ちょっと旅してくる

わが身ひとつで気ままに生きる。

ミャンマーの旅 6日目

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今日はミンゴンに行って、その後マーケットに行くことにした。リウは予算が厳しいのか、アマラプラに一人で行くのはやめたようだ。私は朝イチで予算再編成したところ、実はかなり余裕があることが発覚したので今日はけっこうなんでもできる。

結局リウは私と一緒にミンゴンに行きたいという。…いや別にいいんだけど、いいんだけど、なんで自分の行きたい所に行かないのか不思議だ。

そんな話を食堂でしていたからか、東洋人女子2人連れに自分たちもミンゴンに行くのでタクシーをシェアしようと誘われた。彼女達は中国人で、ネットで知り合って予定の会うところだけ一緒に回っているらしい。

リウ相手に丸1日英語を喋るのはかなり疲れるので、中国人の道連れができたのは非常に有り難かった。私が黙っていても3人で喋ってくれるだろう。

こうして旅の道連れが増えていくのも一人旅の楽しさだ。まるでドラクエではないか。

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ミンゴンにはマンダレーから船で行く。ミンゴンの名物である未完成のパゴダは出航してすぐ見えているのだけれども、あまりにもパゴダっぽくないので気づくのが遅れる。

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パゴダっぽくないのは大きすぎるからかもしれない。とにかく大きすぎて岩にしか見えない。横の階段から頂上に登れるけど、こんな状態でも一応パゴダ扱いなので裸足で登らなければならず、焼けつく煉瓦をヒイヒイ言いながら登る。上からの眺めは素晴らしい。

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みんなでスイカを丸1個買い、切ってもらって食べた。甘くてとてもおいしい。犬が寄ってきてスイカを欲しがる。犬もスイカを食べると今日知った。それにしても今日は暑くて疲れる…。

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帰りの船に乗ったあたりから雲が出てきて体力が戻ったのでマーケットに向かう。あわよくばルビーのピアスを…と思ったけどそういうマーケットではなかった。布・布・布!

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野菜からなにから何でも路上で売っている市場でランブータンを買って食べた。日本じゃめったに手に入らないからなー。サラトラベルのブログにあったニーム石鹸を発見!「美肌の女王だよ!」というとみんな食いついたが、石油のような匂いがするのは普通なんだろうか?日焼けに良いということで、ここにきてついにタナカを買ってみる。

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その後、総チーク造りの僧院に向かうが入場料の高さに反対に遭い見物を断念。代わりに行った無料で入れるクドードォ寺院で、タイから来たという高僧が説法しているのを聞いた。ハスの花を持って周囲に優しげに話しかける姿はなんともエキゾチックで、何を言っているかわからないのに「ありがたや〜」と言いたくなる雰囲気があった。偶然行ったのに思いのほか良い体験ができて嬉しかった。

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夕陽を見にマンダレーヒルに向かう。日没まで時間はたっぷりあり、ここでまたしばし強制英会話。学校で何年も習うよりここで3日間無理やりしゃべるほうがよほど英語力が上がる。

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雲が多く夕日は見られず。だってミャンマー、雨季だからね。みんなで夕食を食べた。食べながら中国人3人はこういう時にピッタリの言葉があると言いながら、説明できない、したらしたでそれはちょっと違う、じゃあアンタが説明しなさいよ!みたいなやり取りがあり、最終的にはお決まりの筆談となった。それは「縁份」という言葉で、いい運命や廻りあわせのことを指すんだそうだ。今日の私たちはまさにそうだねと言いつつ宿に帰った。

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中国人女子2人のうち1人は明日マンダレー空港から帰国、もう一人はバスでインレー湖へ向かうそうで、私もインレー湖に行くけど飛行機なので空港までタクシーシェアすることになり、全般的に交通費が安く上がった。中国人はしっかり交渉するのでなんでも安くなってありがたい。

もはや腐れ縁になりかけているリウともさすがにここでお別れなので、好きだと言っていたクマモンのウェットティッシュをあげた。

 

