旅行情報物色中にたまたま見つけたこのプラン。
GWに行った京都がすごく楽しかったので、ブログ書き終わってないな…と思いつつ申し込んだ。ツアーと言っても新幹線は自由に時間を選べるし、もちろん添乗員もいない完全フリープラン。一人参加の追加料金無しでこの値段はめっちゃお得!
今回の旅のテーマ
①綺麗なお庭を見る
②カメラの練習をする
③抹茶スイーツを堪能する
『全国旅行支援』について
予約の1週間後、全国旅行支援が発表された。さらに次の旅行を物色していたら、この予約も対象になると旅行会社から連絡が。おお、ありがたやー。
(JTBから画像拝借)
①旅行代金割引
今回の旅は1泊2日交通付旅行商品なので割引は上限の8,000円になる、はず。
出発の3日前に旅行会社から「同意フォーム」というURLが送られてきて、そこに必要事項を入力。先払のプランだと旅行後に精算らしい。
②クーポン券
金曜夜泊なので3,000円。こちらはホテルで受け取り。
Crosta京都で手荷物発送
9:30、京都駅到着。
今回の旅行、全国旅行支援とは別に「ずらし旅クーポン」というのがついていた。平日に旅行すると色々な体験やサービスが受けられるらしい。
私はこれ、駅からホテルの手荷物配送サービスにした。ちなみに普通に頼むと片道1,000円。このクーポンは往復なので2,000円相当。
ちなみにこれ大正解だった!一泊だから大した荷物じゃないとはいえ、ずっと持ち歩くのは地味に疲れるし、コインロッカーに預けたら取りに来ないといけない。この年齢になると体力温存は大事。
雨の日や、キャリーケースの人にはとても良いサービスだと思う。
残念なのは場所がかなり分かりにくいこと…。地下一階の奥まったところにあるし、看板も直前にならないと出てないので、新幹線で来た人は探すのに手間取るかもしれない。
東福寺
京都駅から奈良線で一駅、「京都のお庭が綺麗な寺社10選〜」みたいなので見つけた東福寺へやってきた。駅名になっているだけあって広大な敷地を擁している。期待が高まる。
本堂で修復やってる!うわあ、近くで見たいよう!!あの大きい手はなんだろう?ここは大仏はないはず。
さて、有料区画のお庭へ。こちらは北斗七星を模した石庭。
寺院の庭は「何か」を現したものが多いよね。何がなんやら…というのも多い中、これはわかりやすいパターン。
今日は秋らしい良い天気で本当に気持ち良い。観光日和である。
床下にひっそりと瓦。なんか良いなー。いつか修理で使うのかな。
市松模様の苔。うーん素敵!家でもどこでも日当たりは重視されるけど、苔の美しさを見ると日陰もいいもんだよなと思っちゃう。
見て、このこんもりとした苔!かわいい!これは土を盛り上げてるのかな、それとも自然にこうなるのかな。
風化が進んで何の仏像かわからないけど、絶妙な傾きが趣がある。結婚記念写真を撮ってる人がいたけど、それも頷ける美しい庭だった。
無造作なようでいて、計算されている。なおかつきっちりと手入れされているのが美しい。これが「侘び寂び」というやつだろうか。
杉苔が美しい。
京都の紅葉は11月中旬からが本番。10月中旬の今はまだまだ。とはいえほんの少しずつ、紅葉が始まっている。観光客でごった返したりしていないので良い季節だと思う。
紅葉は日当たりの良いところから順番に進んでいくというのは本当なのかな。
東福寺は境内を流れる小川に木造の橋が3つかかっている。敷地も庭園もなかなか広いので、ゆっくり見て写真撮っていたら一時間半ぐらい経っていた。満足!
