朝。今日は旭山動物園へ行く。バスを待っている間にも小雪がちらつく。
今回はユニクロのハイブリッドダウンにヒートテックを着ている。裏起毛のズボンにこれまたヒートテックのスパッツを履き、ブーツはノースフェイスのヌプシ。全く動かないと少々寒いが、耐えられないというほどではない。念の為持ってきたボアフリースは着る機会がなさそう。
旭川駅で動物園とバスチケットのセット券を買っていたので、チケット購入に並ぶ必要はない。この列は入場待ちの列だ。
来園者の半分以上が外国人。冬の北海道がいかに外国人に人気があるか、思い知らされる。私もあちこち旅行しているが、こんなに外国人比率が多いのは京都の祇園ぐらいじゃなかろうか。
旭山動物園は、動物がいるエリアと入場ゲートに少し距離がある。歩き慣れない雪道がそう感じさせるのかもしれない。園内はアップダウンがあるけど、圧雪されていて歩きやすい。動物エリアを目指しててくてく歩いていく。
ただいまの気温、マイナス10度!寒いね!でも湿度がそれなりにあるせいか、表示されている気温ほどに寒いとは感じなかった。もちろん寒いは寒いのだけれど。
旭山動物園は管理しやすさではなく動物の行動に合わせた作りにしてその魅力を見せる「行動展示」で有名だ。このアザラシのガラス通り抜けもその一つ。スイスイとアザラシが通っていくのはとても可愛らしい。が、その可愛らしさを写真に撮るのは至難の業だと思い知らされた。円形ガラス、撮影難しい!
シロクマといえば昔、上野動物園に同じ行動をずーっと繰り返すシロクマがいて「あれはノイローゼではないの…?東京暑いし…」と思っていたけど実際どうだったんだろうか。と、全然関係ないであろうこのシロクマを見て思い出した。私がシロクマだったら東京の野外で飼われるのは絶対イヤ!!
レッサーパンダは寒さにも動じずウロウロしていて可愛かった。
マヌルネコを初めてみた。初めてでも「マヌルネコだ!」とわかる特徴的な面構えだった。少しふてぶてしそうな感じで、不思議の国のアリスに出てくるチェシャ猫みたい。
さて、旭川動物園の名物といえばこの「ペンギンウォーク」。これ観たさに来ている観光客も多いのではないか。かくいう私ももちろんその一人である!
ペンギンの通る道は出待ちの人間で溢れ、時間になると飼育員に先導されたペンギン御一行がペタペタと歩いてくる。かわいい!
人間がペンギンを見ているのか、ペンギンが人間を見ているのか…などと、つい不毛なことを考えてしまう。
御一行が通り過ぎるのは意外と早かった。でも見られて満足!
通常ルートに戻ると、オオカミがいた。いた、というか揃って寝ていた。木陰や穴を掘るでもなく、見晴らしの良い雪の上にみんなしてコロンと寝ていた。え、犬?飼育下だから?野生のオオカミでもこんな感じなの?いやいや可愛過ぎるんですけど!
別角度。観光客に目をくれるそぶりもなく寝ている…。三匹とも微妙に色が違うのもまたかわいい。えーオオカミってこんなにかわいいの!
やっと「雪景色の中にいそう」な生き物の写真が撮れた。これはエゾシカかな?
これはモモンガ…だったはず。暗い部屋にいたので肉眼だと「ここにいるっぽい」ぐらいしかわからず、長時間露光で撮影した。
エゾユキウサギは足が長いと聞いていたが、うーんこれはどうなんだろう…座り姿ではイマイチわからないなぁ…残念ながら立ち姿は見られなかった。
朝は曇りだったけど、帰る頃には晴れてきた。晴れた雪景色は照り返しが強くて、明るくて好きだ。サングラス必須。帰りのバスもこれまた外国人観光客でいっぱいだった。
てゆーか観光エリアで日本人が外国人より多いの見かけないんだけど、一体どうなっているんだろうか。私自身も実家が観光地にあるので『観光公害』という言葉がよくわかる一方、日本人観光客だけで『観光公害』が成立しうるエリアは実はかなり限られていると思っている。もし外国人観光客がいなかったら、相当数の観光地が潰れている気がしてならない。
旭川ラーメン 梅光軒
一方、たいていの飲食店は客の圧倒的多数が日本人で、外国人観光客はどこで何を食べているんだろう?と不思議になる。
少し並んでいたけど、店内は外見より収容力があって割とすぐに入れた。
醤油コーンバターラーメン。美味しかった!ラーメン屋って自分一人で入ることが滅多にないので、来れてよかった。
これから札幌に移動するので、ホテルに戻って預けていた荷物を受け取った。インテリアに凝ったホテルでなかなか面白かったなぁ。
札幌へ
旭川駅に行ったらあと数分で発車する「カムイ」があり、改札でこんなギリギリでも座れるものか聞いたら多分大丈夫だろうとのことだったので飛び乗った。座席も空いていてちゃんと座れたし、ちょうどよかった。駅員さんありがとう!
