ちょっと旅してくる

わが身ひとつで気ままに生きる。

第3回山梨フルーツ祭り 2日目

甲斐・甲府エリアも毎年来ると、まだ行ってなくて面白そうなところは探さないとなかなか見つからない。ホテルにおいてあったパンフレットで武田信玄を祀る武田神社というのを見つけた。今回は御朱印帳を持ってきていないけど、行ってみよう。

武田神社の様子はコチラ↓

snusmumriken2016.hatenablog.com 

 

参拝を済ませ、次の行先を探す。道の駅は近くになさそうだし、いい買い物処はないかなーと思っていると「たべるじゃんやまなし」というJAの産直を発見!よしココ行ってみよー!

f:id:snusmumriken2016:20180917200943j:image

(写真はJAのサイトより)

店の外で獲れたてトウモロコシを蒸かして販売している…これ絶対おいしいやつだよ~食べたい!

いつもだったらおひるごはん代わりにブドウ狩りに行くんだけど、まだお腹に朝ごはんが残っているしトウモロコシ食べたくて仕方なかったので、今回はブドウ狩りに行くのはやめてココで狩りをすることにした。
f:id:snusmumriken2016:20180910123412j:image

産直での戦利品はこちら!右奥のブドウは大好きな「ゴルビー」。大きくて甘くてサクサクした触感がお気に入りの品種。おざらは冷やして食べるほうとう。暑くても食べられて具を用意しなくていいのがイイ。赤ピーマンは無限ピーマンに、オクラはおひたしに、茗荷は甘酢漬けに。八ヶ岳コーヒーは初めて見たから買ってみた。パン2種類もすごくおいしかった。この産直は当たりだ!!次もここで買い物しようっと!

 

渋滞に巻き込まれるのも嫌だし明日から仕事だしってことで、助手席でトウモロコシを食べながら帰路に着く。三連休ではない土日だからか大して渋滞することもなくスムーズに帰宅できた。実質滞在は丸一日に満たなかったけど、山梨近いしまた来年もフルーツ祭りあるし、このぐらいのペースで行動するのが楽でいいかも!

 

そんなわけで第3回フルーツ祭りは閉幕。と言いつつ、帰ってからしばらくは戦利品消費で祭りは続くのである。

 

第3回山梨フルーツ祭り 1日目

秋になるとフルーツ祭りと称して山梨に行き、桃とブドウを食べまくり、温泉に入ったりワイナリーを巡ったり…という行為にハマって3年目になる。

今年は一泊二日で普段なら早朝に出発するところ、都合により昼ごろ集合し出発。圏央道の厚木PAで夏野菜カレーを食べる。圏央道がつながってから、長野・山梨方面へ行くのが劇的に楽になった。ありがたやー。

f:id:snusmumriken2016:20180910123026j:image

今日は夕飯以降の予定しか組んでいないので、まずは勝沼ICで高速を降りてハーブ園へ。子供の頃はハーブの香りを「くさい!」としか思えなかったのに、今は大好きだ。年齢を重ねると味覚以外も色々変わるんだな。
f:id:snusmumriken2016:20180910123048j:image

このハーブ園はどうやらバスツアー御用達のようで、園内のあちこちからマイクで団体さんを案内している声が聞こえる。さほど広くない敷地に団体さんが何組もいると、にぎやかを通り越して少々うるさい。せめてマイクじゃなければな。

f:id:snusmumriken2016:20180910123033j:image

バラ園もある。今はバラのシーズンではないから咲き乱れたりはしていないけれど、それでもいくつか咲いているものもあった。ピンクが鮮やかだ。

f:id:snusmumriken2016:20180910123041j:image

コキアのもこもこがかわいい。手入れをされた庭ではあるが、想像していたよりだいぶt小さくてあっという間に一周してしまった。ハーブ園と言われて想像するほどハーブは多くなかった。

 

