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アイスランドの旅 6日目 帰国の準備、第5回オーロラ鑑賞ツアー

9:00 起床

今日は夜にオーロラ鑑賞ツアー(2日目の振替)があるが、それ以外は特に予定がない。明日早朝に帰路に着くため、荷物のパッキングやお土産集めをするだろうとあえて何も予定をいれなかった。

昔の私だったら旅先でこんな時間の使い方もったいない、時間の限り何かしようと思っただろう。最近は、その時の気分でやりたいことや自分が心地よいことをするのもいいじゃない、と思うことが多い。

あと現実問題として、この時期のアイスランドは朝9時は日の出前は真っ暗なので、観光地巡り的な行動はしづらい。

 

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昨晩食べきれなかったフィッシュ&チップスのポテトを持ち帰ってきたので、フライパンでシャッキリさせて朝ごはんの一品に。なんか豪華に見える!!

 

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まあ散歩ぐらいしようじゃないかということで、スーパーへ向かう。スーパーばっか行ってるなと思うけど、好きなんだよねぇ。途中にあった家の壁画がかわいかった。


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特になんということのない街並みの写真が、観光名所の写真よりも後からグッときたりする。


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Kronanに来た。このスーパーはサンドウィッチなどチルド食品のほかに、温めれば食べられる系のパックもたくさん売っている。こういうのイギリスでも食べたな。レイキャビクのランチは3,000Krから、夜はそれ以上が外食相場だけど、キッチン付きの宿泊施設に滞在すればこういう半調理食品を活用して食費を抑えることは可能だと思う。

めでたくオーロラも見れたことだし、大手を振ってオーロラの写真がついたチョコレートを買う。


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アパートメントに戻って昼ごはん。SEABARONのロブスタースープが美味しかったので、Kronanでシーフードスープを買ってみた。色は似てるけど味はエビがそんなに強くない。そりゃそうか。右は日本から持ってきた、確か会社で非常用備蓄の入れ替えがあった時にもらったアルファ化米。常食する気にはならないけど、災害時の緊急ごはんとしては十分な美味しさだった。平時に試しておくのは大事よね。

 

HOPPが気に入ったのでまた乗って、あてもなく街を走ってみる。明るい時間が限られているので、10時〜16時頃は外に出るようにしていた。


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ロシアチックな建物発見。アイスランドとロシアは昔から色々あるらしい。距離が近いと、仲が悪くても付き合いをなくせないし難しいよね。


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レイキャビクで一番歴史のある学校らしい。ヨーロッパらしい雰囲気。

ところで最近の日本のどこを見ても画一的な建物はあれなんとかならないのかね。味も個性も文化の香りもない、どこに行っても同じようなものばかり。ほんとつまらない。小学校にあった木造校舎は良かったなあ。


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チョルトニン湖にまた来た。街のすぐ近くに湖があるって素敵だなーと、この湖を見ると思う。日本で街中にある水場と言ったらせいぜいお城のお堀ぐらいかな。今度は逆方向で一周する。今日は白鳥が岸近くにいっぱいいていい感じ。


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誰か座っているのだと思ったら彫刻だった…!!これ結構驚く。


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チョルトニン湖の近くは旧市街とでもいうのだろうか、古くて可愛い建物がたくさんあって、見ているだけで楽しい。これは国会議事堂らしい。小さいね!そしてぱっと見、警備員などもいない。民主主義発祥の地はやはり民度が高いのだろうか。


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ただのICEWEARのお店もなんだか可愛い。そろそろ30分近く乗っているので、ここからは歩くことにする。


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日本では絶滅したと思われるフライングタイガーがあった。久しぶりに見たら、キッチュでこれはこれで可愛い。ヨーロッパと日本では建物の建材も内装も窓の大きさも違うから、こちらでは可愛く見えても日本だとチープに見えちゃうのかなーと思ったり。


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ポンチョめちゃくちゃ可愛い!欲しい!と思ったけど、実際いつどんなタイミングで着るかを思い浮かべることができず、結局買えなかった。空港で見かけた人は、小さいハンドバッグを持っているだけだったた。ショルダーバッグやバックパックにポンチョを合わせるのは難しいのかな。ファッションに詳しい人なら上手く使えるのかも。

 

