ちょっと旅してくる

わが身ひとつで気ままに生きる。

京都の旅(初秋) 2日目

青蓮院

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ホテルをチェックアウトし、朝一番にやってきたのは知恩院横にある青蓮院。こちらもお庭が綺麗らしい。


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なんというか、文化財保護の現実を見せつけられた、という感じだった。

素晴らしい障壁画がありながら修理が行き届いておらず罅が入ったままだったり…。


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奥の壁、たるんでる。もったいない!!

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お庭もね、雰囲気や構造?はすごくいいんだけど苔の上に落ち葉が積もっていて、手入れが追いついていない感じだった。まあ、紅葉シーズンには少し早いのでお客さんが増えれば綺麗にするのかもだけど。

本尊の曼荼羅絵(国宝)は現物を飾るのが難しいのはわかるけど、その代わりの印刷物の質がめっちゃ低い。建仁寺風神雷神ぐらい精度の高い複製だったらなあ!その割に新造の建物があったり商業作家の襖絵があったり、なんかチグハグな印象を受けた。

と、全体的になんか色々惜しい!って感じだった。けどね、これは外野の意見で実現が難しいのもわかるんだ。古いものを修理するのは新しいものを作るよりお金がかかるし、しかも維持するためにはこれまた半永久的にお金がかかり続ける。だからといって、黙ってても観光客が押し寄せるわけではない宗教施設がプラスアルファの利益を出す為にできることって、限られてるんだろうね。

 

ぎをん小森

さて。昨日に続き京都らしいスイーツが食べたくて、甘味処に向かう。しかし今日は好きなだけ時間が使えるわけではないため、1回転目に入りたくて開店20分ぐらい前から並んだ。

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抹茶わらびもち 1,300円

わらびもち、とぅるんとぅるん!抹茶の味が濃く、黒蜜の甘さがちょうど良くてめっちゃ美味しい!これは一回食べて損はない!

 

晦庵 河道屋

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引き続きお昼ごはんに向かう。蕎麦ぼうろを調べていたら河道屋が蕎麦屋をやっていると知った。これは行ってみるっきゃない!

 

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鴨南蛮・きのこごはん 1,500円

さっきわらびもち食べたばかりなのにごはんまで頼んでしまって食べ切れるだろうか…と思ったけど、そばもごはんも小さめだったから大丈夫だった!鴨南蛮は出汁の効いた薄味で、ああ関西風だなーと嬉しくなった。久しぶりに鴨を食べて美味しかった。

 

時代祭

今日のメインイベントは時代祭!京都の折々の時代の衣装を来た人が練り歩くらしい!

だったのだが…結果的に色々失敗した感が強かった。まず、有料観覧席を予約したはいいけど、当たった席は日を遮るものが一切ない場所で暑い&日焼け不可避でかなりしんどかった。しかも見物客もそれほど多くなかったので、優良観覧席を取るほどでもなかった…。

 

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笛の音とともに、先頭がやってきた。期待が高まる!


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おおー、笛いっぱいいる!


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人は続々とやってくるが、手を振ったり演技したりがほとんどないので、掛け声や拍手などもほとんどないまま淡々と過ぎていく。

はて「祭り」とは何ぞや?


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無表情の和宮。美人なのになんか怖い。


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巴御前かわいい〜!!ニコニコしてる!

 

…えー、あとは昔の衣装を着た人が静かに通り過ぎてゆくだけだったので写真は割愛。なんか想像と色々違ってた!!

京都在住の同僚に聞いたところ、京都の祭りは「こういうもの」、つまり静かなんだそうな。

私は関東住みなのでお祭りと言ったらワッショイワッショイが当たり前で、今まで各地で見たお祭りも概してそんな感じだったけど、さすが伝統と文化の京都だけあってか、一般庶民が参加するお祭りも神事とか祭祀に近いのかなと思った。

まあ、次来ても見ることはないかな(笑)

 

帰ります

あまり遅くなりたくないので、時代祭が終わったら京都駅へ向かう。Crosta京都で荷物受け取り。この荷物配送サービスにはだいぶ楽をさせてもらったなー!

今回は一泊二日だったけど、一人旅なので自分の好きな場所で好きなように時間を使って満足度の高い旅だった。京都は無限に見るとこあるので、またそう遠くないうちに行きたいな!