ハーブ園から塩山方面へ少し進んだところにある「マンズワイン」のワイナリーへ。私はお酒を飲まないけど、ステンレスの大型機械がゴウンゴウンと瓶詰をしたり、地下のひんやりしたところに行儀よく並べられた瓶や樽を見るのが好きなのでワイナリー見物が好きだ。マンズワインは行った時間が遅かったので残念ながらちょびっとしか見学ができなかった。

 

マンズワインの近くに「おかじま」という地元系のスーパーを発見!地元のスーパーは地元のものを売っている確率が高いので楽しい。首都圏在住者の奢りと言われようが、全国チェーンのスーパーなんて地方文化の破壊者だと思っているぐらいだ。お酒コーナーには地場ワインの棚があり、なかなかの品揃え。ワイナリーで販売するのと卸で販売するのは種類が違うのだな。

f:id:snusmumriken2016:20180910123021j:image

で、何を買ったかというとブドウ。シャインマスカット980円、ピオーネ599円、綺麗で安い!こんな贈答品レベルのブドウを地元で買ったらいくらするか…!
f:id:snusmumriken2016:20180910123037j:image

今日の夜ごはんは「完熟屋」へ。以前一度来て、味もいいし雰囲気もいいしコスパもいいしで気に入って2回目の来店。
f:id:snusmumriken2016:20180910123044j:image

名物かどうかは知らないけれど、ここの馬刺しは美味しい。昼ごはんが遅かったのでほうとうは頼まず、牛すじ煮や甲州サーモンなど地元系のメニューを何品か。どれもおいしい。あえて言うならもう少し地元系のメニューが多いと観光客としては嬉しい。山梨まで来てマグロは注文しないし。

 

食後は「ほったらかし温泉」へ。笛吹川フルーツ公園を過ぎると街灯がほとんどない上に道が狭いので怖い怖い!と思いつつ何とか到着。今回は「こっちの湯」に入った。

前評判通り「こっちの湯」は人が少なく、静かでリラックスできる。ほったらかし温泉は夜景も売りにしているが、私は星空のほうが見たい。星は周囲が暗ければ暗いほど良く見えるので、ほったらかし温泉の立地は星空を眺めるにはうってつけ。温泉につかりながら星空が見られる場所はそうそうない。何にもないのが逆に贅沢。
f:id:snusmumriken2016:20180910123051j:image

夜遅くても売店は開いている。お風呂あがりはアイスとか食べたいもんね。温玉あげがおいしそうだった。

 f:id:snusmumriken2016:20180910123030j:image

こちらはほったらかし温泉から山を下り、笛吹川フルーツ公園を出てすぐのところにある桃&ブドウの直売所。夜22時だというのにどんちゃか音楽をかけ、ライトが煌々とついている…まあ周囲に人家はないけれど…!

ファンキーなおじさん店主が切り盛りするこの直売所はお腹が膨れるほどバンバン試食を勧められ、何か買うと色々おまけしてくれるし、飲み物まで出してくれて「ちょっと休憩していきなよっ!」とおもてなし精神がものすごい。ド派手な見た目に引かずにぜひ突っ込んで行ってほしい直売所だ。

f:id:snusmumriken2016:20180911130407j:image

直売所でシャインマスカット、ピオーネ、もも6個購入、合計3,500円。祭りだ…!!

 

今日は甲府市にあるビジネスホテルに1泊。予約する時ずいぶん安くてどんなもんかと思ったら温泉あるし駐車場無料だし部屋にマッサージチェアあるし部屋もリフォームされて小奇麗だし、けっこういい!次回もここでもいいな!

