青蓮院
ホテルをチェックアウトし、朝一番にやってきたのは知恩院横にある青蓮院。こちらもお庭が綺麗らしい。
なんというか、文化財保護の現実を見せつけられた、という感じだった。
素晴らしい障壁画がありながら修理が行き届いておらず罅が入ったままだったり…。
奥の壁、たるんでる。もったいない!!
お庭もね、雰囲気や構造?はすごくいいんだけど苔の上に落ち葉が積もっていて、手入れが追いついていない感じだった。まあ、紅葉シーズンには少し早いのでお客さんが増えれば綺麗にするのかもだけど。
本尊の曼荼羅絵(国宝)は現物を飾るのが難しいのはわかるけど、その代わりの印刷物の質がめっちゃ低い。建仁寺の風神雷神ぐらい精度の高い複製だったらなあ!その割に新造の建物があったり商業作家の襖絵があったり、なんかチグハグな印象を受けた。
と、全体的になんか色々惜しい!って感じだった。けどね、これは外野の意見で実現が難しいのもわかるんだ。古いものを修理するのは新しいものを作るよりお金がかかるし、しかも維持するためにはこれまた半永久的にお金がかかり続ける。だからといって、黙ってても観光客が押し寄せるわけではない宗教施設がプラスアルファの利益を出す為にできることって、限られてるんだろうね。
ぎをん小森
さて。昨日に続き京都らしいスイーツが食べたくて、甘味処に向かう。しかし今日は好きなだけ時間が使えるわけではないため、1回転目に入りたくて開店20分ぐらい前から並んだ。
抹茶わらびもち 1,300円
わらびもち、とぅるんとぅるん!抹茶の味が濃く、黒蜜の甘さがちょうど良くてめっちゃ美味しい!これは一回食べて損はない!
晦庵 河道屋
引き続きお昼ごはんに向かう。蕎麦ぼうろを調べていたら河道屋が蕎麦屋をやっていると知った。これは行ってみるっきゃない!
鴨南蛮・きのこごはん 1,500円
さっきわらびもち食べたばかりなのにごはんまで頼んでしまって食べ切れるだろうか…と思ったけど、そばもごはんも小さめだったから大丈夫だった!鴨南蛮は出汁の効いた薄味で、ああ関西風だなーと嬉しくなった。久しぶりに鴨を食べて美味しかった。
時代祭
今日のメインイベントは時代祭!京都の折々の時代の衣装を来た人が練り歩くらしい!
だったのだが…結果的に色々失敗した感が強かった。まず、有料観覧席を予約したはいいけど、当たった席は日を遮るものが一切ない場所で暑い&日焼け不可避でかなりしんどかった。しかも見物客もそれほど多くなかったので、優良観覧席を取るほどでもなかった…。
笛の音とともに、先頭がやってきた。期待が高まる!
おおー、笛いっぱいいる!
人は続々とやってくるが、手を振ったり演技したりがほとんどないので、掛け声や拍手などもほとんどないまま淡々と過ぎていく。
はて「祭り」とは何ぞや?
無表情の和宮。美人なのになんか怖い。
巴御前かわいい〜!!ニコニコしてる!
…えー、あとは昔の衣装を着た人が静かに通り過ぎてゆくだけだったので写真は割愛。なんか想像と色々違ってた!!
京都在住の同僚に聞いたところ、京都の祭りは「こういうもの」、つまり静かなんだそうな。
私は関東住みなのでお祭りと言ったらワッショイワッショイが当たり前で、今まで各地で見たお祭りも概してそんな感じだったけど、さすが伝統と文化の京都だけあってか、一般庶民が参加するお祭りも神事とか祭祀に近いのかなと思った。
まあ、次来ても見ることはないかな(笑)
帰ります
あまり遅くなりたくないので、時代祭が終わったら京都駅へ向かう。Crosta京都で荷物受け取り。この荷物配送サービスにはだいぶ楽をさせてもらったなー!
今回は一泊二日だったけど、一人旅なので自分の好きな場所で好きなように時間を使って満足度の高い旅だった。京都は無限に見るとこあるので、またそう遠くないうちに行きたいな!
おみやげ
旅行割でもらったクーポンを費やし、河道屋の蕎麦ぼうろをたくさん買った!それと前述の同僚おすすめの茶の菓。ラングドシャとフォンダンショコラのセットになったもの。これは有名らしくて、前に来た時友達が買っていた記憶がある。抹茶の味がガツンと来る本物だった!美味しい!
おしまい。