ちょっと旅してくる

わが身ひとつで気ままに生きる。

ペナンの旅 3日目

友達から「プールサイドで待ってるね」とLINEが入り起床。

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レトロなシャンデリアが素敵で「お姫様階段」と勝手に呼んでいる階段を降りてサーキーズに向かう。ちょうど旧館エントランスに出るのだ。f:id:snusmumriken2016:20181031235703j:image

いいホテルは調理コーナーが充実していて良い。生野菜が嫌いなので、本来練り物系の具と麺を選んで茹でてもらうとこにサラダのレタス持ってきてしいたけ・もやし・エビを加えて即席野菜スープに。係の人に「…麺入れないの??」と言われた。左は鶏粥。
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ブルーチーズを食べたいがためのワッフル。オレンジのはパパイヤ。生搾りの青リンゴジュースが美味しい。
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今日は新館6階のプールへ。インフィニティプールで眺めは良いが、なかなか水温が上がらず足をちゃぷちゃぷ、寒いのでビーチベッドでゴロゴロ…の繰り返し。
しばらくして旧館に戻ると旧館のプールの方が全然温かかった。最初からこっちに来れば良かった…!私は旧館のプールの方が好みかな。波の音や椰子の木のサワサワする音で、すごくリラックスできるので。

 

部屋に戻るとウェルカムフルーツがまた置かれていた。遅いお昼ご飯代わりに果物を食べ、ガーニープラザへ買い物へ。

もっと田舎っぽいショッピングモールかと思っていたら高級ブランドの揃う立派な百貨店だった。ホテルからgrabで7〜8リンギ。初のjustgrub利用だったけど車は綺麗だし安いし文句なし!

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私のお目当てはMarks&Spencerのフードホール。ロンドンで買ったフルーツケーキが美味しかったのでもう一度買いたかったのだ。服しか売ってないかしら…と思って来たらあった、良かった!

同じフルーツケーキは売っていなかったけれど、クリスマス商戦向けの似た感じのフルーツケーキを手に入れて満足。でもこれ1kgあるのよね。手荷物制限ギリギリだ。

あとBritishIndiaで大セールが行われていて、服を買おうか迷った。こんな値段で買える機会は滅多にないけど、エスニック系の派手な柄が多くて、普段着る機会がなかなかないのが難点。とりあえずまた明日でもいいかなーと今日は購入見送り。
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夕飯に行こうと思っていた店が定休日だったので、鼎泰豊で小籠包など食べる。日本の半額ぐらいで食べられるよ。
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ホテルに戻り、旧館のプールサイドでハッピーアワー価格でワインなど飲み日暮れを迎える。暗くなってからレッドガーデンへ。
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前回美味しかった羊サテがもう一度食べたかったのだ。この羊サテ、味つけがすごく好み。10本14リンギ。スイカジュースも生搾りで美味しい。
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帰り道、夜のブルーマンション。雰囲気があって素敵だ。レッドガーデンの生演奏・生歌がけっこう聞こえるから泊まったら少しうるさいかもなー。

 

今日はもう洗濯をしなくていいので、シャワーを浴びて就寝。

実質的には残り明日一日だ。何しようかなぁ。

 

ペナンの旅 2日目

朝ごはんを食べに新館1階のサーキースへ行く。暑くも寒くもないちょうどいい気温で、オープンエアの席でノンビリする。

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色々食べたのに写真を撮るのを忘れてしまった。明日はもっと撮ろう。
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今日はブルー・マンションという大金持ちの家の見学に行く。ロンプラの表紙になっていたこともある建物だ。綺麗なブルー!
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英語のガイドツアーが毎日3回開催されている。ガイドさんが身振り手振りしながら説明をしてくれるが、ほぼずっと喋りっぱなしなので途中で集中力が切れてよそ見してしまった…。
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もっとお家の中をじっくり見たいよーと思ったけど、ホテルやレストランとして使われているエリアも多く、ガイドツアーで入れるのは全体の3割ぐらいだろうか?
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宿泊エリア。青が美しい。インスタ映えってきっとこんな感じだ。f:id:snusmumriken2016:20181031004433j:image