温泉は男女入れ替えの2つ。さっき温泉入ってきたばかりだけど今夜と明朝ではお風呂が違うのね…ともう一度入浴。明日はどこへいこうかな~と思いつつ就寝。

 

劇団四季「オペラ座の怪人」静岡公演

2月にロンドンで見たんだけど、また見たくなって行ってきた。四季の会会員の友達が三列目センターという神席チケットを取ってくれて、くるりと回った踊り子のパンツまで堪能してきた次第。

f:id:snusmumriken2016:20180818001440j:image

場所は静岡市民文化会館。ちょっと大きな都市だとこういうホールあるよね、っていうサイズの昔ながらのホール。平日なので全部の席で当日券あり。

 

初めて劇団四季版を見たのは確か大学生だった。私の「基礎」は高校生の頃から聴いているサラ・ブライトマンがクリスティーヌを演じたロンドンオリジナルキャストCDなので、セリフの中に日本語と英語が入り混じる劇団四季版は耳が混乱したのを覚えている。

あれから10年以上経ったはずだが、相変わらず「ファントム」と「怪人」、「エンジェル」と「天使」など日本語と英語が入り混じっているし、その入り混じり方も脈絡がない。

そして私も相変わらずロンドンオリジナルキャストCDを聞き続けているので、劇団四季版は“そう”なんだと知っているはずなのに英語の後には英語が続くものと脳が勝手に準備してしまい、結果的に日本語の歌詞がなんだったのか良くわからないという現象がまた起きた。

我ながら進歩がないが、できれば劇団四季も日本語なら日本語で統一してもらいたい。

 

それと音響は生オケではなく録音。これは東京の四季劇場でもそうなのか、地方公演だからなのかは知らない。オケピのあるホールなど限られているので仕方ないよなーと思いつつ、劇中でシンバルやトライアングル叩くシーンもエアだったのはどうなのかな。ドンファンの練習中のピアノは多分生音出ていたぽかったし、オケないなら生音出せるものは出来る限り出してくれたほうが臨場感があっていいなと思った。

 

今回素晴らしかったのはラウルだ。というか、ラウル以外の登場人物がなんだかマイルドだったのだ。

耳障りな高音とイタリア訛りと凶悪なまでのプライドの高さがトレードマークのカルロッタは、我は強いが歌の上手い「まぁこういう人いるよね」レベルだったし、弾け煌めく歌声と若さゆえの無自覚な媚でファントムとラウルの間を往き来するはずのクリスティーヌは、唄声に貫禄がありすぎて新人というよりカルロッタやマダム・ジリーに近い。

ファントムの怒りと執着は耐え難い絶望や悲哀の裏返しだと理解していたのだが(2月に観たロンドンのは鳥肌が立つほどココの表現が素晴らしかった)、思うようにならないから単に怒っているような表現に感じることが多々あり、シニョール・ピアンジのドンくささや実力のなさはそれほど強調されておらず、ちょっと抜けてるポッチャリおじさんだった。

 

ファントムのおかげで歌姫になった状態でクリスティーヌを「発見」したくせに幼馴染だなんだと言いより、勝手に二人の世界を作ってファントムを敵視した挙句まんまと人質に取られたりするばかなやつ、というのが私のラウル像だ。

アンタむしろクリスティーヌをここまで引き上げてくれたファントムに感謝しなさい、そして主役じゃないから上手・下手とかどうでもいいぐらいに思っていたのだが、しかし!

今回のラウル、端正な顔立ちに素晴らしいテノールの歌声、品よく誠実な貴族の若者そのもの。普段よりマイルドな登場人物たちの中において、ファントムとクリスティーヌとの三角関係となるに十分値する魅力的な登場人物となっていた。

 

となるとどうなるか。いつもならば浅はかなクリスティーヌや単細胞なラウルに対しフンッ!という気持ちを抱きつつ、ああファントムなんて気高く悲しいの…と思いっきりファントムを称賛するのだけれど、いやこれ今回ファントム仕方ないよ、ラウルのまっとうさに対してファントムちょっと強引にやりすぎちゃったね、これはクリスティーヌ返すしかなかったよ、とこの結末を受け入れざるを得ないという気持ちになった。

…なんて不思議なんだ!

