ちょっと旅してくる

わが身ひとつで気ままに生きる。

スペインの旅 2日目 マドリード観光

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朝。バルコニーを開けて街並みを見て、ヨーロッパに来たことを実感する。けっこう寒いな。長袖はカーディガンとペラッペラのパーカー各1枚しか持ってきてないけど、大丈夫かしら。


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ホテルの朝食。写真の撮り方が下手なだけで、種類はけっこうある。生ハムもあった!

昨日洗った洗濯物の乾きがイマイチで、ドライヤーで強制的に乾かした。

 

マドリード王立植物園

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緑が綺麗なのは午前中でしょ!ということで、植物園からマドリード観光をスタートする。なぜかチケットがネット予約出来ず、とりあえず行ってみたら問題なく入れた。Googleの口コミでは微妙なのも多かったんだけど、私としてはここは大当たり!緑が多めで、好みドンピシャ!


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『否』の口コミで多かったのは「花が少ない」「枯れている」など。いやいやいや…ここ植物園だしなぁ。フラワーセンターじゃないから…。花だけを集めているわけじゃないから季節の良し悪しはあるだろうし、そもそも花はいつか枯れる。咲き終わった花がそのままになってたりしたけど、そういうのも含めて「植物」。自然な感じでこれはこれでいいと思う。少なくとも、立ち枯れた植物が放置されてたりはしていない。水やりもちゃんとされてたし、通路の掃除もしてあった。

 

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植えられている植物はけっこう色々で、竹や笹、盆栽まであり、文化含めかなり広範囲にカバーしている。これはすごい大きいアロエ?サボテン?人間より大きい。この時は知らなかったけど、その後郊外で何度か見かけたのでスペインでは一般的なサイズみたい。残念なのはカフェと売店が休業中だったこと。グッズとか絶対かわいかっただろうなー、悔しい!とはいえベンチもたくさんあり、休む場所には困らない。気温はそこまで高くはないけど、日が当たると暑く感じるようになってきた。

 

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小さめのレタスサイズの西洋アザミ。こんなに大きいとは知らなかった。ウィリアム・モリスのアザミはなぜ大柄なのかよくわかった。普段目にしない植物がたくさんあって楽しい。


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私のお気に入りスポットはこの果樹園スペース。左が西洋ねぎのネギ坊主、右奥のネットはカボチャ。さらに奥にはカカシがいる!野良着に藁を詰められ麦わら帽子をかぶった本物のヨーロピアンカカシである!

木陰で本でも読んだら最高に気持ちいいだろうな…素敵すぎて時間が許せば一日過ごしたいけど、次の予定があるので後ろ髪を引かれつつ去る…。

 

ソフィア王妃芸術センター

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今日は日曜日、12時半から無料開放なのだ。私は予約してあったけど、イマイチわかっておらずチケットなしの人たちと一緒に列に並んでしまった。30分ほどタイムロス。


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ソフィア王妃芸術センターで最も有名なのはこの「ゲルニカ」。昨年から撮影可になったらしい!ラッキー!


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無料開放なのと、みんな写真撮りたいので、ゲルニカ前はすごい混雑。


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ピカソ作品は他にもたくさんあった。バルセロナピカソ美術館が楽しみになる。


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他の有名な絵はダリなど。この人はほんと、唯一無二って感じがするなぁ。ダリ美術館行きたかったけど今回は日程に組み込めず残念だ。


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あとはミロ。ミロは有名だけど残念ながら良さがよくわからない。色使いがポップだな…としか。ミロに影響を受けてそれっぽい絵を描いている後進の人たちと区別がつかない。ミロ、ごめん。


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でもミロのモビールはかわいかった!ちょっと欲しかったけど€275、5万円近くするとなると流石に手が出ないや。

 

お昼の時間を大きく過ぎて、ちょっと疲れてきた。プラド通りのベンチで昨日買ったバゲッドサンドを食べながら休憩。どうしても炭酸が飲みたくて、バーガーキングで飲み物だけ買った。

コーラMサイズ €2.46(430円)

 

プラド美術館

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美術好きとしては絶対に行きたいプラド美術館。こちらも予約済み。ソフィア王妃芸術センターと異なり撮影禁止で、携帯をいじっているだけで注意されることもある。写真が撮れないので文字で感想を書いておく。