ミャンマーの旅 5日目

朝4時起床。荷造り中にkindleがないことに気づく。そういえば機内で何か読んだあと見た記憶がない。エア・カンボーザに忘れてきたか?まあ仕方ない。パスポートでなかっただけマシだと思おう。何か別の大きなトラブルの身代わりになってくれたのかもしれないし。

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ボートクルーズは予定よりちょい早めの5:20に出航した。今日はイラワジ川を遡りほぼ1日かけてマンダレーに向かう。

船員は10人近くいるのに、乗客はなんと私一人!いやーなんか申し訳ない…と思ったけど、facebookに「貸切だね!」というコメントがついて、なるほどと思った。そうか貸し切り。なるほど。

念のためエア・カンボーザのHPから忘れ物をしまして…というメールを送った。期待はしていない。

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ボートは最初だいぶ寒く感じたけど、日が昇ったあとはそれほどでもなかった。川だから揺れないのもいい。川べりには放牧の牛、ヤシの葉の家、魚釣りの小さなボート、豚と自分を洗う人、ヤシの木、小さなパゴダ、川面ギリギリまで畑。丸裸の幼児は手を振ってくれる。変わり映えのない、でもどれひとつ同じもののない景色が続いていく。

11時、同じMGRGの船とすれ違った。下りの船はけっこう人が乗っているじゃないか!おおよそ半分ぐらいまで来たということかな。

リウからメール、マンダレーは私と同じホテルを取ったらしい。マンダレーについたらルビーが見たいな。

11:30、お昼ごはんが出た。野菜炒め2種類とごはん。中華味で普通においしい。今日はひつじ雲多めのいい天気で、川風が気持ちいい。

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14時、めずらしく船員が話しかけてきた。16時に着くと言われたのかあと4時間かかると言われたのかよくわからない。位置からすると16時には着きそうだけど。

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船のトイレは川の水を使っているらしく、それはいいけど手を洗う水も明らかに川の水。手を洗う意味がない気がしてウエットティッシュを使用。

16時前にマンダレー到着、船の中にまでタクシードライバーが入ってきて客引きをしている。

 

まだ明るいし体力もあるのでホテルで自転車を借りてそこら辺の見物に出発したが、とんでもないことになった。テレビで見るような東南アジアの自転車とバイクと車の洪水。身の危険を感じて路肩をゆっくり走ると子供が物乞いをしてくる(無視していればすぐ諦める)。見たかった雑貨屋に行くもやっぱり漆器が雑でお土産候補から完全に脱落した。

夕食後、ホテルのロビーでリウと会った。リウは僧侶の托鉢見物とアマラプラという夕陽スポットに行きたいらしく、タクシーをシェアしないかと言ってきた。一緒に行けば金銭的には楽だろうと思いつつ、申し訳ないけど断った。

本当はあそこ行きたくなかったのに時間勿体なかったとか後から思いたくないし、明日の道中でそう思って不機嫌になって、でもそれを英語でうまく伝えられずにイライラする自分が思い浮かんだから。

私はまだはっきりと明日の行先を決めているわけではないが、少なくともリウの行きたいところに興味はなかった。手持ちのお金をちゃんと数えて、明日何ができるのかを考えなければ。

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客室の内線電話。メッチャかわいい…。

 

ミャンマーの旅 4日目

今日は8時過ぎにホテルを出発。マーケットの付近をぐるっと回るが、欲しいものもないのにあの匂いと汚れの中に切り込む気は起きずダマヤンヂー寺院に向かう。途中でリウとすれ違った。私も彼も止まりはしなかった。これでいいんだ。私には私の旅が、彼には彼の旅があるのだから。

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一人になったので今度こそ遠慮なく小さめのパゴダ達を覗きまわって堪能する。ダマヤンヂー寺院の近くのSouthGuni&NorthGuniは手前の方は壊れていて入れず、もう一つの方は入れた。バガンは平原で、大きな森はあまりない。メインストリートから離れた、ガイドブックにロクすっぽ載っていないパゴダは人がいなくてとても静かで、乾いた風が吹きわたる。本当に居心地がよかった。

