一泊二日で沖縄。
今回は飛行機チケット取ったあとから色々と予定が変わって大変だった。まず、朝イチの便で沖縄入りして美ら海水族館へ行こうと思っていたのに、総会の開始時間が前倒しになって美ら海までは行けなくなった。更に手ぶらで来ていいと言われていたのに、余興に出ることになって三線を持って行かなければいけなくなった。JALの朝イチ沖縄便は始発に乗っても25分前到着なので、カウンターに荷物を預ける時間がない。
そんなわけで三線を手荷物で持ち込むことにした。ソフトケースなら三辺合計105cmなので大丈夫なはず!と思っていたら保安検査場で止められた。20cmオーバーしているという。ええ?測ったのに??
…三辺合計ばかり気にして、一辺の最大が55cmであることを見落としておりました。係員さんには「今日は満席ではないのでお持ち込みOKとしますが、次回以降は機内預けにご協力下さい」と言われました。はい、ごもっともでございます…大変申し訳ない…。
というわけで、三線は機内持ち込みできません!!内地の三線弾っちゃーの皆様、ご注意下さいませっ!!
そんなわけで、余った時間でやちむん巡りをすることにした。
ずいぶん暑くて写真を撮る気持ちが失せた…。まず最初に「育陶園」さんへ。地元の人がシーサーを選んでいる。このサイズでこの色ない?とか言って、工房へ電話を入れたりしていた。新築の家に置くのかな?なんかイイネ!
前回買ったサンプル品の柄がとてもかわいくて、これ新シリーズ?落書き?と思って行ってみたら、毎年こどもの日ごろに店頭にならぶ「こどもの器」というシリーズだそう。絵付け体験のサンプルもかわいかったので、私も次回ぜひやってみたい!
あと、名前わからないんだけど若手の職人さんが1人でやってて、製作中は声かけないでください!って書いてあるお店があって、今日はお邪魔したらちょうどその職人さんが伝統柄・彩色の説明をしているところだった。モダンな形がけっこうあるなと思っていたら説明の中で「生活様式が変わっているんだから、器も用途に合わせて形を変えていくのが当たり前」と言っていて、なるほどなーと思った。
そうだよね、伝統を守るって、同じものを作り続けることも必要かもしれないけど、時代に合わせて変えていくことも必要だよね。ジャンルは違うけど勉強になった。
読谷村のやちむんの里は前回みっちり見たので、今回は共同販売センターへ。
うん、ごめん、ここはハズレでした。まず作家が限られているように見えるし、圧倒的に品数が少ない。もっと山盛りあるものと思ってたのでちょっと残念。今日は壺屋の育陶園で散財した後だったのでやちむんの里には行かず、本日の目的地へ向かう。
の前に「道の駅かでな」で遅い昼ごはん。こないだえらく美味しく感じたチーズバーガーを食べた。おいしいけど、こないだのがおいしく感じたなー。
うるま市で総会に参加して、免許状をもらって、独唱もさせてもらった。最初は知らない人ばかりでぽつーんとなったけど、関東からの参加は私だけだったので周囲に気遣ってもらい、独唱の後は色んな人から声をかけてもらってお喋りができた。全体と支部ごとに教師・師範が余興で唄ったりして、司会の先生も進行が上手だし、アットホームで楽しい総会だった。
総会のためだけに沖縄に行くのは楽ではない。お金もかかるし時間もかかる。でも、今後この世界に片足突っ込んで生きて行くのだと思うと、こういうのにちゃんと参加して少しずつ関係性を作っていったほうがいいかな~と思った。
というのも、まぁもちろん実際参加して楽しかったのが一番の理由だけど、やっぱり内地からの参加者がほぼ皆無なせいで、色々と沖縄基準なの。例えば開始時間がいつの間にか変更になったり、免許状もらったらドデカイ額縁に入ってて、箱は無し。どうやって飛行機に載せればいいのよ…とか。