所蔵品はスペインで活躍した画家を中心に、同時期のイタリア絵画や彫刻など。かつて「日の沈まない国」といわれたほどの栄華を誇り、現在も続く王室があること、カトリックの土地柄から、王族や貴人の肖像画キリスト教系絵画が非常に多い。

おそらく最も有名な絵画はベラスケスの「ラス・メニーナス」。非常に良い場所に飾ってあった。この絵に描かれた秀逸な複層構造を私なんぞが解説するのは烏滸がましいと思いつつ、中心に描かれた幼い姫や侍女に比類して薄暗いその周囲が、少々不穏な雰囲気を感じさせてそれがまた魅力的。美術の教科書に載っているような絵を自分の目で見られるというのは嬉しいことだ。

 

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ちなみに美術館の入り口は正面から左にぐるっと回ったこちら。プラド美術館知名度は高いけど、ルーブルやメトロポリタンなどに比べるとずっとコンパクトなので、あまり時間が取れなくても行きやすいと思う。

さて、この写真に写っている人たちが何を撮っているかというと…


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このゴヤの像を撮ってるのだ。そう、プラド美術館でもうひとつ有名なのが「裸のマハ」「着衣のマハ」の2作品。この絵は女神ではない裸婦像、陰毛描画など様々な問題を引き起こしたことで有名。しかし私が気になったのはマハ以外のゴヤの絵。正直ゴヤはマハの知名度が高過ぎて他の絵をあんまり知らなかったのだけど、ゴヤの絵に描かれた人たちって大半が黒目もしくは濃い色で描かれていて、目にあまり光がなく、なのにぱっちり見開かれていて、どの絵も全部「目が座っている」。プラド美術館ゴヤの絵がかなり多く収蔵されていて、しかも一箇所に集められているので、目の座った過去の偉人貴人に取り囲まれるとかなり異様な雰囲気だった。正直、怖っ!と思ったけど、まあこれもやっぱり現地で現物を見たからこそわかることでもあるのよね。

 

メゾン・デ・シャンピニョン

18時過ぎ、プラド美術館を出て夜ごはんを食べにいく。

 

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王宮方面へ向けて緩い坂道を20分ほど歩き、到着したのはマヨール広場からほど近いこちら、メゾン・デ・シャンピニョン。名前の通りマッシュルームで有名なお店。これは確かインスタか何かで見て、美味しそう!と思ったんだった。


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奥の席に通され、さっそくマッシュルームを注文。飲み物はティントデベラノという赤ワインを柑橘系炭酸ジュースで割ったもので、夏のスペインでは一般的なドリンクだそうだ。

マッシュルームは中の具と汁が落ちないよう、2つの楊枝で挟んでつまんで食べるのがお作法とのこと。ガーリックが効いてて美味しい!

ティントデベラノはソーダで薄められたアルコール分がちょうど良く、これも好み。一日歩き回って疲れた体がさっぱりする。マッシュルームの汁をパンに吸わせて食べ、大満足。滞在時間は30分ぐらいかな。スペインのバル文化は一皿&一杯の注文だけでサッと席を立つのも当たり前にOKで、一人旅でも気楽でいいなと思った。

 

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ちなみに店内はこんな感じで、天井にマッシュルームのオブジェがポコポコと生えていて可愛かった。

マッシュルーム、ドリンク、パン(勝手に出てくるけど€0.5加算されてた)で、€12.8(2,238円)。

 

時刻は19時半、まだまだ昼間の明るさだけど、ごはんも食べたことだしけっこう疲れたのでホテルに帰ることにする。大通りを歩いているときは気づかなかったけど、カルフールエクスプレスやdiaといった、コンビニや小さいスーパーなどの類がここかしこにある。なるほど、昼のコーラはこういうところで買えばよかったのか。

夜用の飲み物やちょっとしたお菓子など €3.59(621円)

 

洗濯をして日記(これね)を描いているうちに眠くなり、12時前に就寝。ちなみにiPhoneのヘルスケアを見ると2万歩歩いていた。疲れるわけだ!

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