いざ鎌倉
先日のアイスランド旅行でオーロラが撮れたので富士フィルムでフォトカレンダーを注文したら、我ながら非常に良いものができた。美しい写真を撮りためておいて、毎年少しずつ差し替えてカレンダーを作ったら楽しいかも!と思った。そんなわけで12月初旬、初冬の鎌倉に紅葉写真を撮りに行く。
今日行きたいところはちょっと距離があるので、鎌倉駅からバスに乗る。休日9時半、紅葉の時期なこともあり観光名所方面のバスはなかなか混んでいる。
一条恵観山荘
江戸時代の皇族の住まいを、庭石なども含め京都から鎌倉に移築したもの。この場所は私も昨年初めて知り、いつからあったんだろうと調べたら移築したのは昭和30年代だけど、一般公開が始まったのは2017年らしい。お金持ちが持ってきたはいいけど維持しきれなくなった系の文化財かな…と穿った見方をしているけれど、もちろん私は大歓迎。由緒あるものを変な意地で腐らせるほど勿体無いものはない。
鎌倉の歴史とは関係ないし、観光名所としての歴史も浅いが、ここは今後しばらく人気が出ると思う。なぜなら非常に見栄えがいいから!
建物や庭、誂えといった素材の良さはもちろんのこと、世にいう「映え」をものすごく意識して飾りつけがされている。それはもう少々過剰なぐらいに。
最近流行りの花手水もあちこちに置いてあって、ちょっと手が込み過ぎてるんだよなーと思いつつ、やっぱり綺麗なものは綺麗なのよね。
今日は山荘の観覧もあったのだけど、いかにも写真を撮りに来ました!という大きなカメラを持った人たちもたくさんいた。
一条恵観山荘は、そういう訪れ方が正解だと私は思う。鎌倉に由来する施設ではないので、その歴史的価値うんぬんよりも純粋に美しさを観る方が楽しい気がする。
庭園には紅葉がたくさんある。初夏に来た時も美しかったが、やはり秋は格別。今日は天気が良かったので、写真を撮るのが楽しかった。
部屋を暗くして、窓からの眺望を反射させる黒板を置いてある。京都の瑠璃光院とかで有名な見せ方。奥行きがあまりないので、室内が暗くなりきらないのが惜しい。丸窓の先の景色はちょっと寂しい。
一条恵観山荘のオープンは10時、入場料500円。紫陽花の季節と紅葉の季節のみ営業なので、行こうかなと思った時はまず観覧期間かどうか調べる必要ある。紫陽花の季節になったらまた行こうっと。
ちなみに受付で「御朱印お願いします!」と言って、係員さんに「ここはお寺ではないので…」と言われている人がいた。御朱印好きだけど、やはり完全にスタンプラリー化しているなぁ。
一条恵観山荘を出て、鶴岡八幡宮方面に歩く。これも最近知ったんだけど、金沢街道沿いに荏柄天神社の一の鳥居があるんだよね。参道沿いに自分の家があったりしたら素敵だわー!
ビゴの店 モン・ペシェ・ミニョン
今日は並んでいる人がいない!せっかくだから寄って行こう!
明日のごはん用のパンと、カヌレを買った。このカヌレはテレビで紹介されたんだって。外はパリっ、中はむっちりしていて美味しい!
鶴岡八幡宮
海が近いせいか、鎌倉の紅葉は案外遅い。今年は冷え込みも少ないせいか、普段よりさらに遅い気がする。大銀杏はだいぶ色づいていたが、周囲の木々はまだ青々しかった。今日は12月一週目だけど、来週でもいいかもしれない。七五三で来ている家族連れも結構いた。
ソンべカフェ
近くにあるアクセサリーショップに寄り、そろそろ帰ろうかな…と思ったらいつも混んでいる(ような気がする)ソンべカフェが空いている!お昼ごはんを食べて帰ろう!
炒め野菜のフォー、煮卵つき。1,200円。けっこうボリュームがあってお腹いっぱい!
レザンジュ
ソンべカフェのすぐ隣、レザンジュにも寄っていく。ここは昔からあるけど、この道を通ることがほとんどないので行ったことが無かった。
ケーキや焼き菓子を買うこともできるし、中にはカフェがある。ごはんを食べたばかりじゃなければカフェにも入りたかったな!
帰ります
13:00、今日は天気も良く観光日和だったけど、主要観光地以外はあまり混んでいなかった。京都もそうだけど、鎌倉も混んでいるところとそうでないところの差がけっこう大きいのよね。
レザンジュのプティ・サレ(クリスマスバージョン)、モンブランを買ってきて家でお茶。クッキーは1月まで賞味期限があるので、お正月に食べようかな!
おしまい。
価格:3600円 |