自宅から車で1時間で行けるならいいけど、飛行機はそう簡単に時間変更できないし、荷物の持ち運びも楽じゃない。内地の会員の存在感がもっとあれば、そういうところも気遣ってもらえるかもしれないし、気遣ってもらえればもっと参加しやすくなるよなーと思って。
イオンモールで緩衝材を買い、なんとか梱包して、カーシェアを返却してへとへとになって、牧志駅徒歩1分の「南西観光ホテル」にチェックイン。明日は何もせず帰る予定なので、交通の便の良さそうなホテルを選んだ。おお、もう22時じゃないの…日帰りなんて全然無理だったわい。
南西観光ホテルは全室禁煙の割に部屋がめちゃくちゃタバコ臭い。水回りはリフォームされてて綺麗でよかったしとにかく交通の便が良いのが取り柄だけど、このタバコ臭さはリピートを躊躇する。
隣のコンビニで買おうと思っていた雑誌を発見!よしゃー!と姉弟子に連絡したら、なんと試験前にお世話になった古典の先生も那覇にいるとのこと。なんて偶然!すぐ連絡して民謡酒場へ2時間ほど飲みに行き、1曲唄わせてもらった。
子供のころから音楽に半身浸かって生きてきて、音楽は好きだったけど評価もつきまとって、一種の闘いだった。音楽が純粋に楽しいと思ったのは大人になって三線を始めてからで、学生時代の反動かとにかく自分が楽しくて先生がほめてくれればそれでいいと思ってたし、誰かに唄を披露することに関心がなかった。
でも教師免許を取ると「じゃあ一曲唄ってよ」とか言われるし、もちろん拒否もしづらいし、でも人前で唄うことから長い間遠ざかりすぎてエラく緊張するし、それが楽しいかと言われたら正直微妙。
でももう、そんなんじゃダメなんだよな。今日の民謡酒場でも超初歩的な唄なのに緊張してマイク持つ手がプルプルしたし声もプルプルして出来は良くなかった。でも私としては十分勇気を振り絞ったし、一気にはいけないけど、少しずつ場数を踏んで、人前で唄うことに慣れて、それが楽しめるようになりたい。
朝起きたら土砂降りだった。出かける気にならない雨量なのでチェックアウトぎりぎりまでホテルでごろごろして、ゆいレールで那覇空港に直行した。
沖縄に来る時は必ずJALを使う。夏場は特に台風との戦いなので、LCCには任せられない。JALには手ぶらでお出かけサービスというのがあって、チェックインカウンターまで荷物を持っていけばそこから先はホテルでも自宅でも1,000円で配送してくれるので、昨日もらった額縁を配送で依頼する。重いし場所取るしもう自分で持って帰りたくない!クレジットカード付帯の配送サービスなら無料だけど、羽田空港→自宅のみだからなぁ。
ちなみにソフトケースで持ってきてしまった三線、楽器ケースがあったので借りられて安全に持って帰ることができた。JALさんありがとう!でも楽器ケースは予約できないのでやっぱりハードケースで機内預けが一番安心かな。
時間に余裕があるのでお土産エリアを探索。こちらはANAエリア。なんかね、ANAエリアは小綺麗でスタイリッシュなお店が多い気がする。レスポを売ってるテナントがあるのはこちら側。
ジミーもANA側。前回売ってなかったキャロットケーキが今回は売っていた。
対するJALエリア。なーんとなくゴチャゴチャしている。左端にお菓子御殿のテナントがある以外は、テナントが違っても商品ラインナップはほとんど一緒かな。どこのお店も同じようなもの売ってるからねぇ。
通りがかった男性が「このチンアナゴめっちゃ安いんだけど!」と大声で言っていて笑った。3,800円。どこと比べて安いかは不明。
手荷物検査場の近くにフルーツ屋さんあり。最後の最後に買いたくなっちゃう人いるだろうなー。コンビニで沖縄限定おにぎりを買って搭乗。
帰りはちょっとリッチにクラスJ。ぐうぐう寝ていてフッと起きたらちょうど窓から富士山が見えた。縁起が良い!!
おしまい