 

というわけで主にラウルについて新しい発見を得て帰ってきたのだった。うーん面白い。そしてロンドンでまた観たくなってきた。やばい。マイル貯まってるだろうか。

 

沖縄本島の旅 5日目

沖縄最終日。昼ごろの飛行機なので少し時間があるけど、レンタカーは返してしまったし手荷物あるし、行けるところは限られている。

ゆいレールおもろまち駅から徒歩5分ほどの沖縄県立博物館・美術館へ来てみた。HPではイマイチよくわからなかったけど、ちゃんと返却式のコインロッカーがあったのでよかった。荷物を預け中へ。

f:id:snusmumriken2016:20180721115205j:image

万国津梁の鐘。漢文が書かれている。「漢文そのもの」と「英語訳」が書かれたパネルがあるけど「日本語訳」がない。『而』とかもう覚えてないよ…英語訳(意訳)を読みながら漢文の漢字で本来表現の趣旨を読み取るというなんだかよくわからない作業になり、「万国津梁」の面だけ読んだ。琉球は中国・日本と良い関係を築き、各国の架け橋としてやっていきたいということが書いてあって、とても素敵だなと思った。

もし薩摩藩琉球を併合しなかったら、沖縄は今頃どうなっていたんだろうと想像する。十中八九、中国に飲み込まれてるよね。今の台湾のような立ち位置だろうか。薩摩藩琉球処分が良かったとは思わないが、中国に併合されたら沖縄独自の文化の大半は失われただろう。歴史にifはないけれど、日本でも中国でもなく「琉球国」として、基地もなく、もしかしたら尚氏王朝の立憲君主制で、バハマみたいにタックスヘイブンとかになっちゃって、台湾や韓国に行くような気分で来年の夏休みは琉球行こうよ!とか言われたりする、今とは全然ちがう沖縄を想像するのはなかなか面白い。


f:id:snusmumriken2016:20180721115201j:image

どんなに希少価値が高いものでも、楽器を博物館に入れるのは反対。展示用のハリボテや壊れて使えないものはともかく、実用に耐えるものを博物館に入れるのは剥製にするために動物を殺すのと同じぐらい愚かな行為だと思っている。実用品は壊れるまで使われるのが、そのモノの持つ宿命であり本望なはずだ。楽器だけじゃなく人間も一緒に入れて毎日弾いたらいい。ヨーロッパなんかだと、場所によっては展示しているストラディバリウスを毎日弾く係とかいるもんね。

 

今日一番の収穫は「おもろそうし」を聞けたこと。おもろそうしって日本史の教科書にも載ってた気がするけど、百人一首とか古今和歌集とか過去の歌集だと思ってたらどちらかというと祝詞集みたいなもので唄ありきのものだった。もうずいぶん前に亡くなった研究者が、若い頃に少し習ったという録音が聞ける。三線の古典音楽とかユタのお祈りとかに似てるのかな?と思ってたらこれがまた全然違って、神社の祝詞とモンゴルのホーミーを足して2で割ったようなもので、ちょっと今まで聞いたことのない、すっごい不思議なものだった。家に帰ってしばらくして、寝てたら突然この録音が耳に蘇って驚いて飛び起きた(笑)今唄ってと言われても唄えないのに、脳ってすごい…。

 

てなわけで博物館(常設展)は2時間もあればきっちり見れる規模で、フライト前のいい時間調整になった。売店で紅型柄の一筆箋を買い、空港へ向かう。

三連休明けの平日、空港そのものはそれほど混んでいないけど手荷物預けカウンターは混んでいる。水遊びグッズがあるから荷物が増えるんだろう。私は三線を宅急便で送ってしまったので預入荷物はなし。会社のお土産にジミーのクッキーを買った。

