ちょっと旅してくる

わが身ひとつで気ままに生きる。

2024マカオの旅 1日目

クソ暑い8月中旬の週末。世界で一番長い流れるプールに流れに行こうと予約をしてあった自分を褒めてあげたい。

 

羽田空港

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今回は香港経由でマカオに行く。マカオパタカは日本では両替できないようだ。香港ドルは22.7円、やはり高い。

木曜深夜、いや金曜超早朝と言うべき1:40に羽田空港を出発する香港エクスプレスに乗る。会社を1日休めばいいだけなので気楽だ。

 

香港エクスプレスは最近、機内持ち込み手荷物のサイズや重量制限の変更があり、LCC使用を前提として購入したサムソナイトのスーツケースが使えなくなってしまった。バックパックで行くことにしたので、せっかくなので手荷物はかりを買ってみた。28Lのバックパック上部に割と余裕がある状態で5kgほど。身の回り品のショルダーバッグは1kgちょいなので、制限の7kgまでだいぶ余裕がある。

 

オンラインチェックインをしようとしたらアプリをダウンロードしろ的なことを言い出して面倒だったのでカウンターでチェックイン。それほど混んでおらず、すっかり忘れていた海外旅行傷害保険に申し込んでいる間に順番がやってきた。

私も友達もバックパックの重さを測られなかったけれど、機内持ち込み手荷物はサイズや数で料金が違うので、申し込み状況と照らし合わせて持ち込みがOKされている荷物にはタグが付けられる。そして搭乗口でも係員が搭乗券のどこかに書いてあるらしき手荷物許容量と現物を見比べて確認作業をしていた。

 

今回は二人旅ということで非常口の前にある二人がけのシートを予約した。これが結構良い。トイレに行ったり少し寄りかかったりしても同行者にしか迷惑をかけない・かけられないというのは非常に快適。特に左側のシートだと窓側からも出入りができてとても便利だった。今後も二人の時は積極的にこの席を予約していきたい。

 

香港国際空港
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とは言え、毎度のことながらほとんど眠れないまま時は過ぎ、早朝6時に香港国際空港へ到着した。24時間空港なので店舗や両替カウンターなどはチラホラ空いているけれど、客はかなり少ない。

友人が両替をしたところ、1香港ドルは20円ぐらいだったそうだ。両替をするなら日本より香港のがレートが良かった。私は前回来た時の残りがあるので、それを使う。

※以下、クレカで支払って日本円が正確にわかる買い物はその値段、現金精算のものは香港ドルマカオパタカも20円計算とする。

 

FlyToMacauキャンペーンで往路無料!
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今回は香港に入国せずマカオへ直接行く。案内表示に従って歩いていくと、フェリーチケット売り場が見えてくる。フェリーも好きなのだけど、香港空港とマカオを直接繋ぐフェリーは1日1往復しかないのでバスで行くことにした。フェリーチケット売り場の裏側がバスチケット売り場だ。

マカオ行きのバスの始発は8:30、チケット売り場は6:30オープンのため、前で待つ。

 

マカオでは2024年末まで「FlyTo Macau」というキャンペーンをやっていて、香港からマカオへ行く外国人のフェリーやバスの往路便代金が無料になる。バスは片道280香港ドル、日本円にして5,600円だ。私たちも是非その恩恵にあやかりたい!と思いつつカウンターへ並び、パスポートを出す。預入荷物がある場合もバス側でピックアップしてくれるという親切仕様である。特にキャンペーンの話などを持ち出さずとも、無料でチケットを発行してくれた。ふう、これでしばらく自由時間だ。

ちなみに入国せずバスに乗る場合、預入荷物がある場合はバス出発の90分前、ない場合は45分前までにチケットを買う必要があるとのこと。空席があっても飛び乗りはできないので注意!

 

香港国際空港で朝ごはん
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トイレで顔を洗い、身支度を整えた。香港空港はできてからもうそれなりに経っているはずだけど、きれいで気持ちがいい。

朝ごはんとしてお粥を食べた。中華粥大好き!でも日本だとどこの店でもあるわけじゃないよね。美味しかったけど45HKD(870円)は空港価格だなぁ。

 

香港に入国せず、マカオ行きのバスに乗る
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そろそろ45分前だぞ…ということで、バスターミナルへ向かう連絡電車に乗る。キャンペーンの無料チケットをもらった際に「澳門」とデカデカと書かれたシールを服に貼るよう言われたのだけど、これを着けていると少なくとも私たちが外国人であり、バスでマカオへ行くのが明らかなので、空港係員がえらく親切に声掛けをしてくれる。私たちはこのシールを「わけわからんちんシール」と呼んでいた。


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ベルトコンベアで運ばれるジャガイモのごとく道なりに歩いてゆくと、バスターミナルの入り口に着く。待合所にはコンビニがあり、荷物のターンテーブルがあった。預入手荷物はここで受け取れるらしい。


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バスは新しくて綺麗で、シートもしっかりリクライニングする。乗客は15人程度でゆったりだ。以前来た時にはまだできていなかった、香港空港のある島とマカオを結ぶ橋を通って行く。初めて見る景色にワクワク!