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とはいえ昨日の「最悪の道」の教訓で、道があってもeバイクが入れないところは潔くあきらめることにした。だって泥にハマって誰も通らなかったら困るし。

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シュエサンドーとダマヤンヂー間のパゴダ群を見て、やっぱり漆器を見に行こうと走り出したところで反対車線の地元民兄さんと目があった。向こうはUターンしてこちらの車線に入り、どこから来た、何日目だと聞いてくる。兄さんは「登れるパゴダに行きたいか?」と言った。そのパゴダは地図には載っておらず、おおよその場所とナンバーを教えてくれた(バガンのパゴダにはすべて番号が振られている。もちろんビルマ文字で)。

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大きくて綺麗でにぎわっているパゴダより小さめで寂れていて人がいないパゴダが好みなので、地震で壊れているところとかに逆に寄っていってしまう。斜めになったいくつかのパゴダ群に入っていくと、そこは兄さんが教えてくれたパゴダにドンピシャだった!すごいぞ私、ついてる!親切にも案内してくれるという兄さんに自分で探すから大丈夫と断ったのに、ちゃんと見つけられるなんて!

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上に登る気マンマンなので、お邪魔しますとブッダにちゃんと挨拶をした。神様の居場所に上がりこんで礼儀正しくしない奴には、あまりいいことがないような気がする。でも、異教徒でもちゃんと挨拶をしておけば悪いようにははらないような気がする。この感覚は昔からあって、特別な信仰を持たない身でも「敬虔な心」はあるんだな、と不思議な気分になる。

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このパゴダは一見とても登れるようには見えないんだけど、堂内正面入ってすぐの左右対称のくぼみ、実は左側にだけ階段があり、頭をぶつけそうな狭さのところを登っていくと上のテラスに出られるのだ。

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シュエサンドーにたくさんの人が群がっているのが見える。でもここには私しかいなくて、近くのパゴダに羊が群れているのが見えた。この景色を独り占めなんて贅沢だー。兄さんありがとう!次どこかで会って砂絵とか売ってたら買うよ私!

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道々の小さいパゴダをチェックしつつ、ニューバガンに向かう。かなり大きい工房に併設された漆器屋に入る。細工の細かさはすばらしいが、塗りが雑なんだよなぁ塗りが。値段の割にイマイチだ。

 

体力的には問題ないけど汗を流したかったし日焼けもしたくなかったのでホテルに戻り昼寝、16時に起きてまた兄さんのパゴダに向かう。法学的には朝日向けだと思うけど、せっかく教えてもらったし静かなところだしここがいいと思い日没予定時刻の約1時間半前!からスタンバイ。しばらくすると少しずつ人が来た。やっぱり知っている人は知っているんだなぁ。と言っても全部で7人。それぞれ適当に散らばって座っているので視界に入ることもほとんどなく相変わらず快適。写真を撮りまくり暗くなりきる前に退散した。

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タラバー門の通り抜けにスピードを落としたら欧米人夫婦に道を聞かれる。日本でも良く道を聞かれるけど、海外でも多いな・・・。ニューバガンに戻るらしいが、この暗さじゃ大変だ。私は夜ご飯に向かう。魚のカレーはパクチーモリモリでおいしかった。

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ホテルに戻ったらフロントから、明日のタクシーは手配済で4:45出発だよ!と念を押された。昨晩も「明朝何時に出る?」って電話してきたし(eバイクの手配があるから)、なんでも先回りでやってくれて助かるわー。

 

買っておいたミャンマービールを飲む。まずくはない。苦くはない。薄くもない。しかし1缶飲んでも酔いが来ない。ビールのせいなの?私のせいなの?