 

おみやげ

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旅行割でもらったクーポンを費やし、河道屋の蕎麦ぼうろをたくさん買った!それと前述の同僚おすすめの茶の菓。ラングドシャフォンダンショコラのセットになったもの。これは有名らしくて、前に来た時友達が買っていた記憶がある。抹茶の味がガツンと来る本物だった!美味しい!

 

おしまい。

ぷらぷら鎌倉 ビゴの店・八十小路・CIAO'S

いざ鎌倉

 

2023年、松も明けたので正月飾りを納めに行く。

 

鶴岡八幡宮

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9:30、三の鳥居に到着。やっぱり新年は八幡宮からでしょう。初詣客はそこそこいるけど、三が日の混雑に比べたら天国だね。

 

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納め所は舞殿の左側。これは昔から変わらない。お札・お守り…などと書いてあって正月飾り大丈夫かな?と思ったけど、正月飾りは左側に置いてある大八車に納める形だった。

私が納めた正月飾りは青山フラワーマーケットのもので、オアシスとかも入ってたからどうだろう…と思ったら「包みごとお受け取りしますねー」と丸ごと納めさせてもらえた。よかった!

 

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本殿ヘ向かう。適度に警備員が配置されてて、誘導もしっかりしてていいな!


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参拝後、やっぱりやりたいおみくじ!以前はおみくじの入った箱を振って、そこから出てきた棒に書かれた番号の紙を巫女さんがペラっと渡してくれる感じだったけど、今はやっぱり接触を可能な限り避ける方向になっている。


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私は鳩みくじが好き。小さい鳩のお守りがついてくる、これが可愛くて好き。今年は小吉だった。ほんのり良いことが書いてあって嬉しかった。



ビゴの店 モン・ペシェ・ミニョン

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鶴岡八幡宮から徒歩5分ほどのところにあるパン屋さん。駅からけっこう離れているし、大体いつも行列してるし、値段もまぁまぁ高いんだけど、鎌倉にあるパン屋さんの中で一番好きな店。なぜかというと…


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美味しいから!そして種類が多くてテンションが上がるから!

外に並んでいる間、ずらっと並ぶ美味しそうなパン達を眺めて今日はどれを買おうか…と考えるのがこの上なく楽しい。ショーウィンドウ側には色とりどりの果物にナパージュがかかったパイや具たっぷりのピザトーストがずらりと並んでいて、てらてら光って美味しそうなパン達を眺めているだけでめっちゃテンションが上がる。奥に入ると食パン、バゲット、リュスティックなどの食事パンや、サンドイッチ、バゲッドサンドなど今すぐ食べられる系のおかずパンなど種類は本当に豊富。もーあれもこれも買いたい!

しかし入店した途端に目移りしまくって、いつもてんでバラバラな種類のパンを買ってしまうのであった。

 

豊島屋菓寮 八十小路
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10:30、ビゴの店からてくてく歩いて小町通り付近に戻ってきた。今日はこのお店のオープンに合わせて行動していたのだ!


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目的はこちら「本わらび餅」!できたてなので温かい!食感トゥルントゥルン!

外が寒いから、ほうじ茶が美味しいわー。お店も静かで落ち着く…。ちなみにお冷は柚子の香り。あー柚子の入浴剤買って帰ろう…。

客層はかなりバラバラで、家族連れも若いカップルもお一人様もいた。開店と同時にしらす丼みたいなご飯ものを頼んでいる人もいれば、甘味の人もいる。メニューはそれほど多くないけど、落ち着いた雰囲気だし、ちょっと休憩するにはとてもいいと思う。

豊島屋は鎌倉のためにいろいろ頑張ってくれているお店なので、これからもいろんな形で応援して行きたい。

 

CIAO' S

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駅前のノースフェイスを経由し11:30、肉まんのお店に行きたくて裏駅にやってきた。裏駅のこのあたりは小さくていいお店がたくさんあるはずなんだけど、まだまだ全然攻められてないんだよなー。

 

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今日はNOW饅というのを買ってみた!うずらの卵やたっぷりの肉餡が入っていて美味しい!サイズはそれほど大きくないんだけど、皮が厚手で食べ応えがある。

 

帰ります

11:45、だいぶ人が増えてきた。予定していた諸々は達成したし、そろそろ帰ろうかな。鎌倉は山がちで日当たりの悪いところはあるけど、海が近いエリアは極端に寒くなることは少ないので、冬はけっこうおすすめ。

 

2022年のまとめ

旅行のこと

今年の宿泊を伴う国内旅行は沖縄3回、京都2回、奈良1回、青森1回、山梨1回、合計8回。国内旅行、振り返ればけっこう行っている!