走っていると雪の塊が飛んでくるのか弾き飛ばすのか、バチバチと飛び石がぶつかるような音がする。初めての経験!
途中の駅はホームにも雪が積もり、誰もいないのがまた味がある。
日が暮れてきた。外はこんなに雪がたくさんあるのに、列車は暖房がきっちり効いて暖かい。あと、普段乗っている電車と揺れや音が少し違うのだけど、それがなんだかとても落ち着く感じで、なんかいいなぁ、旅してるって感じだなぁと思った。
乗ってきたのはこんな顔した列車だったのね。
ホテルWBF札幌中央
札幌駅に来たのは3〜4回目だったはずだけど、当時どこに泊まっていたのか全然覚えていない。今日の宿の決め手は朝ごはんを市場で食べられる!ということなので、交通機関からの位置関係がイマイチわかっていなかった。札幌駅で特急を降り、地下道を延々歩く。地上を歩くのは短い距離ではあるものの、ビルとビルの間の道は路面が凍結していてビブラムソールでも普通に滑るので怖かった。本当はスパイクが必要なんだろうね。
このホテルはフロント前のラウンジで30分飲み放題などもあり、コスパはかなりいいと思う。
大通公園
大通公園でクリスマスマーケットをやっているということで来てみた。食べ物の店舗はどこもけっこう並んでいて、ライトアップされているエリアも人が多い。旭川に比べるとやはり札幌は大都市だな!
時計台。夜のライトアップは嬉しい。いい感じに写真が撮れる角度のところにお立ち台があり、そこで写真を撮っている人がけっこういた。
回転寿司 根室花まる
友人が情報収集をした店にやってきた。回転寿司と書いてあるのだけど、寿司レーンのない普通の席エリアもけっこう広く、そちらに通された。
これは刺身盛り合わせと白子の天ぷらだったかな?普段あまりお目にかからない魚種が多くて楽しい。
このお店はメニューに写真がない&黒板料理が多いのだけど、すごいと思ったのが、このホタテのバター醤油焼き。確か600円?とかそれぐらいだったので殻付きホタテが1個来るのを想像していたのだけど、大きな貝柱が5つ!?は!?
ボタンエビとカニ。寿司は寿司用の注文票に記入する。ボタンエビは大きくて甘いし、カニはこぼれんばかりに載っていて贅沢!
これはアブラボウズと、あとなんだったか忘れちゃった。普段お目にかからないネタを頼んだので、名前が覚えられない。でも全部美味しかった!けっこう豪快に食べ、友人はお酒も何倍か飲んでいたのに会計が一人4,000円も行かなかったような…北海道、さすがのコスパ!
パフェ、珈琲、酒、佐藤
北海道には〆のパフェという文化があるらしい。日本では大体の地域の〆めはラーメン、沖縄は〆のステーキという文化だと思っていたら、なんと〆パフェとは…!しかもgoogle mapで探すと夜にパフェを出すお店がけっこうあるんよ!
こちらも友人の希望で訪問。夜かなりいい時間なのに店はけっこう混んでいて、外でしばらく待った。これは一人だったらあっという間に諦めてたな…。
見てこのインスタ映えを意識しまくったパフェを!私は味にそれほどうるさくはないけれど、ホイップクリームやスポンジでかさ増し&誤魔化しているパフェがたくさんある中、しっかり詰まったパフェだったのが良かった。