ちょっと旅してくる

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スペインの旅 10日目 バルセロナ観光

グエル公園

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今日がスペイン最後の観光日。朝一番はグエル公園、10時スタート。今日は晴れててめっちゃ暑い!

 

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入り口の近くに大きな階段があり、一番有名なトカゲにつながっている。


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階段を登っていくと…


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出ましたトカゲ!あちこちでこのトカゲをモチーフにしたお土産物を見たけど、やっぱり実物が色のバランスなど含め一番いいな。

ここはグエル公園に来た観光客がほぼ100%立ち寄る場所でもあるので、常に人がわさわさいる。トカゲに手をついて写真を撮ったり、高いところから撮影しようと近くのベンチに土足で登ったりする輩が後をたたないようで、警備員さんがすぐそばにいて、何かまずいことをすると即注意される。まあ仕方ない。観光客の好きにやらせてたらあっという間に壊れてしまうだろう。


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さらに階段を登ると神殿のような柱が立っているところがある。天井までこんな感じでタイル貼りになっていて可愛い。


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グエル公園といえば先ほどの天井のように、このカラータイルを砕いたものを貼った装飾で有名。一見テキトーというか無造作にサイズだけ合わせて貼ったように見えて、実は全体では色の調和が取れているのがすごい。これはガウディのデザインもさることながら、職人さんの腕とセンスだよなぁ。


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グエル公園は傾斜地に立っているので、登れば登るほどバルセロナ市内が見渡せて気持ち良い。

グエル公園への行き方をGoogleMapで検索すると、地下鉄からバスに乗り換えて山側の入り口から入るルートが出る。私もそちらから入場したので、実際はこの写真とは逆ルートで回った。トカゲエリアに入る前に園内を相当歩き回り、外側から攻めた感じ。グエル公園の正面から入ればトカゲの階段と即ご対面できるけど、正面に行くには平地にあるバス停でおり、そこからまぁまぁな斜度と距離の坂を上る必要がある。

 

 カサ・ビセンス

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グエル公園が暑かったのと混んでいたので予定より早く出てきてしまい、次の目的地に着いてしまった。予約した入場時刻まであと一時間あり、今日のスケジュールではここらでランチ休憩したいところだけど、周囲には目ぼしいレストランなども見当たらず時間を潰せる場所がない。カサ・ビセンスは他のガウディ建築よりも観光客の数が少なく、その場でチケットが買えるぐらい。それなら時間まで待たなくても入れるんじゃ?と思い、入場ゲートで「予約より一時間早く来ちゃったんだけど…」と言ったら全然OKだよ〜って感じで入れてくれた。良かった!


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カサ・ビセンスで最も印象的なのはこの、外壁にも使われているマリーゴールドのタイル。カサ・ビセンスはガウディの初期作品に当たるらしく、サグラダ・ファミリアカサ・ミラのような有機的な曲線はそれほど取り入れられていないけど、植物モチーフが多くて本当に可愛らしい。


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壁を蔦が這い、天井に葉が生い茂っている。壁と天井がぶつかる入隅にはまた違う花の装飾。可愛い…!この部屋が自分の部屋だったら、ベッドに寝転がるとこの精緻なレリーフが目に入ったらどんなに幸せな気分になれるだろうか。


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タバコ室。この時代の資産家宅にはこういったサロン的スペースがあり、男性は来客とタバコを吸って楽しんだのだそうだ。アルハンブラ宮殿の天井のような、このデザイン何というのかわからないんだけど、鍾乳洞っぽくも見えるイスラム風の天井になっている。やはり土地柄か、あちこちにイスラム建築の香りがある。


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2階の夫婦の寝室。こちらの壁や天井もまた植物モチーフで埋め尽くされていて可愛らしい。

カサ・ビセンスは所有者の変更などでかなりの部分が改築・リフォームなどされていて、復旧にかなりの時間をかけて一般公開に至ったらしい。屋上まで見学はできるものの、ガウディらしい内装が見られるのは1階と2階に集中していて、3階以上は模型や資料の展示スペースとなっていた。オーディオガイドはダウンロード式で日本語あり、フリーWi-Fiのパスワードも係員に聞けば教えてくれる。


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地下1階はギフトショップで、少しお土産を買った。思えばカサ・ビセンスのショップが一番私好みのものが多かったかもしれない。もっと色々買って来ても良かったかも!

 

エルコルテイングレスのフードコート

カサ・ビセンスに早く入れたおかげで、次の見学予約まで十分な余裕ができた。よし、ごはんを食べに行こう!カタルーニャ広場前にあるエルコルテイングレス百貨店の最上階にあるフードコートではパエリヤが一人前から食べられると聞き、行ってみたかったのだ。

 

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こちらがそのパエリア!具がゴロゴロ!味も美味しい!