海外旅行はゼロ。流石に今年はまだ難しかった。エアアジアのオンラインクレジット約10万円が失効したのは痛かったな…しかしご時世には逆らえない。やむを得ない。

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家のこと

前半はクローゼット内に照明をつけたり寝室にタイルカーペットを貼ったり玄関壁に姿見代わりの鏡を貼ったりして、日々の生活が快適になった。後半は好きなイラストレーターの個展で絵を買い、ルイスポールセンのフロアライトを買い、ドルチェグストを導入し、日々の生活が優雅になった。年末に、電気代高騰と災害対策で石油ストーブを買った。

季節感を取り入れたいけど部屋がゴチャゴチャするのは嫌…という矛盾した欲求があって、季節感は玄関インテリアで取り入れることにした。リビングや寝室をもう少し温かみがある雰囲気にしたいとは引き続き思っているけど、どうしたらいいのかは全くわからない!装飾的な部分は時間をかけて整えていくことにしよう。

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仕事のこと

出張や他部署への応援も少なく、腰を据えて自分のペースで働くことができた。週3回は出社、週2回は在宅勤務という勤務形態でほぼ1年過ごした。

ここ数年は長期&頻繁な出張とコロナのあれこれで勤務地や勤務形態がめちゃくちゃだった。旅好きだし、常にノートパソコンを背負って頻繁にスーツケースを転がしている生活に耐性があると自分では思ってたけど、落ち着いた1年を過ごして振り返ると、やっぱり旅と出張は全然違うし、普段は安定した生活を送りつつスパイス的に出張や旅行をする…といった形が性に合っているかなと思う。

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お金のこと

何年も前からずっと憧れていた高級時計をとうとう買って、軽く1年分ぐらいの貯金を吹っ飛ばした。でも満足感がほんとにすごくて、買ったことに全く後悔はしていない。

思い返せば私の買い物は「かわいい!」とか「素敵!」とかいう純粋な欲求だけ決めることはほとんどなくて、実用性とか耐久性とか必要性とか費用対効果とか、そういうものをこねくり回した末に買ったものばかりだ。でも、人生のうちで1回ぐらい、合理性至上主義から解き放たれて、ただ自分の欲求に任せて高級品を買ってみたのも良い経験だったなと思う。

ということで資産形成は少々停滞したけれど、「つみたてNISA」と「iDeCo」は満額、加えて投資信託日本株・外国株を少々運用し、ふるさと納税も上限額いっぱいやっている。来年も今年と同じぐらいのペースで貯蓄をしていく予定。

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まとめ

というわけで、2022年はコロナも少々落ち着いたので国内旅行に精を出し、適度に働き、家を整え…となかなか充実した1年だった。

このブログは基本的に私の日記と備忘録なので、他にやるべきことが立て込んだりすると滞ってしまうことも多いのだけれど、そんなとっ散らかった状態でも投稿にはてなスターをつけてくださる方々には本当に感謝しています。いつもありがとうございます!

来年はJALのマイルが大量に有効期限を迎えるため、久しぶりに海外へ足を伸ばす所存。

2023年も引き続き、流されるのではなく、自分の力で泳いでいきたい。

 

京都の旅(初秋) 1日目

旅行情報物色中にたまたま見つけたこのプラン。

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GWに行った京都がすごく楽しかったので、ブログ書き終わってないな…と思いつつ申し込んだ。ツアーと言っても新幹線は自由に時間を選べるし、もちろん添乗員もいない完全フリープラン。一人参加の追加料金無しでこの値段はめっちゃお得!

 

今回の旅のテーマ

①綺麗なお庭を見る

②カメラの練習をする

③抹茶スイーツを堪能する

 

『全国旅行支援』について

予約の1週間後、全国旅行支援が発表された。さらに次の旅行を物色していたら、この予約も対象になると旅行会社から連絡が。おお、ありがたやー。

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(JTBから画像拝借)

①旅行代金割引

今回の旅は1泊2日交通付旅行商品なので割引は上限の8,000円になる、はず。

出発の3日前に旅行会社から「同意フォーム」というURLが送られてきて、そこに必要事項を入力。先払のプランだと旅行後に精算らしい。

②クーポン券

金曜夜泊なので3,000円。こちらはホテルで受け取り。

 

