ちょっと旅してくる

わが身ひとつで気ままに生きる。

ミャンマーの旅 番外編

バガンマンダレーで一緒だったリウから、その後も時々「元気?仕事忙しい?」とか、たわいのないメールが来る。

旅先で知り合った人は大抵その場限りか、Facebookで繋がるか、せいぜい帰国直後にメールで写真のやり取りするぐらいで、連絡を取り続けることは珍しい。

 

そんな最近、またメールが来た。日本に留学している友達がいるという話は聞いたことがあったが、その友達が春節で中国に里帰りし、また日本に戻るので私に渡すおみやげを持たせるので受け取ってほしい、と。

えー!マジか!

 

…正直、ちょっとめんどくさいなと思った。わざわざ中国から友達に託しておみやげを持って来てもらうほど親しい仲じゃないし、友達だって荷物が増えていい迷惑だろう。名も知らぬ中国人と東京という大都会の片隅で待ち合わせ…その連絡どう取るの?とか、想像するだけでムムム…って感じだ。

でも、この話がどう転んでもそれはそれで面白そうだし、もしかして友達が増えるかもしれない。なにより申し訳ないから遠慮する…って英語でなんて言ったらいいか分からないから thank you!としか答えようがないのであった。

リウ経由で友達くんと連絡を取る。たかだかLINEのIDを交換するだけでこんなにドキドキするとは…。

友達くんから来るLINEはところどころビミョーに間違ったスパムメールのような日本語で、それがまたいかにも中国人留学生らしくてなんとも味わいがあり、なんだか楽しくなってきた。

結局、私の会社の最寄駅まで来てくれることになり、駅で待ち合わせ。案外すんなりと落ち合うことができた。

友達くんはすらっとした好青年で、あまり時間がないとのことだったのでお土産をもらい、私もお礼に北海道のアンテナショップで買った六花亭のチョコを渡した。まだ日本語はかなりたどたどしく、つい英語で喋りたくなってしまうぐらいだったけど、ミャンマーで撮ったリウの写真を見せたら大笑いしていた。

時間があったら今度一緒にごはんでも食べに行ってみよう。中国の話も聞きたいし。

もらったお土産は豆鼓の唐辛子オイル漬けと火鍋の素だった。豆鼓は納豆たまごごはんにプラスするとすごくおいしかった。

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火鍋は週末に友達を呼んでやってみた。麻辣味と書いてあったけれどこれがまた本当に、舌が痺れるほど辛い!キムチの辛さとは全然別の、花山椒系の辛さだ。日本の「鍋の素」と同じように使ったからかしら・・・火鍋ってどちらかというとしゃぶしゃぶだもんね。でも友達くんに言わせれば、彼らにとっては普通の辛さだそうだ。うはー。

 

 そんなわけで彼らの出身地、西安に少し興味を持ち始めた。シルクロードの始まりの地であり、回教文化が息づく、かつて長安と呼ばれた都。うーん、なんだか素敵じゃないか。ちょっと行ってみたくなってきた。

 …中国って今もトイレに扉はないのかな?