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夜に備えて仮眠をして、夜ごはんは昼に続いて日本からの持ち込み食品を消費する。旅を振り返ってみれば、買い物する時間も十分あったし持ち込みがどこまで有効だったかは分からない。ただ、環境の違うところで一人旅となると、万が一体調を崩した場合などはこういうのが役に立つこともあるので、使わなかった=不要でないのが難しいところ。今回はスーツケースが大きくて、これくらいの余分なスペースはあったのでOKかな。

 

20:30 オーロラ鑑賞ツアー

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今日のオーロラ予報は【low】。しかし一昨日なかなかのオーロラが見られた時は【Modelate】だったし、【High】【VeryHigh】でも出ない日があったので、これだけで諦める必要はないと思う。

今夜の観測場所はもうすっかりお馴染みになったシングヴェトリル国立公園、場所も前回とほぼ同じ。

せっかくなので前回陣取ったマンホール&コンクリートエリアを探し、カメラをセッティングしてしばらくすると、ガイド氏が「オーロラ出てるよ!」と声をあげた。

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あ、確かに少し出てるかも。頭上は晴れているのだけれど、オーロラの光が弱い上に地平線付近は雲があって見づらい。肉眼だとオーロラと雲の区別をつけるのは少々難しい。周囲の反応も芳しくない。雲がどいてくれればきれいなオーロラが見られそうなのに!

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しばらくするとカメラにもそれなりに映るようになってきた。かなりしっかりしたオーロラが出ている気配はあるが、なんせ雲の向こう。写真を撮るとその状況がよくわかる。これは雲がどいてくれないとどうにもならない。うーん、これは果たして見えたと言えるのか?シャッタースピードやISOの調整でどうにかなるものではない。先日それなりのものを見てしまったため、目が肥えているかも知れない。早々に写真撮影は諦め、タイムラプス撮影に移行した。


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タイムラプスは初期設定の2秒300回で撮影していて、600秒=10分間撮影するんだけど、その間2秒おきに写真撮影が終わった時と同じように液晶に画像が表示され、シャッターを切る時に暗くなり、また液晶に画像表示で明るくなる。

こういう暗いところだとカメラが点滅を繰り返しているように見えて人目を引くようで、今日は参加者に話しかけられてしまった。

「そのカメラって写真?それともビデオ撮影してるの?結構綺麗に撮れたりする?私の携帯だとオーロラが全然写真に映らないんだよねぇ…」みたいな話から、いやこれはタイムラプスで…みたいな説明をすると、なんせタイムラプスの撮影中は特に何もやることがないのでこちらが話相手になると思ったのかガンガン話しかけてくる。で、動画が欲しいというので撮影が終わるまで横で色々喋るわけ。聞けば彼女はニューヨークから来ているらしく、同行の友達も寄ってくる。

私の英語力はかなりプアで、自分の要求を必要な時に伝えることぐらいはできるけど、こういう雑談や会話を何往復も楽しめるレベルではない。早口で有名なニューヨーカーの質問攻めにとてもではないけれど対応できず、「あまり英語が得意でないので、ゆっくり喋ってもらえます?」というやつをとうとう言ってしまった。

もちろんそう言えば彼女たちはゆっくり(しかも簡単な単語で)話してくれるし、お互いに「ゆっくりってば!」みたいなことを言い合って気遣ってくれるんだけど、そうなると向こうもあまり話しかけたら可哀想かな…みたいな雰囲気になってどうしても会話が途切れてしまう。

こういうことがあると、あーやっぱりもう少し英語を勉強しないとなぁ…と思う。


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オーロラが出始めてから1時間はたっていないかもしれないが、雲が動きそうにない様子だからか、ガイド氏からバスに戻るように言われた。

私のオーロラチャレンジは今夜が最後だ。今日の雲は残念だったけど、4日目にしっかりしたオーロラを見たせいか悔しいという気持ちはない。

バスの中は微妙な雰囲気だったけど、今日は見られなかったものとして振替になるらしい。有効期間は2年だと言っていたけれど、さすがに2年以内にアイスランドを再訪する可能性は非常に低いなぁ。

 

0:25 帰宅

帰りのバスの中で前上司からLINEが来た。出発前に「オーロラの写真が撮れたら送る」と言ったのをすっかり忘れて最終日を迎えてしまった。明日早朝に空港行きのバスに乗るので起床時間や睡眠時間を逆算しながらいい感じのところでLINEが終わるよう気をつけながら返事をした。オーロラの写真は随分良い反応だったので送って良かった。