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アラフォー独女のユルいお金の話⑨資産の把握とiDeCo口座開設

最近、家計簿をつけて支出の概要は把握しつつあるけど、肝心の貯蓄が増えてるのかわからないことに気づいた。だって記録取ってないんだもん。

 

記録とれや。

てことで、こんなの作ってみた。

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資産バランスと貯蓄目標がわかるだけの超簡単な計算シート、データは家計簿ソフトから手打ち入力。これを毎月作っていけば、どの月にどれぐらい増えたのかとかがわかるかな〜と思って。

で、月次目標が2020年12月末時点で51,167円。積立NISAを33,000円とすると、あと2万円ぐらい。なんかうまいこと貯める方法ないかなと思っていて、最近よく聞く個人年金制度「イデコ」なるものに行き着いた。

 

勤務先は選択制企業型拠出年金(401k)、さてどうする?

元人事部の同僚に「イデコやりたい!」と言ってみたところ「401kやればいいよ、給与天引きできるし」と言われた。調べてみたら401kとは給与天引きで積立・運用をしてもらえる個人年金のことだった。イデコは401kの加入有無で上限額が違うらしく、勤務先の401kは選択制。どっちがいいんだろう。

ざっと調べたところ、「iDeCo」VS「選択制401k」どちらが有利かというのを綺麗にまとめ切ったものは出てこなかった。ただ、大枠は理解したので私はiDeCoを選んだ。

 

iDeCoを選んだ理由①社会保険料を減らしたくない

401kに加入する大きなメリットのひとつに各種税金や社会保険料の減額があるが、個人的には「なんでも減ればOK!」とは思っていない。給与天引き=収入減少扱い=所得税や住民税の減額…というロジックなので、当然それに連動して年金や社会保険料も下がる。社保が下がるということは、いざという時の失業保険も下がるし、長じては年金の支給額も下がることになる。勤務先の401kはマッチング拠出(会社が上乗せしてくれる)がないので、支払う金額自体はほとんど変わらない。

どちらが有利なのかを計算することはできなくもないだろう。でも生活防衛の観点から言えば、目先の金額の増減だけに惑わされるのは少し危ないかなーと。このご時世、いつ失業するか、いつ障害者になるかわからない。払うものは払い、万一の手当はしっかりもらえる状態にした上で、優遇してもらえるものがあるならしてもらうのが広い意味では安全だと思う。

 

自分でiDeCoをやりたい理由②証券会社を自由に選びたい

401kに加入すると、手数料は会社負担になる代わりに会社指定の証券会社になる。残念ながら指定の証券会社は私にとってあまり使い勝手が良いとは言えない。イデコにしろ会社加入にしろ運用は自分でするのだから、口座を増やして管理に手間取りたくないし、もし転職などした場合も自前の方が楽かなと思ったのもあり、今使っている楽天証券で加入したかった。

 

企業型DCとiDeCo、どっちが得か?

答え:わかりません。計算方法はもちろんあるけど、年金まで絡めると何歳で受給開始して何歳で死ぬかで損益分岐点が変わってしまうので、シミュレーションはあくまでシミュレーションであって絶対的な損得ではない。ので、今の私にとっての最適解としてイデコを選んだ。

しかし、ここからも一筋縄では行かないのである。

 

企業型DCとiDeCoが併用できる会社は少ない(らしい)

なんかもう細かい話なのでざっくり書くとこんな感じ。

かつて企業型DCとイデコの併用はできなかったが、法改正で2017年から可能になった。しかし併用可能とするには規約変更が必要で、一部従業員にとっては規約変更は不利益変更になるので、結局規約変更をしていない=併用できない会社が多い。
なんだそれ。そして選択制の時はどうなのか結局わからんし。

 

めんどくさいから人事部に書類送りつけ作戦

とりあえず自分の調べられる範囲で調べてみたものの、勤務先がそのあたりをどう取り扱ってるのかの資料が見当たらない。電話して聞こうにも、テレワークでほとんど出社してないんだよね〜人事部はさ〜。担当者もわからないし、そもそも自分がこの経緯をちゃんと説明できるかもわからない。でもマイブームのうちにやっちゃいたい…。

イデコであれ企業型DCであれ、人事部に書いてもらう書類があることには変わらないので、事前に調べるのは諦めて楽天証券から取り寄せた申込書を『人事課ご担当者様』という自分の部に送られてきたら一番面倒なパターンの宛名でとりあえず送ってみた。きっと人事部の誰かが出勤した時に、然るべき人に渡してくれるであろう。そしてそのうちなんか連絡が来るであろう(他力本願)。

 

iDeCo、加入できた!

そんなこんなで書類送付から3週間ほど経過したある日、人事部から「イデコの書類送りまーす、遅くなってごめん」ってなメールが来た。おお、うちの会社は加入できるんか!!

 

企業型DCとiDeCoの併用ができた理由

とあるサイトには

企業型DCとiDeCoの併用が可能な会社は全体の1%

と記載があった。勤務先は諸々の意見をしっかり取りまとめてまで不利益変更を行うタイプの企業ではない(面倒なことはやらない傾向)。にもかかわらず、併用ができたのはなぜか。

思い起こせば、そもそも勤務先が企業型DCの導入をしたのはそれほど昔ではなく、せいぜい3〜4年前だった気がする。つまり勤務先は企業型DCの導入時点で、併用可能な規約になっていた可能性がある。ま、人事部に確認したわけではないけれど。

 

まとめ

というわけで、選択制企業型DCがあるのにそれをせず、自分でiDeCoをしている人の話が見当たらなかったので自分で書いてみた。おそらく、会社が選択制企業型DCを用意していても、自分がそれに拠出していなければ「401k加入なし」=iDeCo加入OK!になるのではないかと思う。だって、使ってないのに制度があるだけでiDeCoダメって本来の個人年金の趣旨から外れるもんね。

来年度からは企業型DCを行なっている人でもiDeCoに加入できるようになるらしいので、この記事の賞味期限は幸か不幸かあと1年未満と思われるけれど、どなたかの参考になれば幸い。