Crosta京都で手荷物発送

9:30、京都駅到着。

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今回の旅行、全国旅行支援とは別に「ずらし旅クーポン」というのがついていた。平日に旅行すると色々な体験やサービスが受けられるらしい。
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私はこれ、駅からホテルの手荷物配送サービスにした。ちなみに普通に頼むと片道1,000円。このクーポンは往復なので2,000円相当。

ちなみにこれ大正解だった!一泊だから大した荷物じゃないとはいえ、ずっと持ち歩くのは地味に疲れるし、コインロッカーに預けたら取りに来ないといけない。この年齢になると体力温存は大事。

雨の日や、キャリーケースの人にはとても良いサービスだと思う。

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残念なのは場所がかなり分かりにくいこと…。地下一階の奥まったところにあるし、看板も直前にならないと出てないので、新幹線で来た人は探すのに手間取るかもしれない。

 

東福寺

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京都駅から奈良線で一駅、「京都のお庭が綺麗な寺社10選〜」みたいなので見つけた東福寺へやってきた。駅名になっているだけあって広大な敷地を擁している。期待が高まる。

 

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本堂で修復やってる!うわあ、近くで見たいよう!!あの大きい手はなんだろう?ここは大仏はないはず。


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さて、有料区画のお庭へ。こちらは北斗七星を模した石庭。

寺院の庭は「何か」を現したものが多いよね。何がなんやら…というのも多い中、これはわかりやすいパターン。

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今日は秋らしい良い天気で本当に気持ち良い。観光日和である。


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床下にひっそりと瓦。なんか良いなー。いつか修理で使うのかな。


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市松模様の苔。うーん素敵!家でもどこでも日当たりは重視されるけど、苔の美しさを見ると日陰もいいもんだよなと思っちゃう。


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見て、このこんもりとした苔!かわいい!これは土を盛り上げてるのかな、それとも自然にこうなるのかな。


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風化が進んで何の仏像かわからないけど、絶妙な傾きが趣がある。結婚記念写真を撮ってる人がいたけど、それも頷ける美しい庭だった。


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無造作なようでいて、計算されている。なおかつきっちりと手入れされているのが美しい。これが「侘び寂び」というやつだろうか。


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杉苔が美しい。


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京都の紅葉は11月中旬からが本番。10月中旬の今はまだまだ。とはいえほんの少しずつ、紅葉が始まっている。観光客でごった返したりしていないので良い季節だと思う。


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紅葉は日当たりの良いところから順番に進んでいくというのは本当なのかな。

 


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東福寺は境内を流れる小川に木造の橋が3つかかっている。敷地も庭園もなかなか広いので、ゆっくり見て写真撮っていたら一時間半ぐらい経っていた。満足!

 

茶匠 清水一芳園 京都本店

今回はなんとしても絶対に抹茶スイーツを食べるのだという強い意志と、今日これから見たい場所と店の位置との兼ね合いと、スイーツでは満たされない空腹を解決するために選んだのは、東福寺から三十三間堂方面へ向かう道すがらにある「清水一芳園」。

 

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牛みんちカレー  800円

肉肉しいミンチたっぷり、スパイシーで美味しい!辛いの苦手な人は要注意レベル。

 

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清水パフェ 1,280円

お待ちかねの、抹茶スイーツ!下の方まで手抜きがなくて、抹茶がしっかり苦くて美味しい。そうよ、私は京都にこういうのを求めてたのよ。

 

智積院

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さて、次にやってきたのは智積院。今回お庭の綺麗なところを探している時に見つけて初めて知ったお寺なんだけど、敷地も広くて綺麗に整備されてて、ありていに言うとお金持ちそうなお寺だった(笑)でも入場料は普通。


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お庭の前に国宝を見る。撮影禁止なのでチケットを撮った。この桜の障壁画は胡粉を盛り上げて八重桜が表現されていて、絵の具その物を使って立体感を出している日本画にはあまりない表現が新鮮だった。長谷川等伯の息子が20代後半で描いたもので、彼はその翌年に亡くなったそうだ。この絵にエネルギーを出し切ってしまったのだろうか。

 

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息子が亡くなった後に等伯が描いた、楓の絵。才を持つ息子を失って、等伯はどんな気持ちで秋の絵を描いたんだろうと思うと、ウルっと来た。

 

 