昨晩先生が空港に見送りにくるようなことを言っていたから一緒にご飯でも食べようかと思っていたのに、メールをしても返事がない。きっと酔ってたから覚えていないんだろう。まあいいや、このゆるさが沖縄。ならば最後のお昼ご飯はA&Wで…と思ったら長蛇の列だった。みんな考えることは大差ないね。諦めてコンビニでパンなど買って飛行機に乗り込む。

 

これでひとまず今回はおしまい。さて、使わなかった夏期休暇をどこでどう過ごそうか、考えなきゃな。

 

沖縄本島の旅 4日目

渡沖の目的を果たしたので、いささか開放的な気分で朝から壺屋散策に出かける。

f:id:snusmumriken2016:20180718004057j:image

伝統的なもの、モダンなもの、可愛らしいもの、渋いもの…曲がりくねった道に沢山のお店とたくさんのやちむん。いいなぁ、かわいいなぁ。時間をかけて回ったらさぞ楽しいだろうな。小鉢のようなお皿をひとつ買った。f:id:snusmumriken2016:20180718004054j:image

しばらく先だけど先生が国立劇場おきなわの公演に出るらしい。いいなー見たいなー。飛行機取れるかなぁ。打ち合わせがあるというので劇場まで送っていき、しばらく待機。

先生の師匠のおうちに挨拶に行って、予定していた用事は全部済んだ。時間がたくさんあるので今帰仁城に行くことにした。

f:id:snusmumriken2016:20180718115759j:image

今帰仁城那覇から高速使って車で約二時間。10年以上前に行った首里城以来の沖縄のお城だ。この曲線を描く独特な石垣の積み方はどこからきた発想なのだろう。敢えて言うなら万里の長城
f:id:snusmumriken2016:20180718115755j:image

小高い丘にある今帰仁城は集落と海が見渡せ、暑いけれど風が心地よい。昔の王様はここから領土を見下ろしてそれはそれはいい気分だっただろうな。

 

また二時間かけて那覇に戻る。レンタカーを返し、国際通りにごはんを食べに行く。観光客向けのお店が多すぎて、どこにでもありそうな居酒屋や食事処を見つけるのが大変だ。コンクールのこと、舞台のこと、これからのこと…ごはんを食べながらだらだらお喋りをする。今年は今後も何度か沖縄に行く機会がありそうだけど、肝心のお稽古ができる時間が取れないんだよなぁ。

 

ほどほどの時間に解散。宿に帰って少々荷物の整理などする。持ち物はさほどの量はないけれど、同じところに4泊もするとどうしても服のたたみ方が雑で膨らんだり、日用品があちこちに置いてあったりする。それを出発当日に片付けようとすると絶対忘れ物をするので、もう使わないものはなるべく前日のうちに仕舞い、ゴミはひとまとめに。要・不要にかかわらず目に入る情報が少ない方が片付けは楽だし忘れ物もしにくいなーというのが私の経験則。

沖縄も今夜が最後だ。

 

沖縄本島の旅 3日目

三線の世界にはコンクールというものがある。今回はコンクールのために沖縄に来た。そして今日が私の本番で、人生最後のコンクールだ。

 

大賞部門は出番が遅いので、出発も遅い。朝からマンゴーをむいて食べたりのんびり。先生を迎えに行き、たわいない話をしながら会場へ向かう。

先生は先生なりに弟子に気を使ってくれているらしく、寄ったドラッグストアでユンケル黄帝液を買ってくれようとする。しかし私はルーチンを重視するタイプ。ユンケル飲んで唄がうまくなるわけでもなかろうし、慣れないことはしたくない。結局リポビタンDを買ってもらったけど、飲まず(笑)

 

サンドウィッチで軽く腹ごしらえし、いつもと同じ手順で声出しをして、一回だけ先生の前で唄う。一年ぶりの対面練習一回で本番に臨むのはもちろん一般的ではないと思うけど、そんなに無茶してるというつもりもない。

 