てくてく歩いて邱公司(クーコンシー)に行く。邱一族の祖先崇拝の場だ。装飾にものすごい力が入っている。石の透し彫りの精緻さよ!華僑のエネルギーはものすごい。

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またてくてく歩いてホテルまで戻り、シャワー浴びてからアフタヌーンティーへ行く。
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E&O内にある「1885」というティーサロンだ。写真撮るのを忘れたけどシックで上品な内装が美しく、このために普段着ないオシャレワンピースなど持ってきたが大正解だった。やっぱり雰囲気を楽しむにはそれに見合う服装が必要!紅茶とスコーンは美味しかったけどそれ以外は割と普通かな。

ペナンに来てここで初めて日本人らしき人を見かけた。ホテルでも街でも全然日本人を見ない。

 

ティーサロンが閉まる17時ちょい前にプールサイドに移動。バーで白ワインとシュウェップスを頼み、ビーチチェアでゴロゴロする。

ちなみに宿泊客はE&O内の飲食をルームチャージにすると15%オフになるよ!財布いらないしお得だし、いいサービスだわ!
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昨日と同じ個体らしきオオトカゲが同じところにいて、しかも今日は写真撮りやすいところにいてくれた!海に潜るところまで見られて満足。あなた従業員なんですか?

バーの店員によると夜中に中庭を歩いたりヤシの木に登ったりするらしい。なにそれ見たい!
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ダラダラ喋っていたら20時近くになっていた。今日は朝ごはんからアフタヌーンティーまで時間が押し気味だったので、街で買った果物を部屋で食べて夕飯はおしまい。おしゃべりをして洗濯して就寝。

明日はもう少しちゃんと写真を撮ろうっと。

 

ペナンの旅 1日目

現地時間7時にクアラルンプール空港到着。遅延はしたけど乗り継ぎに三時間あったので影響なし。イミグレ通過後に朝ごはんを食べる。魚団子とワンタンの入ったヌードル。味は普通。

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クアラルンプールからペナン空港までは一時間ぐらい。25リンギの7日間有効simカードを買い、grabでまずはホテルへ。初めて使うアプリなのでタクシーを選んでみた。50リンギ。f:id:snusmumriken2016:20181029223408j:image

今回の旅のメインであるイースタンアンドオリエンタルホテルに到着。どこのサイトにも載ってる素敵外観の旧館。実物もやっぱりステキ。
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13時頃到着したにもかかわらずチェックインさせてもらえた。ウェルカムドリンクも美味しい。ロビーからクラシカルでテンション上がるわぁ。
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泊まるのは私の趣味全開で旧館。リビングエリアはこんな感じ。
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旧館最上階(日本でいう4階)のリビングからの眺め。もうこれだけで癒される…幸せ…。

部屋にはネスプレッソ的なものもついていて、チェックインしてしばらくしたらウェルカムフルーツを持って来てくれた。バトラーサービスがどうなってるのか聞きたかったけどとりあえず内線一番押せばなんでもいいらしい(笑)

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ギフトショップを下見。どのグッズを買って帰ろうかな…。ロゴ入りグッズはラッフルズほど多くはない。f:id:snusmumriken2016:20181029223314j:image

スーパーひとし君のようなドアマンがいる旧館ロビー入り口。飾られている百合の香りがむせ返るほど。
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一通りホテル内を探索し、まずは旧館のプールへ。誰もいなくて独り占めだぁ!

気温はそれなりにあるものの、泳いでいると少々寒かったので日向ぼっこでもしようかと写真右側の擁壁に登ってみると…
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海側にトカゲ発見!全長1メートル以上!すご…こんなのいるんだ…。

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お昼をちゃんと食べてなかったので、営業開始とほぼ同じぐらいの時間にホーカーズ「レッドガーデン」へ。

羊サテとソムタム。
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何種類か選んだらいっぺんに茹でられて食べてみないと味がわからないロシアンルーレット水餃子。
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あと鶏サテをもう一皿とおかず一品を追加、ビール瓶一本と飲み物で二人で70リンギぐらい。屋根があって綺麗だし、ホテルから近くて行くのも楽だし味も良かったので満足!