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地図で見るとアクアラインそっくりだけど、こちらは全て海上を橋で渡る。カーブもほとんどないので揺れも少なく、よく眠れてとても良かった。45分ほどでマカオへ到着。

こんなに必要?ってぐらい広く、膨大な監視カメラがある入国管理の建物を通り抜け、シャトルバスでホテルへ向かおうとするもバスが一向に見つからない。実はこれ私の勘違いで、ホテルのHPに書いてあった『Border Gate』行きのシャトルは、マカオと中国の陸の国境に行くもので、香港からバスで来た私たちのいる場所にはシャトルは来ていないのだった。

102Xというバスに乗ると、タイパ島のカジノエリアに行ける。バス代金は6パタカもしくは6香港ドル、お釣りが出る風ではなかったので、マカオカードを買うか小銭を用意しておくのが望ましい。

ちなみにマカオではどこでも香港ドルが使えるし、パタカとドルを混ぜて使うこともできる。レートはほんの少しだけパタカの方が安い。

 

グランドデッキリゾートを格安で使う方法

さて、目的である流れるプールの話をしておく。私が流れるプールと呼んでいるのは正確には『GrandResort Deck(グランドリゾートデッキ)』という場所で、ギャラクシーグループのホテル群にぐるりと囲まれたリゾート施設である。ホテル群の宿泊客は無料で使えるけれど、ビジター使用だとなんと888パタカ、日本円にして約17,000円という「流れるプール」の一言では済まされないお値段。そもそもギャラクシーグループのホテルはリッツカールトン、JWマリオット、ホテルオークラと有名&高級チェーンが目白押しで、この値段にどうこう言う客層を想定していないのだろう。しかし私はどーしてもここの流れるプールに来てみたかった。

と言うわけで色々調べたところ、ブロードウェイホテルというものを発見した。このホテル、ギャラクシーグループということになっているが、ホテル群から道路を挟んでちょびっと外れたところにある「ブロードウェイシアター」という劇場がいくつか入った建物に併設されたホテルで、元々はグループではなかったのかも?と思えるほど小さいホテルなのだけれど、来歴がどうあれ現在はれっきとしたギャラクシーグループのホテルであるため、もちろんグランドリゾートデッキも使える。しかも宿泊費は1泊2名約4万円、つまり1名2万円なのでグランドリゾートデッキの利用だけを考えたらここ以上にコスパのいいホテルはないのである。

というわけで、とにかく流れるプールに行きたい私は当然ながらこのブロードウェイホテルに飛びついたのだった。

 

国際バスターミナルから路線バスで40分、ギャラクシー前のバス停で下車すると、ホテルはもうすぐそこだった。チェックイン前であっても滞在日であればプールが使えることは知っていたので、フロントで今日からの予約があり、グランドリゾートデッキに行きたいことを伝えると、ルームナンバーの書いていないチェックインカード(チェックイン・アウト日程が書いてある、カードキーとかを挟んでくれる紙のやつ)をくれた。これをプールで見せればOKらしい。


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水着を取り出し、手荷物を預かってもらってプールへ向かう。グランドリゾートデッキの入り口は、ブロードウェイホテル側からだとギャラクシーグループのショッピング&カジノを挟んだ逆側にあり、けっこう歩く。人も多いし、店舗をよく見せるためにまっすぐな道が少ない。ギャラクシーに限らず、カジノ併設のショッピングセンターはとにかく飾り付けが豪華で派手だ。映える写真を撮っている人をかき分け、だいぶウロウロしてやっと入り口を発見した。

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係員にチェックインカードを見せると難なく入れてもらえた。ロッカールームで着替え、貴重品をロッカーに預け(20HKD)、プールへ向かう。

 

グランドデッキリゾート、波のプール
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フォオオ!!今日のマカオは30℃超、プールに入るには最高の気温だ。天気もいい!

まずは波のプール、大きい!あちこちに自由に使える浮き輪があり、子供サイズのものやライフジャケットなども全て自由使用で置いてある。プールサイドはちゃんと砂浜で、プールそのものはクッション性のあるポリエチレンか何かでできていて、転んでも怪我をしにくくなっていた。

しばらく波に揺られて遊ぶ。が、乗り物酔い体質の私は30分ほどゆられると頭が痛くなってきたので浜辺に引き上げた。

 

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パラソルの下、ビーチベッドに寝そべってダラダラする。私は日焼けに弱いので、長袖とトレンカタイプのラッシュガードが欠かせない。ある意味、これを着ていれば顔だけ守ればいいので楽ちんだ。濡れた体を生ぬるい風が通り過ぎる。プールでやいやい騒ぐ人の声を遠くに聞きながらうたた寝をする。最高の贅沢だ。プールに入るのはもちろん好きだけど、プールの後のこのまどろみが何よりも好きな気がする。