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さて、中へ入る。


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赤い実って、秋を感じるよね。千両かな、南天かな。


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縁側に寝転がって、庭園を眺める。縁側が池上にかかっているので、覗き込むと鯉が見える。30分ほどゴロゴロダラダラ。観光客は一定数いるけど落ち着いた感じの人たちばかりなので、すごくリラックスできた。

写真撮影禁止だったんだけど、本堂の襖絵も素晴らしかった。京都全体の歴史から見れば割と最近描かれたもので、春夏秋冬の風景を描いた水墨画。洋画風の立体感や表現がありつつも日本画で、かつミニマルな表現がものすごく好みだった。もし私の家に和室があったら、こんなふすまにしたいなって思った。あー写真撮りたかったなー!

等伯の障壁画も素敵だったけど、私はこっちの襖絵がとても気に入った。


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弘法大師?の法要?みたいな期間だったらしく、綺麗な幕が張ってあった。智積院は機会があったらまた来たい。僧坊に止まってみるのも面白いかもしれない。

 

三十三間堂

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初めて三十三間堂に行く。修学旅行どころとしても有名なので、敷地や建物入り口が団体受け入れに整備されていて、観光寺院感が半端ない。

まず外をぐるっと回ると、その大きさに驚かされる。大きな寺院は多々あれど、ここまで長く大きな本堂というのは見たことがない。


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反対側。お正月に新成人が振袖で通し矢をするので有名なところ。大学生の時、友達が参加してた。なるほど、ここだったんだね。


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通し矢というのは昔から行われている競技だそうで、当然本堂にもガンガン当たるので、削れないように本堂が金属板で補強されている。本堂には昔刺さった矢が今もそのままになっていた。面白いねえ。

 

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(写真は三十三間堂のHPから拝借)

中に入ると圧巻。ずらりと並ぶ仏様は本当に圧巻。一つ一つも素晴らしいけど、量にも圧倒される。これは、もっと早く見に来るべきだった!修学旅行生がたくさん来るのもよくわかる。この数を全てメンテナンスして陳列していることがすごい。本当にすごい!今日来たところは全部当たりだった!

 

さて、満足度高くホテルに向かう。三十三間堂から今日の宿がある四条烏丸まで、まずは京都駅に出ようとバスを待つも3本連続で満員。うーん、これは住んでる人はかなりきついだろうなぁ。少し歩いて七条から地下鉄に乗る。京都の地下鉄やバスはSuicaが使えるのが楽でいいよねー。

 

三井ガーデンホテル京都四条

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乗り換えて四条まで行くつもりが、祇園四条で電話がかかってきたので話しながら歩いてホテルに行った。

パックツアーなのでホテルの選択権はないのだけれど、三井ガーデンホテル系列で変なところに当たったことはないので全く心配していない。金魚かわいい!!旅行支援のチケット3,000円分をチェックイン時に受け取った。

ちなみにホテルはかなり混んでいた。外国人観光客の入国時待機期間がなくなったこと、全国旅行支援が始まったことで観光客が激増しているんだろうなー。


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お部屋はこんな感じ。広いしベッドも大きい!良いお部屋!お風呂はどんなだったかな…大浴場に行ったので使わなかった。家のお風呂が狭いんで、ホテルに大浴場があると嬉しいわ。


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朝、京都駅で預けた荷物が部屋に!いやーこれは楽でいいわー。ホテル側としても、フロントで荷物やり取りするより先に部屋に入れた方が楽なのかもね。

 

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遅いお昼にカレーとパフェという暴挙に出たため、どこかでご飯を食べるほどにお腹が空いていない。ホテルの隣のケーキ屋さんのアップルパイが有名で美味しそうだったので買った。あとはコンビニでちょっと買い足したりして今日の夜ごはんはおしまい。

 

ぷらぷら鎌倉 KIBIYAベーカリー・Pho RASCAL・DAILY by LONG TRACK FOODS

いざ鎌倉

朝イチに予約してあった用事を済ませて9時半、さて何をしようか。ということで久しぶりに鎌倉にやってきた。目的は、明日のパンを買うこと、新しい靴の足ならしをすること、今日のランチを済ませること。

 

KIBIYAベーカリー

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裏駅の御成通りにある隠れ家的パン屋。鎌倉のパン屋ランキング一位らしい。名前は知っていたけどきたことがなかった。というか私は別のパン屋が一位だと思っていたので、こっちが一位だと聞いてちょっと驚いたのだった。朝10時の開店直後に到着、すでに人が並んでいる…!すごいな人気のパン屋は。