 

今日はお出かけはここまで。ホテルに戻ってシャワーを浴びて洗濯。21時頃からネスプレッソでコーヒー淹れる私に「夜はこれからって感じだね…」と呆れ顔の友達。そうだよ!普段ならまだ家に着いてもいないよ!このステキなリビングでダラダラしたいじゃなーい。

まだ一晩も泊まっていないけれど、私はE&Oをすっかり気に入ってしまった。特に旧館は年月を重ねたものが持つ独特の品があって本当に素敵だ。

上の写真のリビングからの眺めと窓から入るぬるい風は本当に別世界で、ここ数ヶ月の仕事の苦しみが一瞬遠のくような心地よさだったし、何か音がするなと窓から下を見れば芝生に散った落ち葉を丁寧に掃いている清掃係が見えた。

他にも例えばプールで陣取るチェアを決めると泳いでいる間にお水を持ってきてくれたり、廊下に掛かっているボタニカルアートは左側が花で右側は果物に統一されているところとか(ひとつ下のフロアは鳥シリーズだった)、旧館でもお風呂に洗濯物を干すロープのリールがついていることとか。

クラシックホテルとしての品格を保ちつつ「ランドリーサービス頼めばいいじゃない」とお高くとまるのではなく宿泊客側の利便性を考えているし、人目がないところでも従業員がまじめに仕事をしているのは気持ちがいい。プールサイドにバーのメニューを置くのではなくお水を持ってくるというのも押しつけがましくなくて好きだ(もちろんバーのメニューも頼める)。

明日からも楽しみだなぁ。

ペナンの旅 0日目

ミックスカルチャーが好きだ。文化と文化のせめぎあいの結晶に、えも言われぬロマンを感じる。

 

エアレースのアジア2戦目はなくなっちゃったし、延期になった夏休みをどう過ごそう。観光はほどほどでいいので、ごはんがおいしくて、静かなところで海かプールに入ってのんびりしたい。しかし沖縄はもう飽きた。

そうだ、行ってみたかったコロニアルホテルに泊まって、自分で自分の誕生日を祝おう!

憧れのホテル、マカオのポウサダ・デ・サンチャゴ、シンガポールラッフルズホテル…どちらも改装で休業中。なんてこった。

似たようなところないのかな~と探して見つけたのが今回宿泊するイースタン&オリエンタルホテル。サーキース兄弟が作ったホテルで、評価もいいのに宿泊費はラッフルズの半分以下!ホテルのあるジョージタウンも街歩きが楽しそうだし、わーお、ここ行ってみよう!

てなわけで今回はホテルありきで行先を決めた。タイミング良く一緒に来てくれる友達もいたので、せっかくだしアフタヌーンティーとかも楽しみたいぞ!

 

今回初めてエクスペディアで予約を取り、初めてLCCというものに乗る。ブランケットも有料とはすごいな、どんな感じなんだろう。エクスペディアでの予約は少々割引などあったけれど、ものすごく劇的に安いかといわれるとそれほどでもない。

 

羽田空港エアアジアカウンターはずいぶん混雑していた。機内持ち込み手荷物の重さを計るからだろうか。今まで重量制限を意識して荷造りしておらず、自宅の体重計も壊れていたので重量オーバーしていたらどうしよう?と思ったけど5.8kgでセーフ!私も友達もサブバッグが小さかったせいかそちらの重量は計られなかった。

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エアアジア機内食が出ないのでご飯を食べる。天丼なんて何年ぶりだろう!普段食べたいと思うことはないのに、なんだかすごく美味しそうに見えたし実際美味しかった、満足!

 

免税店で、液体で出てくるけどつけるとパウダーっぽくなるシャネルの不思議な新作リップを試して買ったら、私が来た時には店員を捕まえてアレコレ試したり相談をしていた外国人の女の子が「アナタのそれステキね!どれの何番?」と声をかけて来た。他の人がつけてると欲しくなるって、あるよなぁ(笑)

 

到着機の遅れのせいでホットシートの優先搭乗もなく、どやどやと乗り込む。そして乗り込んでからホットシートは暖かいシートではなく単に一番前で足元が広いシートだということを知った!紛らわしい名前つけるな…。

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クアラルンプールまでは6時間ほど、ましてや深夜便なので機内食やその他サービスがなくても全く問題ない。むしろゆっくり寝られて快適。ただ、モニターがないので到着予定時刻がわからず、このディレイがトランジットに影響するのかがわからなくてそれだけは不便だった。

劇団四季「アラジン」汐留海劇場

四季会員の友人に2階前列2列目という素晴らしい席を予約してもらい、会社帰りにサクッと見てきた。 アラジン…歌はいくつか知ってるけど、結局どういうオチだっけ?というレベル。オペラ座の怪人とはエライ違いだ。ちなみに2階席のほとんどは修学旅行生だった。なんて羨ましい修学旅行!

