ちょっと旅してくる

わが身ひとつで気ままに生きる。

京都の旅(GW) 1日目

久しぶりに、誰にも気兼ねせず旅に出る。ここのところ仕事が忙しくて下調べの時間が取れなかったので、それほど緻密な計画は立てていない。美味しいものをいっぱい食べて、キレイなものをたくさん見たい。

 

新幹線で京都へ

f:id:snusmumriken2016:20220503204814j:image

3連休初日、残念ながら天気は雨。新幹線は満席とのアナウンスが流れた。そりゃあ緊急事態宣言もマンボウも解除になったんだし、みんな出かけたいだろうね!とはいえホームはそれほど大混雑ではなく、今のところゴールデンウィークっぽさはそれほど感じない。

 

平等院鳳凰堂

10時半、 京都駅到着。コインロッカーに荷物を預け、宇治へやってきた。有名かつ王道の観光地を攻め終わり、4度目の京都にして初の宇治。京都に行くと決まった時、観光したい場所として最初に思い浮かんだのは平等院だった。

京都駅から宇治までは電車で20分ぐらい。駅からお土産物屋が連なる商店街や参道を通り、徒歩10分ほどで平等院に着く。宇治といえばやはり宇治抹茶、右を見ても左を見ても抹茶味の何かを売っている。


f:id:snusmumriken2016:20220503204805j:image

これが10円玉の鳳凰堂かー!ちなみに本堂拝観は一時間半待ちだったので諦めた。けど拝観順路をそのまま進んでいくと資料館みたいなところがあり、そこで内部に飾ってあるものや本物の鳳凰像が見られるので、内部拝観をしなくても十分楽しめると思う。

ちなみに平等院は流派?とか寺統というのか、そういうのに属していない独立系の寺院らしい。

 

f:id:snusmumriken2016:20220503205510j:image

大きく立派な藤棚。盛りを少し過ぎていたけど、美しい。「鬼滅の刃」で鬼よけに藤が使われていたので、興味を持つ子供が増えたんじゃないかなーと勝手に思っている。

 

「紅家」でお昼ごはん

f:id:snusmumriken2016:20220503204818j:image

雨が降り止まないし、靴がびしょびしょで疲れてきた。平等院から駅へ戻る道すがらに良さそうなお店を見つけたので、入ってみる。


f:id:snusmumriken2016:20220505153021j:image

店内は炉端を囲むように半円状の大きなカウンターがあり、天井が高くて広々している。暖かみのある照明でとても居心地が良い。

そして炭火で焼く干物が激烈に美味しそう!いくつかメニューがあったのに、炉端焼きに目を取られて他のメニューを全然覚えていない。

 

f:id:snusmumriken2016:20220505153001j:image

鯖を頼んだら、なんと一匹丸ごと出てきた。鯖ってだいたい半身だよね、めっちゃ豪華。夜のメニューもとっても美味しそうだった。いいなあ、夜も行ってみたい。


f:id:snusmumriken2016:20220503204741j:image

お茶のお店を覗きながら、京都駅に戻る。宇治は本当にお茶屋さんが多い。私は辻利(都内にも甘味処がある)や福寿園伊右衛門の威力!)ぐらいしか知らないけど、他にも由緒ありそうで雰囲気抜群のお店がいくつもあった。ゆっくり見たかったけど、雨に濡れてだいぶ疲れを感じていたので、ちょっと早めだけどホテルへ向かうことにした。

 

太極殿本舗「栖園」


f:id:snusmumriken2016:20220503204811j:image

ホテルにチェックインし、荷物を置いたら雨が小降りになってきた。甘いものを食べに行こう!

太極殿本舗は去年お取り寄せで「レース羹」を買ったお店。ここの喫茶は一度来てみたかったんだー。菖蒲の暖簾が季節に合っていてステキだわ。季節に応じた飾り物を見ると、文化の芳醇さを感じられてとても好きだ。


f:id:snusmumriken2016:20220503204732j:image

この奥に写っているガラス器に入った「琥珀流し」というのが食べたかったのだ!琥珀流しはゼリーと蜜の甘味で、月ごとに味が変わるらしい。今日はゴールデンウィークだけど4月なので桜味。せっかく来たので練り切り&抹茶も頼んでみた。贅沢…!ちなみに練り切りは「ツツジ」。確かに、こういうコンモリしたツツジあるよね。和菓子の造形の世界って、面白い。

 

夕暮れ時の鴨川と八坂神社

太極殿本舗を出て、祇園方面へ。雨が上がったから散歩をする。ちなみにホテルのある御池通りから祇園のある四条通りの間は民家と店舗が入り混じったエリアで、すごく良い雰囲気だった。古い町家を生かしたアウトドアブランドの店舗、きっとステキな女将が出迎えてくれるであろう渋い旅館、明らかに飲食店なのにメニューを出していない店(これが噂の一見さんお断り?)など、街並みを見ているだけでも楽しい。大阪にいた時に、もっと京都に通えばよかったな。もったいないことをした。


f:id:snusmumriken2016:20220503204735j:image

昼間の雨の名残りで、濁流の鴨川。川床の準備が始まっているが、今日はとてもそんな気温ではない。丈が長めの撥水コートを着てきたけど、それでも寒い。


f:id:snusmumriken2016:20220503204749j:image

四条通りの突き当たりは八坂神社で、ここを右折して坂を登ると清水寺に出る。祇園の中心である花見小路も近いので、このあたりは観光客が多い。バスもタクシーもたくさん通る。


f:id:snusmumriken2016:20220503204738j:image

ちょうちんに灯りが入り、暮れ始めた周囲と相まってとても美しい。あわよくば御朱印を…と思ったけど、もうおしまいの時間だった。

 

先斗町「あぶり焼き かつの」で夜ごはん

生麩が食べたいというリクエストで、看板を眺めながら先斗町をそぞろ歩く。ゴールデンウィークだけあって「予約で満席」と札が出ている店もちらほら。他にもいろいろと美味しそうなメニューがあったこちらのお店へ入ってみた。

 

f:id:snusmumriken2016:20220503204746j:image

七輪だっ!歓喜!今日は寒くて体が冷えたので、直火が嬉しい。左上の四角いのが生麩で、七輪に乗っているのは九条ネギを詰めた厚揚げ。炙って薬味と特製タレでいただく。お通しのマグロも美味しかった。

 

f:id:snusmumriken2016:20220503204726j:image

炙らないメニューももちろんある。こちらはだし巻き卵のあんかけ。他にも豚唐揚げなど、出てくるもの全てが美味しい。偶然入ったのにとっても良いお店に当たって大満足の夜ごはんになった。

 

オークウッドホテル京都御池
f:id:snusmumriken2016:20220503204800j:image

今回の宿は「Oakwood Hotel Kyoto Oike」。大通りから一本入ったところにある、静かな雰囲気のホテルだ。オープンして一年もたっていないので、どこもかしこもとっても綺麗。それでいてお値段もかなり良心的。お部屋は少々狭めだけど、京都に来る人は観光メインでホテルでのんびりする時間もさほどないだろうし、必要なアメニティは全て揃っているのでまったく問題なし。

2日目に続く。