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売っているパンは自然派的こだわりのありそうなパンが多かった。私はライ麦バゲットと黒糖パンを購入。中は写真撮影OKだったんだけど、店内かなり狭く入場制限している上に、どでかいタブレットでずっと写真撮ってる人がいて、次のお客さんも待っていたのでサッと出てきた。

 

材木座海岸

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たまには海でも見るか…と海岸までテクテク歩く。普段行くことのあまりない材木座海岸側に降りてみた。夏が終わった海は、びっくりするほど人がいなくて、静かだった。日差しもほとんどなく、涼しくて気持ちいい。新しい靴で砂浜に降りたとき、失敗した…!と思ったけど、昨日けっこう雨が降ったせいで砂が舞うことがなく、靴を汚さずに何とか歩けた。


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海の上には、逗子方面から出たと思われるウィンドサーフィンがたくさんいた。今日は少し風があるから、ウィンドサーフィンにはいいかもしれない。


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最近ちょっと疲れているのか、人がたくさんいるところ、賑やかなところにいると脳みそがすぐ情報過多になってすごく疲れてしまう。元々静かなところが好きだし、一人でいることも好きだ。でも他の人の目があると、寂しそうだなと思われているんじゃないかと気になってしまう。まるで目的を持って歩いているかのようにシーグラスなど拾ってみた。このガラスは元々なにで、どこから来たんだろうね。

 

Pho RASCAL
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11時少し過ぎ、お昼はどこで何を食べようかと考えながら駅の近くに戻ってきた。連売の近くにあるこのお店、行ったことないから入ってみよう。


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普通のフォーを頼もうと思っていたら、隣の人が食べていた「カオソーイ」がとっても美味しそうだったのでカオソーイにした。つけ合わせの野菜もついてくる。ピリ辛の肉そぼろが美味しい!春巻きや手作りジュースも美味しそうだった。

 

DAILY by LONG TRACK FOODS
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連売の中にあるデリカテッセン、クッキーやパウンドケーキ、マリネなどが売っている。私はここのキャロットケーキが好きなので、いつも買う。前買ったレバーペーストも美味しかったなー。観光客にはアイスが人気のようで、クッキーサンドアイスを買っている人が多かった。

 

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今日はキャロットケーキと、チーズ&ペッパーのクッキーを買った。おいしそう…!!お酒を飲まないのに、酒のつまみになりそうなものが大好き。

 

帰ります

12時。うん、いい時間だ。観光客も増えてきたことだし、今日は朝早くから活動しているので、早めに家に帰ってのんびりしよう。サッと行ってサッと帰る鎌倉。

ではまたね。

秋田・青森の旅 おみやげ編

お土産をたくさん買ったので紹介するよ!

 

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「ドライリンゴとナッツ」瞬殺だった。もっとたくさん買って来ればよかった…。

「リンゴ玄米茶」うっすらりんごの味と香りがして、冬になるのが楽しみ。

「金魚ねぷた羊羹」もうこの、お祭りの金魚すくいの袋に入っているのがとにかくかわいい!


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「農家が干したりんご」パリパリに乾ききる前、ほとんど水分は無くなっているけどまだ柔らかいみたいな状態。品種ごとに細かく販売されていて、それぞれのりんごの特徴が味わえる。

「りんごスティック」有名なラグノオが作っているアップルパイのようなお菓子。1個200円ぐらいでバラマキ土産にはちと高いけど味は間違いない!会社の人にもとても好評だった。


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弘前こぎん研究所で買った、こぎんりんごポーチ、コースター、くるみボタン。伝統柄なはずなのに、モダンに見える不思議。りんご柄めっちゃかわいくない?コースターは家で使う用。グレーは我が家のインテリアに合う。くるみボタンはゴムを買ってきてヘアアクセにする予定。


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「ひばりんご」ひばの木をりんご型に削ったもの。とってもいい香りがする。大中小あって、これは大。本物のリンゴとほぼ同じサイズ。インテリアはある程度の大きさがあった方が映えるので。ちなみに香りが飛んだらヤスリをかければまた香るらしい。私はやらなそう…。

「ブナのスプーン」白神山地の入り口で購入。このカレースプーンの使い勝手がとてもよい!

