沖縄へ行くと言っても三線の用事なので、がっつり遊び回ったりはしない。まだまだコロナ禍、もし地元にいて羽田空港経由だったらたぶんキャンセルしてたなぁ。
長崎から福岡へ
JALは長崎ー那覇便がないので、福岡空港から行くことにした。長崎駅から特急かもめに乗って、博多へ向かう。
JR九州の車両は洒落ているものが多いね。今日の特急も内装に無垢材が使われていたり、頭上の荷物入れがなくて間接照明になっていたり、それなのに足元が広かったり。コンパートメントエリアもあって贅沢!ヨーロッパの列車みたい。
あれ?つばめって書いてある。カモメじゃないの?
久しぶりの福岡空港
長崎駅から2時間ほどで博多駅に到着。長崎の人口密度に慣れてしまったのか、ものすごく人が多く感じる。
福岡空港は4年前ぐらいに来たことがあるはずだけど、こんな綺麗だったかな?あの時は工事中だったかな?チェックインカウンターと保安検査場が別のフロアにあるのが珍しい。
JALの会員ランク(?)がクリスタルなので、クラスJに乗る時はJGCカウンターが使える。それは知っていたけど、まだJGC会員になったわけじゃないしな…と、なんとなく遠慮していた。でも今回は密を避けたかったのと、ほぼ初めての空港で勝手がわからなかったので、エスカレータ上がってすぐのところにあったJGCカウンターを人生で初めて使わせてもらった。預入手荷物も保安検査も一緒に手続きしてくれるし、お客さん全然いないし、待ち時間ゼロで快適だった!
福岡から那覇へ、日本トランスオーシャン航空で。
搭乗してから気づいたんだけど、今日はJTAなんだった!わーいわーい!確か羽田から那覇だと全部JALで、羽田から石垣・宮古とか那覇から離島はJTAかRACという棲み分けだよね。
JTAの何が好きかって、乗った途端に全部沖縄なのが好き。ヘッドレストの不織布は紅型柄だし、挨拶もウチナーグチ。機内誌の「coralway」を読みながら、エンターテイメントプログラムの「島唄」を聞いていると、あ〜幸せだなぁとしみじみ思う。
いつもと出発地が違うので、飛行ルートが違うのもまた良い。これは鹿児島の指宿。すんごい円錐形の山があるなと思って調べたら開聞岳というらしい。これ『上り口説』の「御開門」か!字が違うし、桜島がすぐ出てくるから、薩摩藩の関所とかゲートがあるのかな〜と思ってた!やーん、恥ずかしい!!
よく見させてもらっているサイト「たるーの島唄」によると、沖縄から船がついてすぐには見えないはずの桜島が歌詞に入っているのは薩摩藩への気遣いではないか、とのこと。なるほどねえ、琉球民謡は島々の歴史が染み込んでいるわ。あ、上り口説は古典か。いやー勉強になるなる。
那覇に着いたら待ち合わせがあるのに、携帯の電池がほぼなくなってしまった。coralwayにクラスJ限定のバッテリー貸し出しサービスがあると書いてあったのでお願いしたら、こんなバッテリーが来た!かわいい!お土産は久しぶりに紅芋タルトにしようかなー。
那覇空港からホテルと夕食
同行者と合流し、レンタカーをピックアップ。今回は乗車人数と荷物量を考えてミニバンを借りた。久しぶりに大きな車を運転する。駐車場確保のため、早めにホテルへチェックイン。
今回の宿は「ホテルソルヴィータ那覇」。そんなに高くないのに、けっこういいホテル!部屋も広いし、朝食会場を昼過ぎからコーヒースペースとして解放していて、ちょっと休んだりするのにちょうどいい。1階にコンビニが入っているのも便利で良い。場所が繁華街のど真ん中でちょっと微妙だけど、今は松山エリアが閑散としているのでさほど気にならないかな。
夜ごはんは久茂地交差点近くの「天丼はせ川」へ。私は天ぷらとうどんのセットにした。味は普通かな。トマトの天ぷら初めて食べた。
2日目、朝から車で移動
近くに泊まっている知人を拾って会場へ向かう。検温してから入場、連絡先と誰の付き添いかを紙に書いて申告したり、どこもかしこも開け放しなどコロナ対策に気を遣っている。今回私自身に出番や重要な役割はないので、密かに狙っているのが「空き時間に他の先生とお話し」。助っ人外国人のような立場の私には、これがとにかく勉強になる。
教師免許を取ったものの、まだまだ勉強しなければならないことは多い。なんせ今でも定期的に「三線 上達するには」とかいうキーワードをググっているぐらいだ。それは練習あるのみ!みたいな精神論ではなく、先生の唄を良く聞きましょう!みたいな初心者〜初級者向けの話でもなく、中上級から際限のない高みに一歩でも近づくためのヒントを探している。
お昼ごはんは読谷にある沖縄そば屋「番所亭」へ。いちゅび小に出てくる喜名番所の近くにある。評価が良いせいかお客さんもそこそこ多かった。ブーゲンビリアが綺麗。
よもぎ麺の沖縄そば、三枚肉とソーキ乗せ。よもぎの味と香りがけっこう強くて、よもぎ餅を食べている気分になった。
用事を済ませ、那覇へ戻る。
3日目、先生とお買い物
先生の、方言とは少し違う沖縄独特の表現を聞くのが楽しい。「最近歩け歩けしてる」=最近ウォーキングしてる、とか。「サンエーで買ったリュックがだめなってきた、次はメーカー品のリュックを買う」と言っている。メーカー品というのは、ブランドとして確立しているメーカー、例えばアディダスとかが作ったものを指すらしい。「じゃ、メーカー品買いに行こ!」と、アウトレットモールあしびなーに向かった。
私の先生は弟子にお金を使わせるのをあまり好まない。月謝も年会費も取らないし(そもそも定期的な稽古がないけども)、チケットの高い時期には来なくていいとか、お歳暮お中元を送ってもあまり気を使わなくていいとか。
せっかくだから長く使える丈夫なのを買おうとグレゴリーに連れて行けば「高い!だめ!イラナイ!」。GOTOトラベルのクーポンたくさんあるのに!弟子としてはむしろ先生に貢ぎたいのにー!最終的にコロンビアでそれなりに良さそうなバックパックを購入し、一件落着。
帰ります
昼過ぎに那覇を発つ飛行機を取っているので、早めに空港に向かう。最近ガソリン入れるの面倒で距離計算にしてもらうことが多いんだけど、レンタカー屋に勤める友人によるとだいたい1.5倍ぐらいの値段らしい。割高だね!でもガソリンスタンド探して無駄にウロウロするのも嫌なんだよなー。
沖縄の人は年配の人でもエンダーとかケンタッキーとか割と好きみたい。来年のさんしんの日はどんなかねー、などとりとめのない話をしながら飛行機を待つ。福岡行きのJTAは満席だった。
空港から博多駅に向かう地下鉄。座席のファブリックがかわいい。東京も見習って欲しい。
博多駅からの帰路のかもめ、またツバメなんだけど…。カモメとは?
おしまい!
御菓子御殿 紅いもタルト(6個入り)[食べ物>スイーツ・ジャム>紅芋タルト] 価格:648円 |