ちょっと旅してくる

わが身ひとつで気ままに生きる。

秋田・青森の旅 3日目

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激しく増水した川のすぐ横の部屋だったにもかかわらず、しっかり眠れた。思ったよりも疲れていたのかもしれない。

朝風呂に入って朝ごはん。ああ、温泉はいいねぇ。

 

田舎館村 田んぼアート

宿をチェックアウトし弘前市内へ戻る途中、「田んぼアート会場はこちら→」という看板を見つけた。

田んぼアートってなんだろう?と思って、寄ってみることにした。


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これかぁ!!ニュースで見たことあるやつだ!


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今年はモナリザ黒田清輝。どちらも素晴らしい出来だ。モナリザ田んぼアートが始まって間もない時期に一旦やってるんだけど、その時の出来は結構微妙で、今年は再チャレンジ!ということだったらしい。いやあ、素晴らしい出来ですよ。


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ちなみに地面から見たモナリザはこんな感じで、何がなんだかわからない。田んぼの隣に立つ村役場の屋上からみると、ちょうどよく見えるようになっている。入場料は300円だ。今はきっとこの村の書き入れ時なんだろうな。

さて、弘前へ帰るか。

 

大正浪漫喫茶室

レトロなものは大好きだけど、今回ここへ来たのはそれが目当てではない。その証拠に(?)外観写真を撮ってくるの忘れた。

青森は誰もが知るりんご王国、ここでは有名店のアップルパイが一度にたくさん食べられるのだ!

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というわけで、ランチ代わりに2つ頼んだ。「アップルパイ」という名前だけれど、味も作り方も全く違う。同行者も2つ頼み、計4つを味見した。同じアップルパイとはいえ使っているりんごも作り方も違うから、味も全然違う。観光客が食べ比べする場所としてはおすすめ!

 

もりやま園

次の予定まで時間があるので、面白そうなところないかなーと思ってシードル販売所に来てみた。こちら「もりやま園」は、りんごを大きく育てるために行う摘果(間引き)をした実を使ってシードルを作っているそうな。

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「販売所」と書いたのは、店舗ではないから。この建物の正面シャッター右側にインターホンがついていて、そこを押すと人が出てきて、工場の一角で販売してくれる。最初は「どこで売ってるんだろ?」と思ったけど、色々説明を聞けるし、けっこう面白い。

 

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建物はりんご園の中にある。青森は畑=りんごと言っていいほどりんごの木をたくさん見るけど、観光で来ると中に入ることはまずない。下草が生えてるんだなとか、少しだけだけど内側が見れて楽しかった。

 

津軽藩ねぷた

ねぷた村は、ねぷた展示の美術館とお土産やさんと体験コーナーが混じった施設。

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ここで三味線体験をやる!というのが個人的な今日のハイライトだった。一時間に一回無料演奏があって、事前に申し込みをしておくとその演者さんが教えてくれる。

 

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今回は私と同行者計2名でほぼマンツーマンレッスン。うまい具合に褒めてくれるし、なんとなく弾けたような気分になって楽しかった!津軽三味線は太棹と呼ばれ、大型なので重さもあるし歌がないぶん手技技巧(?)がすごくて私が普段やっている三線とは全然違うものだった。三線ですら速弾きが苦手なので、津軽三味線は無理かもな…。材質など色々質問していたらあっという間に次の演奏時間になってしまい、もう一回聞いちゃうという楽しいパターンだった!

 

五所川原ねぷた

津軽藩ねぷた村で、ねぷたは場所によって全然違うということを初めて知った(準備不足!)。そして今週はねぷたウィーク、弘前は明日有料観覧席を取ってあるし、車もあるので予定にはなかったけど五所川原ねぷたを見に行ってみることにした。

 

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中心地の駐車場は大混雑なので、少し離れた運動公園の無料駐車場に車を止め、15分ほど歩いて戻る。

運行ルートの歩道には、近所の人が歩道に椅子を持ち出して場所取りをしている。人口が少ないせいか、混雑していると言っても大したことはない。通行止めになった道に座り、ねぷたを待つ。警察官がやってきて「救急車が来たら退いてもらうからね!」と注意喚起をしている。ゴリゴリに訛っていて、それすら楽しい。

日が暮れて涼しい風が吹き始める頃、続々とねぷたがやってくる。期待が高まる!


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五所川原では近くに縄文時代の遺跡があるらしく、これは縄文時代をモチーフにしたねぷた土偶がかわいい!


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平将門「祟り神」。津軽藩ねぷた村の展示によると、昔は喧嘩ねぷたというものがあり、その町会のねぷたに行き合うと乱闘をするので、その脅しとして生首や幽霊などおどろおどろしいねぷたが作られていたらしい。この平将門もその流れを汲んでいるのかなー。普通の感覚ならこんなの作らないでしょ…。


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五所川原で有名なのはこの「立ちねぷた」。最も大きいものは23mにもなる。23mといったら7階建てのビルぐらい?周囲の建物よりはるかに大きなねぷたが進んでくる様子は圧巻で、近づいてくると大歓声が上がる。交差点で見ていたので、ターンをする姿も大迫力。


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こちらも大型ねぷた、歌舞伎を題材にした「暫」。作ったばかりとのこと。


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3台目の大型ねぷた神武天皇」。こちらは今年で引退らしい。この巨大なものを保管しておくのは大変だろうな…。

ネプタは周回コースになっていて、各所でスタートしたねぷたが同じところに戻ってきたら終了。だいたい1時間15分くらいだった。夜になると半袖では寒いぐらいの気温になる。都内とは大違いだ。この涼しい風を持って帰りたい。

 

弘前へ戻る

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弘前も今はねぷたシーズンで、今日はホテルの前を通ったらしい。川沿いの照明に金魚ねぷたがかぶせてあって可愛かった。

明日は朝から動くので、今日は早めに寝るぞ!