IKEAのフードコートにあるようなカートを押して色々なコーナーで自分の食べたいものを取り、出口でお会計の方式。パエリアは大きなパエリア鍋からすくって盛りつけてくれて、客数が多くて回転が早そうだからカピカピのやつが出てくることもなさそう。食事エリアと日本のフードコートのようにごちゃごちゃしておらず、明るくて広く気軽な雰囲気。客層はバラバラで一人で食べている人もけっこういた。

ミックスパエリアとファンタレモン €13.55(2,359円)

 

カサ・バトリョ

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今日3箇所目の観光はカサ・バトリョ。グラシア通りという、カタルーニャ広場から伸びる大きな道路沿いに建っている。

チケットは数種類あり、高いチケットだと体験できる何かがあるらしい。私はあんまりそういうのに興味がないので、一番安いチケットを予約していた。今まで見てきたガウディ建築の中ではサグラダ・ファミリアに次ぐ混雑具合で、長い列ができていた。


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流れるような、優美な階段。


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海をモチーフにしているのだろうか。水玉模様のステンドグラスが可愛い。


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天井も流水型。素敵だわぁ。ガウディはいくつか家具をデザインしていて今でも同じデザインのものを購入することができる、めっちゃ高いけど!カサ・バトリョは各所にそのガウディ椅子が置いてあり、実際に座って休憩できるのが嬉しい。


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吹き抜けから上部を見上げると、上に行くに従って窓が小さくなり、タイルの色が濃くなっていく。吹き抜けの上部が覆われているので、かなり暑い。階段を使って自力で上がるのでけっこう疲れる。


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屋上はまた独創的な煙突だった。

カサ・バトリョ、建物は素敵なんだけど色々と気に食わない部分があった。まずオーディオガイド。建物に自分語りをさせるというコンセプトで、感傷的な表現が多く印象を押し付けられるようで鬱陶しい。屋上には造花をこれでもかと集めたインスタ映え写真撮影ポイントのようなものがあり(しかも別料金)、屋上から地上へ降りる階段はなぜか隈研吾による謎の鎖が無数にぶら下がっている装飾、最後は壁と床に画像がバーっと流れる、ちょっと私には説明ができないけどチームラボなんとかみたいなモダンアート?的な映像を強制的に見させられるという、全体のバランスを考慮していない展示物が多くて辟易とした。

ガウディ建築は総じて入場料が高い。文化財保護のためだと思えば高い入場料を払うのはやぶさかではないけれど、本質と異なることにお金をかけていると思うとちょっとこの金額には納得できないなぁ。

 

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私は今回の旅行にシャツを4枚持って来ていた。うち2枚はだいぶ傷んでいるので捨てて帰る気で持ってきて既に捨てたのだけれど、持ち帰るつもりだった今日来ているシャツも実は襟足が擦り切れていることに今朝気づいてしまった…。気に入っていたシャツなので残念だけどこれも捨てることにして、しかしそうすると明日の帰りに着る1枚しか服がないことになり、さすがに何かあった時に不安なのでどこかで1枚買い足すことにした。

カサ・バトリョを出てから周囲の服屋を何軒か見て、シャツを購入。それからお土産を買いにオリーブオイル製品で有名なラ・チナータという店に行き、オリーブオイル各種を買った。今日はとにかく暑かったので、街角でちょこちょこ水分補給をしていた。

レモンスムージー€3.25(565円)、炭酸水€2(348円)

 

またもエルコルテイングレスのフードコート

お昼に食べたパエリアが美味しかったので、イカ墨パエリアかパスタで作ったパエリアなども食べたいなと思い、またエルコルテイングレスのフードコートに行った。クローズまで30分ほどだったせいか、残念ながら狙っていたものはなかった。でも昼に美味しかったからまたパエリアを食べた。

 

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野菜パエリアとファンタオレンジ €13.55(2,359円)

 

サグラダ・ファミリアのライトアップ

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地下鉄10回券が少し残っているはずなので、夜のサグラダ・ファミリアを見に来た。この季節のライトアップは22時からで、20分ほど前についた時点ではまだ周囲も明るく、ライトアップされたらどんな風になるのかあまり想像できない。サグラダ・ファミリアの内部見学は終了している時間なのに周囲にはけっこう観光客がいたので、みんなライトアップを待っているんだろう。

 

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22時、点灯!おお、こんな感じなのね。


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池を挟んだ場所からの撮影の方が、上まで綺麗に見えて良い。


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できたばかりのマリアの塔の先端の星が輝いていた。スペインで見る最後の景色にふさわしい。

サグラダ・ファミリアからホテルへ帰る地下鉄で10回券を使い切った。やりきった!みたいな、清々しい気分になった。

 

ホテルへ戻り、帰国に向けて荷造りをする。38Lのスーツケースにそれなりに隙間がある状態で日本を出発し、旅が進むごとに少しずつ荷物が増え、へたった服を捨て、バルセロナで一気に買ったお土産を入れてぴったりちょうどぐらい。よしよし。

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