お恥ずかしいことに自分では着付けも髪結いもできないので、みんな他の人にやってもらった。今日髪結いをしてくださった方は出場者のお母様でとにかく手際がいい!ヘアクリームもほとんど使わず、髪を解いた後がすごく楽だった。

前回はゴッテゴテにメイクされたので今回もそうかと思い薄化粧で行ったらメイクは特になく、時間もないので普段と同じ顔で出ることになった。

 

すぐ時間となり舞台裏へ。さすがに大賞ともなれば待機中の付添人も静か。前の人の演奏を聴きながらぼんやり待つ。

 

自分の出番。緊張して声が小さくなるのは織り込み済みだが、二番に入る時に腰から三線がずり落ちた。ポジションがずれて違う弦を弾いてしまい内心ギャー!!ブザーは鳴ってない。もう失格になっているかもしれないけど、このまま行けるところまで行こう。

後半になればなるほど緊張する傾向にあるけど、このミスのせいで開き直って逆に普段通りできた気がする。

 

終わって外に出ると、著名な先生からどこかの知らない人まで「…さっきあれ三線落ちたの?」と声を掛けられ苦笑い。そーだよね、大賞という大舞台でそうそうやらかすミスじゃない。本当に、舞台では何が起きるかわからないものだ。

 

結果を待つ必要ないかな、でももしかしたら失格にはなってないかも…と悶々としてる間に結果発表が始まった。結果は歌唱賞。うーん二位…!一位狙って出場したので残念な結果ではあるけど、あのミスで失格にならず減点で済んで二位ならそう悪くはないかと思い直す。

喜んでいいのか悲しんだ方がいいのかよくわからないビミョーな感じで私のコンクールは終わった。

 

先生とジミーでごはんを食べる。ジミーってお菓子屋さんと思っていたらごはんも食べれると言われたので来たらビュッフェレストランだった。特に沖縄的なものはない。でも、滅多に会えない先生とごはん食べながらアレコレ話す時間は貴重だ。

 

はあ、今日まで色々頑張った。今夜はご褒美に富士屋ホテルの高級シートマスクを使って就寝。

 

沖縄本島の旅 2日目

食事は旅の楽しみのひとつ。今日の朝ごはんは…

f:id:snusmumriken2016:20180715163427j:image

魚市場「泊いゆまち」でマグロ中落ち丼。あら汁つきで650円、満足度高し。沖縄のマグロは青森など北で獲れるマグロと比べてあっさりしている気がするな。他にも刺身や寿司、その場で食べられる焼き物などいろいろある。

 

今日は明日の出番に備え、声出しをしておきたい。会場なら練習してる人もいるから問題なかろうと一時間かけて向かい、そこで一時間ぐらい練習をして、「道の駅おんな なかゆくい市場」へ。いつもお世話になっている友達に野菜果物セットを送り、私はかき氷!

f:id:snusmumriken2016:20180715200633j:image

沖縄に行ったらやりたいことのひとつを果たした!

ここはマンゴーを買って食べたい観光客向けにプラスチックナイフを無料でくれる。ありがたやー。

 

会場に戻って今日が出番だった人と話をした。私は覚えてなかったんだけど、先方は地元で会ったことがあるとのこと。こんな遠くに来て、不思議な縁だ。

 

夜の飛行機で到着予定の先生を迎えに行くために那覇に戻る。最初は沖縄県立美術館に行こうと思ってたんだけど、なんだか眠くなってしまって宿に戻って昼寝することにした。

結局先生はお迎えはいらないとのことで明日の待ち合わせ時間だけ決めて終了。とうとう一度も稽古せず本番を迎えるハメに…。

 

宿の駐車場が狭く、夜に車を出すのが億劫だったのでまたコンビニに行った。

今夜は島豆腐とあぐー豚のサラダ、ポーク玉子おにぎりで夜ご飯。

明日に備えてのんびり過ごす夜。