明日は朝早いので荷造りをして早めに寝る。使い倒したホテルの地図ともお別れだ。バイバイバガン、またいつか来て探検したいよ。

 

ミャンマーの旅 3日目

昨日の夕方からシュエサンドー寺院の登楼が解禁になったので、朝日を見に早起きしてeバイクを借りた。

暗い道を走り、GoogleMapを見ようとスピードを落としたら同じようなeバイクに声をかけられた。シュエサンドー寺院に行くのか?と。地図を持っていない、と。この街灯もろくすっぽない道で地図を持たずに朝日見物とはなめてんな…と思い、しかし旅は助け合いなので、私GPS持ってるからついてきてと言い一緒に行った。一緒に登って日の出を待つ。

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夜が明けて初めて、声をかけてきた人の容貌を知る。彼は中国人でリウと名乗った。

曇り空で日の出は見えず、でも高いところから見るバガン一帯はとても美しかった。

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雨がぱらつき始め、帰る段になってリウが出したホテルカードは私のホテルの隣のもの!一気に親近感が湧く。

リウはノープランで、私が行くところについて行きたいという。一緒に行動してもかまわないか?と。んー私できれば一人で好き勝手やりたいんだけど・・・ついてくるだけだったらいいかな。なんか面白くなってきた!

朝ごはんのために一回解散し、8時に再度集合。

漆器博物館に行きたいのだけど時間が早いので通りがかった気になる小さいパゴダを覗きながら進む。さしたる合図もなく突如バイクを止めガサガサと脇道に入っていく私を追いかけるリウは大変そうだ。

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名前のまったくわからない、草に半分埋まったようなパゴダがすごく雰囲気があって中に入りかけたら、鳩がバタバタと飛び出して顔にぶつかりそうになりビックリして目を閉じる。

目を開けると、中には真っ白なブッダが・・・!

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中には誰もいなくて、ほんの少しのお供えがある。ああこれが信仰心ってものかとじーんと来た。観光用ではない、人に見せるためでもない、自分の信じるものに向かって祈る本物の信仰心。今まで見た仏像の中で一番美しい。光の具合も絶妙だ。こういうのがあるから一人旅はやめられないんだ。

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昨日、直前まで来たタラバー門をくぐる。崩れかけた砂岩の門。ああ、シュナの旅ナウシカの世界のようだ。バガンは本当に素晴らしいところだ。

 

アーナンダ寺院を見て、漆器博物館に行った。博物館はしょぼかった。漆器が欲しいというテンションまで下がるほどしょぼかった。タビイニュ寺院は中は全然入れなかった。朝早かったし疲れたのでミィンカバー村まで戻ることにした。

途中でリウがスラマニ寺院に行こうと言い出し小径に入ったらそこはとんでもない悪路でバイクが埋まりそうになった。最悪の道だった。スラマニ寺院も中には入れなかった。いや、知ってたけどね。でも鳥がかわいかったので許す!

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昼ごはんを食べながらリウの話を聞く。このあたりから面倒になると筆談し始めた。中華圏はこれが便利だ。発音でなんとなくわかることもあれば、全然わからないこともある。リウは西安生まれ、湖南省で8年学校に行き、今はまた西安で働いているとのこと。兵馬俑の話で盛り上がる。兵馬俑展行ったなあ!リウは私が漢字を書くのが面白いみたいだ。

 

なんせ朝早かったので昼寝のために解散、夕日見物のため17時に再集合し本日2回目のシュエサンドーへ。明日は確実に筋肉痛だこれ。

朝よりも多くの日本人がいて、大半がグループだった。私は静かに過ごしたくてミャンマーに来たので、特に彼らと話したいとは思わず一人で夕日がきれいに見えるところがあるか探してぐるぐる回った。空はまた曇ってしまい、結局夕日も空振りだった。

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帰り道、雷がとどろくほどの大雨になった。急いで走っていたら電動自転車で無灯火の日本人らしき女性が走っているのが見えた。あまりにも危ないので声をかけて私の前を走ってもらったが、走れないほどの雨になったので木陰で一休みすることにした。リウは気づかず先に行ってしまった。昨日の経験では10分も待てば雨が止むはず。雨のせいか夕日帰りの観光客のためかわからないけど、昼間ほとんど見かけないツーリストポリスが4WDで見回りをしており、私たちが事故でもしたのかと声をかけてきた。