茶匠 清水一芳園 京都本店
今回はなんとしても絶対に抹茶スイーツを食べるのだという強い意志と、今日これから見たい場所と店の位置との兼ね合いと、スイーツでは満たされない空腹を解決するために選んだのは、東福寺から三十三間堂方面へ向かう道すがらにある「清水一芳園」。
牛みんちカレー 800円
肉肉しいミンチたっぷり、スパイシーで美味しい!辛いの苦手な人は要注意レベル。
清水パフェ 1,280円
お待ちかねの、抹茶スイーツ!下の方まで手抜きがなくて、抹茶がしっかり苦くて美味しい。そうよ、私は京都にこういうのを求めてたのよ。
智積院
さて、次にやってきたのは智積院。今回お庭の綺麗なところを探している時に見つけて初めて知ったお寺なんだけど、敷地も広くて綺麗に整備されてて、ありていに言うとお金持ちそうなお寺だった(笑)でも入場料は普通。
お庭の前に国宝を見る。撮影禁止なのでチケットを撮った。この桜の障壁画は胡粉を盛り上げて八重桜が表現されていて、絵の具その物を使って立体感を出している日本画にはあまりない表現が新鮮だった。長谷川等伯の息子が20代後半で描いたもので、彼はその翌年に亡くなったそうだ。この絵にエネルギーを出し切ってしまったのだろうか。
息子が亡くなった後に等伯が描いた、楓の絵。才を持つ息子を失って、等伯はどんな気持ちで秋の絵を描いたんだろうと思うと、ウルっと来た。
さて、中へ入る。
赤い実って、秋を感じるよね。千両かな、南天かな。
縁側に寝転がって、庭園を眺める。縁側が池上にかかっているので、覗き込むと鯉が見える。30分ほどゴロゴロダラダラ。観光客は一定数いるけど落ち着いた感じの人たちばかりなので、すごくリラックスできた。
写真撮影禁止だったんだけど、本堂の襖絵も素晴らしかった。京都全体の歴史から見れば割と最近描かれたもので、春夏秋冬の風景を描いた水墨画。洋画風の立体感や表現がありつつも日本画で、かつミニマルな表現がものすごく好みだった。もし私の家に和室があったら、こんなふすまにしたいなって思った。あー写真撮りたかったなー!
等伯の障壁画も素敵だったけど、私はこっちの襖絵がとても気に入った。
弘法大師?の法要?みたいな期間だったらしく、綺麗な幕が張ってあった。智積院は機会があったらまた来たい。僧坊に止まってみるのも面白いかもしれない。
三十三間堂
初めて三十三間堂に行く。修学旅行どころとしても有名なので、敷地や建物入り口が団体受け入れに整備されていて、観光寺院感が半端ない。
まず外をぐるっと回ると、その大きさに驚かされる。大きな寺院は多々あれど、ここまで長く大きな本堂というのは見たことがない。
反対側。お正月に新成人が振袖で通し矢をするので有名なところ。大学生の時、友達が参加してた。なるほど、ここだったんだね。
通し矢というのは昔から行われている競技だそうで、当然本堂にもガンガン当たるので、削れないように本堂が金属板で補強されている。本堂には昔刺さった矢が今もそのままになっていた。面白いねえ。
(写真は三十三間堂のHPから拝借)
中に入ると圧巻。ずらりと並ぶ仏様は本当に圧巻。一つ一つも素晴らしいけど、量にも圧倒される。これは、もっと早く見に来るべきだった!修学旅行生がたくさん来るのもよくわかる。この数を全てメンテナンスして陳列していることがすごい。本当にすごい!今日来たところは全部当たりだった!
さて、満足度高くホテルに向かう。三十三間堂から今日の宿がある四条烏丸まで、まずは京都駅に出ようとバスを待つも3本連続で満員。うーん、これは住んでる人はかなりきついだろうなぁ。少し歩いて七条から地下鉄に乗る。京都の地下鉄やバスはSuicaが使えるのが楽でいいよねー。
三井ガーデンホテル京都四条
乗り換えて四条まで行くつもりが、祇園四条で電話がかかってきたので話しながら歩いてホテルに行った。
パックツアーなのでホテルの選択権はないのだけれど、三井ガーデンホテル系列で変なところに当たったことはないので全く心配していない。金魚かわいい!!旅行支援のチケット3,000円分をチェックイン時に受け取った。
ちなみにホテルはかなり混んでいた。外国人観光客の入国時待機期間がなくなったこと、全国旅行支援が始まったことで観光客が激増しているんだろうなー。
お部屋はこんな感じ。広いしベッドも大きい!良いお部屋!お風呂はどんなだったかな…大浴場に行ったので使わなかった。家のお風呂が狭いんで、ホテルに大浴場があると嬉しいわ。
朝、京都駅で預けた荷物が部屋に!いやーこれは楽でいいわー。ホテル側としても、フロントで荷物やり取りするより先に部屋に入れた方が楽なのかもね。
遅いお昼にカレーとパフェという暴挙に出たため、どこかでご飯を食べるほどにお腹が空いていない。ホテルの隣のケーキ屋さんのアップルパイが有名で美味しそうだったので買った。あとはコンビニでちょっと買い足したりして今日の夜ごはんはおしまい。