということだ…。

と、嘆いている暇はない。今日の宿は弘前に取っているし、レンタカーも予約している。なんとしてもある程度の時間までに弘前にたどり着かねばならない。急遽レンタカーを借り、陸路で弘前へ向かうこととなった。

 

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高速道路を走っていると、線状降水帯に突っ込んだ。ワイパーも追い付かず、水しぶきで前が見えない。危険を感じてパーキングエリアへ一時避難。緊急速報が出ている状態で無理に走って、事故でも起こしたら目も当てられない。幸いにも線状降水帯の端っこにいたので30分ほど待って普通の雨になったので再度走り出したが、周囲の河川はものすごく増水していたし、ニュースにもなっていた。

 

弘前到着

その後も何ヵ所か通行止めや迂回ルートを余儀なくされながら、ほぼ当初の予定時刻に弘前に到着した。弘前ではすでに雨も止み、地面も乾き始めていた。電車や新幹線の運休で足止めに遭い、私と同じようにレンタカーで移動しようとした人はたくさんいたようだ。秋田駅でうじうじ悩まずさっさとレンタカーを借りて正解だった。もう少し遅かったら車が全て出払った後だったかもしれない。

 

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急遽借りたレンタカーを返し、元々予約していたレンタカーを借りる。お昼を食べてひと息つこうと「回転寿司 鮨覚」へ。ちなみに食事場所の選択はほとんど同行者にお任せ。おそらく地のものが食べられるお店を選んだんだと思う。どのお寿司も新鮮でとても美味しかった!シャリも少なめでちょうど良い。

 

青荷温泉 ランプの宿

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温泉に行きたいという同行者の希望と、せっかくなら面白いところに泊まりたいという私の希望をうまく取り入れたのがこちら、ランプの宿。携帯も通じない山奥、ジャリジャリと未舗装の道を越えてやってきた。


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もっと寂れた感じを想像していたが、十分に綺麗だ。ちなみに今朝の大雨の影響で4か所あるお風呂場のうち離れにある露天風呂と内風呂の2か所が使えなくなっていた。まあ、そういうこともある。自然には勝てない。無事到着して、残り2つのお風呂を楽しめるのだからよしとしよう。


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部屋の照明はこのランプひとつ。のんびりと本でも読もうかと思っていたが、とてもそんな明るさではない。

今はまっているマンガの時代設定が明治初期なので、もしかして夜はこんな明るさ(暗さ)だったのかな…など、想像しながら時間を過ごす。


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夕食は豪華だ。岩魚の塩焼き、イカメンチ、山菜のおひたし、などなど。なお、宿の従業員がメニューを説明してくれるがゴリゴリの津軽弁なので完全に理解できたかというと怪しい。けど私は「地方色の豊かさ」がとても好きなので、しっかりとした方言を聞けるのは楽しい。

そのせいでメニューがよくわからなかったとしても!


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そして深夜。今朝の荒天が嘘のように、空には満天の星。携帯電話でも天の川が撮影できる。


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たくさんのものがあること、便利であることは良いことだと思う。でも、ものが少なかったり、不便であることが悪いわけではない。

照明の下で読む本の楽しさと、暗い山奥で見える星の美しさは違うものだけど、どちらも平等に価値あるものだ。