この女性と夕食して帰ることにした。4,000Kで買ったという漆器の小物入れを見せてもらった。シックで悪くないが作りは雑だ。マンダレーではクレジットカードが使えなかったらしい。私には味のわからないミャンマービール、濃いめでおいしいんだそうだ。二人で小間物屋に行き、タマリンドフレークを買った。

 

相変わらず街灯はないし彼女の自転車のライトは点かないし、ホテルまで送って別れた。

ホテルに戻るとリウから明日は別のホテルに移るとメールが来た。私はあさって早朝発だし、これっきりかもね。ま、縁があればまたどこかで会うでしょう。

 

 

ミャンマーの旅 2日目

朝ごはんを食べて出発。「transit 」に載っていた Tun Brothers Photo Studio を探しに出発するも、方向や距離感がわからず右往左往する。なんだか小汚くて変な匂いがして人がたくさんいるよくわからないエリアに入り込んでしまい、まずいな…と思っていたら、実は行こうと思っていた市場だった。

マジか!こんなド田舎なのかミャンマーというかバガン!道沿いにあるレストランも入って大丈夫なのか正直戸惑う雰囲気だ。まずい、毎食ホテルの食堂になりかねない…。
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道端で雨宿り。ミャンマーは雨季なのだ。
しばらくウロウロしてようやく位置関係を把握。私の感覚ではこれ道じゃないよね?というところが道路だし、単なる細道と感じる道が地図上では幹線道路として描かれている。普段の感覚と現地の感覚のズレの調整が、ようやく体の中でつき始める。どうせ時間はたっぷりあるのだし、通りがかって目についたところから入っていくことにした。このとんでもない田舎っぷりにもきっと明日には慣れるに違いない。
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一番最初に入ったパゴダは地球の歩き方には載っていないパゴダで(宿でもらった地図にはあった)、今回はlonely planet にするべきだったか…?と少し後悔。いいパゴダなのに由来が全然わからないのがもったいない。警備員がココがベストスポットだよ!と積極的に写真を撮ってくれた。
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その後もホテルの裏の幹線道路沿いにあるパゴダを見学。ティンローミンロー寺院で初めてチケットチェックを受けた。そう、昨日払った入域料のこと。その後も大きなパゴダではチェックされることがあった。
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私が足にしているeバイクは、見た目は原付バイクそっくり。本物の原付に乗ったことがないので制動等が同じなのかはわからないけれど、モーターとバッテリーで動くのでとても静か。けっこうなスピードが出るのに免許不要なのはありがたい。
 
お腹が空いた。が、まだミャンマーというかこのレベルの発展途上国に慣れないので(感覚が思い出せない)とりあえずガイドブックの一番上に載ってる店に行くことにした。入り口はちょっと大丈夫?と思ったけど、ここでだめならどこも入れないぞ…!と、思い切って突入。
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味はOK、むしろおいしい。が、トイレはまだ借りられない。
 
eバイクのバッテリーの持ちがわからないし、せっかくだからプールに入ろうと思って明朝の朝日ポイントの確認だけして一旦ホテルに戻る。
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案の定だれもいないプールに飛び込む。が、寒くてすぐ上がった。
少し昼寝…と思って起きたら17時!明るいうちにご飯を食べに行く。
本当は海老のトマトカレーの店に行きたかったのに見つからなかったので、昼間通って目をつけておいた店に行った。ライムとジンジャーとはちみつのジュースがおいしい!食後に出たタマリンドフレークものし梅っぽくておいしかった。明日もここに来ようかなあ。
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ホテルの近くのよろず屋でミャンマービールとポテチ。私にビールの味がわかるわけもないけど、おいしいと有名らしいので。
 
今朝はホントにこれで三日間も移動できんの?と思ったeバイクも夜にはウィンカーまで出せるようになり、入って大丈夫そうな店の目のつけ方も何となく思い出しはじめ、ここしばらく眠っていた一人旅を乗り切るアレコレが少しずつ戻ってきた。
大丈夫、笑顔で挨拶していれば大抵のことは何とかなる。
 
 