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結論から言うとかなり良かった!オペラ座の怪人より断然よかった。ジーニーの動きがすごかった!オープニングの曲からアラブ感がすごく出てたし、ダンスにもベリーダンスの動きがたくさん取り入れられていて、話だけでなくショーとして見ていても、とても楽しかった。

ジーニーのオーディションに芋洗坂係長や引退したお相撲さんが参加していたのを知っていたし、ロンドン公演ではガチムチのアフリカ系が演じていたのでそういう体型の人が出てくるのだと思い込んでいたら、普通の人間だった。最初ケフカかと思った。
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すごく楽しかったので家に帰ってからPrimeVideoでディズニーの「アラジン」を見てみた。うーんこりゃ私ディズニーの映画は見たことなかったぽかったな。友達3人の出番が多くて冗長だな…と思ってたら彼ら原作にはいないのね。母さんの自慢の息子に…もちょくちょく出てきてわかったわかった!と思ってたらこれも原作にないのね。大体「…ちょっと長いな」と思う箇所は原作になかった。

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昔アンマンの土産物屋でこういうランプを見つけて、寄ってきた店員に「ねーこれジン(ジーニーの語源はアラビア語で『ジン』という精霊と妖怪を足して二で割ったような存在で“知恵を持つ者”という意味)入ってる?」と聞いたら「ん~今は出かけてるけど17時になったら戻ってくるよ」と言われて、うまいな!!と思ったので「じゃー買うわ!」と買ったのを思い出した。楽しかったな~ヨルダン。

 

近年のディズニー映画で一番ミュージカルに適しているのはアナ雪だと思っている。グッズの売り上げも落ち着いてきた頃だろうし、そろそろブロードウェイあたりでミュージカルになって、その何年後かに劇団四季が上演するのを楽しみにしてる!

モネ それからの100年@横浜美術館

学生さんの夏休みを避けて、やっとモネ展に行ってきた。横浜美術館、メチャ久しぶり。

モネと言っても横浜だし、都内の美術館ほど待ち時間はないでしょ…と高をくくって10時開館に合わせて行ったところ思いがけず長蛇の列!そうだ、会期終了が近づくと招待券持ちが押し寄せるのだった…。私はチケットを買うのに20分ほどかかった。

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「日本人は印象派が好き」とは良く聞くけど、なんでなんだろうね?

とりあえず私が好きな理由としては

・前提知識がいらない。

印象派以前の西洋絵画は聖書や歴史が主題なので、知識がないと見ただけでは何の絵なのかわからない。普段から多少興味持って勉強して、説明読んでやっと理解する感じ。

・色遣いが華やかで明るい、家に飾ったらどうかな?っていう目線で見られる。

同じく印象派以前の西洋絵画は教会や宮殿の装飾過多な室内(照明はろうそく)に置くのが前提だから、明暗のコントラストが強いしイチイチ物語があるし表現もゴージャスでとにかく全体的に自己主張が強い。「峠を越えるナポレオン」とか、リビングに欲しいかい?セザンヌ静物画とかゴッホの星月夜のがいいでしょ?

・少々抽象的な表現が逆に「アートだな!」って思えてなんかイイ。

カメラというものが発明されて以降、写実的なだけでは芸術にはならない。よって同じく印象派以前の西洋絵画は「すごいねぇ、うまいねぇ」止まりになりがち。見たままを描かないとなると、そこに何を見出すかはモチロン画家によって違う。それがダイレクトに感じられるのが楽しい。

・西洋でのジャポニズムとセットで説明されるので、親近感がある

そりゃ全く何の関係もないより、浮世絵に影響を受けて…とか言われたら「ほぉ?それで?」ってなるよね。好きって言ってくれる人を好きになる、みたいなもんか。

 

など。はい、西洋絵画後進国丸出しの感想でした。当たり前です、日本は東洋であり芳醇な独自文化がある。ごはんとパンに上下がないように、なんでも外国人と同じである必要はないのです。なんの問題もありません!では行ってみよー。

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これは完成しているのか?と思う一方、これでもモネらしさ(わたし的には薄紫と水面に白が入っているあたり)が出ているのがすごい。光の揺らぎをキャンバスに移すために、この段階からもうこの色を重ねていくのか、と。