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グランドリゾートデッキで驚いたのは、スタッフが多いこと。ロッカールームやその中にあるシャワールームはとても清潔で、きれいに畳まれたタオルは使い放題でふんだんにある。放置された浮き輪やタオルを回収してまわる人もたくさんいるし、ライフガードもかなりの人数が配置されていた。

波のプールで遊んでいた時に、近くにいた子供がパニックになっているのを見つけた。浮き輪の中にライフジャケットがはまりこんでしまい、体自体はライフジャケットからずり落ちて、首だけが浮き輪の内側に固定されているような状態になっていたのだ。周囲は浮き輪で見えず、足もつかず、波に揺られて怖かっただろう。日本語も英語も通じなかったが、体を持ち上げて浅瀬の方を指差すと頷いたので、引っ張って足のつくところまで連れて行った。子供が親らしき大人のそばに行くと、ライフガードがやって来て親に何か言っているのが見えた。説教してる雰囲気。私と子供のやりとりを見ていたんだろうな。私が手を出さなくてもライフガードが助けてくれただろう。

 

ブロードウェイフードストリートでお昼ごはん

思えば早朝から動いてるし、空港でお粥を食べたきりで、だいぶ疲れて空腹になってきたので今日は早めに上がることにした。

我らがブロードウェイホテルには、ブロードウェイフードストリートという飲食店街が隣接している。小さいコンビニもあり、けっこう便利。友人がチキンライスが食べたいとのことで「南洋珈琲」というシンガポール料理店へ入った。

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お腹が空き過ぎていてシンガポールチキンライスとラクサのセットというなかなかのボリュームのメニューを選ぶ。ラクサ大好き!日本だと食べられるところが少ないのが残念。カラマンジーソーダまで入れて89パタカ(1,780円)。

 

ホテルの部屋へ
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そろそろ部屋に入れる時間なのでホテルに戻り、部屋の鍵を受け取る。フロント横にラウンジがあり、お菓子や飲み物などをもらえた。部屋は大きなベッドが2つにワークスペース、ソファーとかなり余裕のある作りで、12階だったこともあり向かいのギャラクシーリゾートがよく見えた。

お風呂はバスタブの他にシャワーブースがあるし、アメニティもしっかりしている。ミニバーに入っているソフトドリンクは無料な上、それとは別に毎日しっかり水のペットボトルをくれる。ギャラクシーグループなのに値段が安いのでめっちゃボロかったらどうしようと思っていたけど全然そんなことない、十分にちゃんとしたホテルだった。

夜を徹しての移動とプールで疲れていたので、水着を干してからしばし休憩し、その後ベッドで昼寝。暗くなった頃に起きた。

 

マカオ、大人の娯楽

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マカオのお楽しみと言ったらやっぱりカジノ。日本では経験できない大人の娯楽である。ホテルにもカジノはあるけれど、せっかくなら大きく煌びやかなカジノに行きたいのでギャラクシーのカジノへ。

前回ひたすらやったスロットの他、今回は「大中」にも挑戦した。大中は、3つサイコロを振って、合計が中央値より大きいか小さいかを当てるという至極単純かつマカオ伝統のゲームである。サイコロの組み合わせは無限にあるので、大小を当てる以外にも例えば合計値がいくらになるか、ゾロ目が出るかなど賭け事の対象となる項目が幅広くある。私は3つのサイコロのうち特定の目が出たら当たり!みたいなものによく賭けた。なぜなら当たりやすいので大きく負けることがないからだ。

しばらく大小を楽しみ、スロットに移行する。今回は一日の種銭を250HKDとした。大小で少し増やし、スロットで750HKDまで増えたところでキャッシュアウト。カジノにいたのは1時間ぐらいかな…一晩でお小遣いを1万円増やしたと思えば悪くないんではないでしょうか。

 

戦勝記念に高級アイスを食べる

マークスアンドスペンサーに行きたかったので、ギャラクシーを出て隣のヴェネチアンまで歩く。それとは別にせっかくカジノで勝ったんだし、なんか買いたい!と思っても相変わらずあまり欲しいものがない。

ヴェンキがあったのでジェラートを食べることにした。ヴェンキは横浜そごうにもあるけど、あそこでこの値段のアイスを食べようという気分になることはほとんどない。そして今日は中途半端な時間にランチを爆食したせいで、今からごはんを食べるほどでもないけど何も食べないとお腹が空きそうという絶妙な腹具合だったので、アイスぐらいがちょうどいい。

 

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右側のレジでサイズを決めてお金を払ってから、味を選ぶ。チョコレート専門店だけあって、チョコレート系の味が豊富。カカオ80%など濃厚系からミルクチョコレートまで様々。


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せっかくなので全部チョコレート味にしてみた。おそらく人生初の3段アイス!勝利の味!友達の分も払って161パタカ(3,220円)。

買い物を終えて22時ごろ、ホテルへ戻る。通りがかったギャラクシーのカジノは先ほど私たちがいた時よりも混んでいた。盛り上がるのはやはり夜なのかな。

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