ミャンマーの旅 1日目

飛行機はほぼ満席だった。出発は1時間近く遅れたのに、定刻ちょい過ぎぐらいでクアラルンプール空港に到着。

早朝4時半、空港内の店舗の大半が閉まっているけど、24時間空港なので乗り継ぎ等で人はそれなりにいる。
ヤンゴンへのフライトは10時。ベンチで寝てる人もいるけど、一週間フルに働いた後にそういうのは無理。6時間パックで予約してある空港制限区域内のトランジットホテルへ。
 
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シャワーを浴びて3時間くらい眠り、8時のモーニングコールで起床。あー少し生き返ったなー。
 
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お腹空いたのでヌードルで朝ごはん。東南アジアによくある甘辛濃いめの味付け。
 
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飛行機の中でもごはん出た!今度はビーフン。
 
11時30分、ヤンゴン国際空港到着。北九州空港と同じサイズ感。
飛行機の中で入国カードとか配ってくれないので、降りてから自分で取りに行く。税関の申告書も自分で取りに行く。張り紙もないので、そのへんの人に聞くしかない。
 
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今度は国内線でまた移動なのだけど、しばらく時間があるので少し休憩。シンガポールのカヤトーストのお店。お腹空いてたらラクサ食べたかった…!
 
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国内線ターミナルは国際線ターミナルを出て左に1分歩けば着く。ボロいけどウッディで雰囲気がある。
 ニャウンウー空港は、簡素としか言いようがないぐらい簡素。でもこれでいいんだよね、だってテロの危険とかないから、これで済んでるんでしょう。
 
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今回は観光もするけどどちらかというとのんびり過ごしたかったので、小ぢんまりとしていて静かそうで、プールがあって、夕飯も食べられるレストランがあるホテルの大きめの一人部屋を選んだ。

チェックインと同時にeバイクのレンタルやポッパ山へのツアーやマンダレー行きの船などアレコレ勧誘される。移動続きで疲れていて、久しぶりの海外ひとり旅でまだ耳も口も英語に慣れていない中、この攻勢に対応するのが辛かった…。バイクと船は頼んで、ポッパ山は断った。朝日は明日見に行く?と聞かれ、yesとぼんやり答えたけど、いや場所もわからんのに無理だ。明後日にする、と訂正に行った。ほーら、これだから疲れてる時に適当なことしちゃいかんのよ。

 

ホテル内レストランでごはんを食べてシャワーを浴びてさっさと就寝。全ては明日からだ。ぐう。

 
 

ミャンマーの旅 0日目

この一ヶ月、あまりに忙しすぎて脳ミソが耳から出そう!と何度思ったことか(ー ー;)

しかーし!今日は出発すべき時間にやるべき仕事が全て終わるという奇跡…!
頑張ってる人には、ちゃんとご褒美が来るんだよ。知ってるんだ私は。期待すると来ないけども。
 
そんなわけで、スッキリした気分で予定してた電車に乗って空港へ向かう。電車の中でサンドイッチとコーヒーをムシャムシャ。
今回乗るのは12年ぶりのマレーシア航空。国際線では初のウェブチェックイン&ウェブ搭乗券とやらをやってみた。
昨晩、電車の中でマレーシア航空のサイトでチェックインして、メアドを入力すると二次元バーコードが届くのだ!
で、これでそのまま保安検査に向かえるものと思っていたら、これでは入れませんですと。
いやいや、時間短縮できたと思ってギリギリの時間なんですが!
カウンターで普通にチェックインして紙の搭乗券が出ました。意味ない…席指定できるだけかい…。
 
今回、荷物は全て機内持ち込み。ムダ毛ケア剃刀と爪切りは下手したら没収になるかと思ってたけど、特に何も言われずそのまま保安検査通過できた。よかった。
免税店も店じまいの時間で半分以上閉まってる。なんか閑散とした感じ。
いつものリップだけ買って飛行機に乗り込むも、給油系統のトラブルで遅れます、と。
えーせっかくクアラルンプールでトランジットホテル取ってるのに。
 
どうなることやら。
とりあえずすごく眠いので、寝る。