大昔に油彩を習っていた身としては、誰のどの絵を見てもどうしても「タッチ」が気になる。何かを表現するのに、どの色を選び、どういう筆使いで、どう絵の具を置くのか。この絵には絵画としての完成度とは別の面白さがある。

そして個人蔵…うらやましすぎ。私も小っちゃいのでいいから欲しいよう。f:id:snusmumriken2016:20180917110725j:image

輪郭がもやんもやんとした表現が多いモネの絵において、こういう先っぽの尖った葉っぱ的なものがくっきりと描かれているのは珍しいように思う。水草の影よりも睡蓮の葉が上に来ていて、水の色と葉の色を同時に持っているから、これは影ではなく「水面への映り込み」なわけだ。はあ、すごい。

(以上2点の絵は公式HPより)

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100点弱の展示の中で、実際にモネが描いたものは半分程度。サイズも決して大きくはないし、他はオマージュやインスタレーションなど関連作品であることを踏まえると、上野で開かれる諸々の特設展と同レベルの価格設定は正直高いと思う。招待券で見たかったな~会場もけっこう混んでたし…。

箱根のポーラや大原美術館からいくつか来てて、ほかにも国内の聞いたことない美術館からも来てて、そもそものモネの作品数の多さと共に日本人ってモネ好きだよねと改めて感じた。国立西洋美術館のあのでっかい睡蓮とか借りて来られてたら良かったのにねぇ。キュレーションの観点から特設展を見ると、色々面白い発見があるな。きっと美術館同士のパワーバランスとかあるんだろうな。わくわく。

5月に北川村のモネの庭に行ってから少し高まっていたモネ熱が、今回また少し高まった気がする。本物のジヴェルニーはどんな感じなんだろうな~。来夏にでも行って見てこようかしら。

 

おしまい。

御朱印007 武田神社

かの有名な戦国武将、武田信玄の館跡に建つ武田神社。日本の神社は

日本書紀古事記に出てくる神様を祭る神社

②歴史上の人物が神格化され祭られる神社

があるけどこちらはもちろん後者のパターン。

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甲府駅から緩い坂道の桜並木が一直線に続き、突き当たりが武田神社

甲府駅方面から車で行く人へ!正面突き当たりの左右どちらにも無料無料駐車場ありますと看板が出ているけど、まずは右に行ってみて。左の駐車場は少し離れたところにあるので神社まで徒歩5分ほどかかるのと、参拝客が少ない時は閉鎖されている。そして閉鎖されているかどうかは駐車場まで行ってみないとわからない。右の駐車場は神社の敷地内の一角&外堀沿いなので近くて楽なので、まずは右に進んで、満車だったら戻って左に行くのがオススメ!

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天気が良くて参拝日和。狛犬も立派。
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本殿。武田神社はお宮参りが多いようで、記念撮影も見かけたし子供の成長を願う絵馬が多いのが印象的だった。やっぱり「信玄公にあやかって人生勝ち組に!」みたいな感じかな?勝負運とか強そうだもんね!

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本殿の右隣が御朱印授受所。武田神社御朱印は絵入りが2種類ある変わったパターン。上記をまとめると絵入り2種は半紙のみで御朱印帳に直書きはありません、絵は選べます。ってこと。あとここには書いてないけど絵なしの御朱印を半紙に書いてもらうのも500円だった。私は今回御朱印帳を忘れたので、普段なら絵なしでいいやと思うところ、同じ金額ならば…と絵入りのをいただくことにした。
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武田神社は「水琴窟」や「姫の井戸」などいくつか見学スポットがあるのだけれど、私が一番心ひかれたのはこの能舞台薪能とかやるらしい。能舞台の手前には綺麗に整備された芝生があって、ここに座って観る薪能はさぞ素敵だろうな…と思った。いいなー薪能、一度見てみたいなぁ。
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というわけで今回の武田神社御朱印はこちら。年月日と朱印はその場で入れてくれるよ。

信玄神社は今まで行った中では一番といっていいほどに掃除や植栽の手入れが行き届いていて、非常にキレイで気分のいい行って良かったと思える神社だった。敷地もそんなに広くないので目が届きやすいのかもしれない。

武田信玄が住んでいた建物そのものは今はないけれど、昔この敷地のどこかで信玄公が「こないだの謙信の奴…」とか「おおっ塩来た!」とか言ってたのかなーと想像するのはなかなか楽しかった。