「ひばオイル」この量で1,300円ぐらいは安い!と思って買ってきた。枕元のアロマストーンに垂らして安眠効果を狙ってる。

「リンゴ蜂蜜」ランプの宿の売店で買った蜂蜜。650円とこちらもお安い。とてもあっさりして、えぐみの全然ない上品な味。


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「生うに」青森魚菜センターで2,400円。奮発した!帰ってきて量ったら、大体100gほど入っていた模様。うちの近所のスーパーでは、同量同額でゆでウニになる。


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豪華にウニ丼!これで半分ぐらいかな!他にも写真撮る前に食べちゃったり人にあげちゃったりしたものもあって、実際はもうちょっと買ってる。青森旅、満喫いたしました!

秋田・青森の旅 5日目

青森へ移動

今日は最終日。青森へ移動する。シードルなど買って荷物が重くなったので、ホテルからタクシーで駅に向かった。運転手さんとねぷたの話をしていて「あちこち違いがあるけど、やっぱり自分の街のねぷたが一番」と言っていたのが印象的だった。ウンウンおっしゃる通り。お祭りは地元の文化、観光客が多ければ、華やかであればいいというものではなくて、生まれ育った町とその思い出の中にも大きな価値がある。

 

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弘前駅の飾り。あー金魚ねぷたかわいい…。ちなみに青森行きの電車は都会に住んでいる人間からするとびっくりするぐらい少なくて、来たのに乗ればいいやとテキトーに駅に行くととんでもなく待つことになるから注意すべし。


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噂の「全部りんごジュースの自販機」を発見!なんなら全部買って試したかったけど、いかんせんシードルがスーツケース内で幅を取りすぎている…。

 

青森到着

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青森駅は海のすぐ近くにあって、今は使われていない青函連絡船が止まっている。『津軽海峡冬景色』の世界だ。本州の北にやってきた!という気持ちを強く感じる。

 

ねぷたミュージアム ワ・ラッセ

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日程の関係で青森ねぷたは見られないので、博物館にやってきた。そうそう、私の想像していたネプタはこういうやつ!

これは去年の金賞?最優秀賞?の作品。女性が大きく作られているねぷたは初めて見た。基本的に武者絵調一辺倒の男性像に対し、日本画美人画ねぷたの良いところ取りをしたような優美な女性像を見ると、ねぷたに女性像が登場したのはおそらくつい最近のことではないかと感じた。

女性像は男性像とまた違う華やかさがありとても魅力的だった。

 

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近くで見るとこの立体造形の細かさに舌を巻く。LEDの普及で一番メリットを享受しているのはねぷたでは?と思った。


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もちろん男性像も迫力があって素敵です。この白いポコポコは雪を表しているみたい。あとこの写真だと横顔がビミョーに写ってるだけなんだけど、悪役の顔は青い隈取りをしていて、歌舞伎と同じ表現なんだなとちょっと面白かった。

 

りんごジェラート3点盛


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ワ・ラッセの隣にある大きいお土産物屋にあるジェラート屋さんは、りんごの種類ごとにジェラートを出している。トリプルを頼んで食べ比べ。品種によって全然味が違うのが面白い。

 

青森魚菜センターでのっけ丼

 

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Youtubeの観光案内にもガイドブックにも必ず載っている「のっけ丼」を食べるべく、魚菜センターにやってきた。まずチケット綴りを買い、そのチケットをお刺身に交換してもらって自分の食べたい丼を作っていくのだ。ちなみに私たちが行く直前に値上げがあったらしく、2,000円になっていた。


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店によってサイズや品物が少しずつ違うので、ぐるぐる回って自分の欲しいものを探す。基本的には海鮮だけど、卵焼きは根強い人気があるようで置いている店がけっこうあった。


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私の作った丼どーん!ボタンえび、たこ、いか、ホタテ、タイ、ネギトロ、いくら、ぶり、あと下の方に埋もれているものあれこれあって全部は覚えてないけど超豪華!そして新鮮でめっちゃ美味しい!

今日はねぷたがあるので、おそらく年内で最も混雑する日だったと思う。ものすごい大行列だったし、途中でご飯が足りなくなったりしてた。けどこれは待った甲斐があった!

 

帰ります

ということで、リゾートしらかみに乗れなかったハプニング以外は予定してたところに全て行って満喫できた青森旅、これにて終了。

いやー楽しかったわぁ。できれば青森ねぷたは改めて見に行きたい!