寒い。腰が痛い。働きたくない。静かなところに行って、温泉に浸かって、本を読んで、美味しいものを食べて、ふかふかのお布団で眠りたい。
今日は金曜日。朝から箱根で遊びたかったのに、急に仕事が忙しくなってしまった。午前中だけ仕事をして、14時過ぎに小田原駅へ到着。今夜の宿は夕食がないので、ここで食料を調達。
登山鉄道鉄道はかなりたくさん人が乗っていた。コロナ自粛は完全に終わったね。
箱根湯本駅で一旦降りる。どうしても食べたかった「箱根焙煎珈琲」の珈琲牛乳ソフト、400円。
焙煎されたコーヒーの味がちゃんとして、美味しい!
湯本駅に戻って、今度は箱根登山電車に乗る。
目の前に座っていた大学生っぽいグループの女の子が、車内放送を聞いて「3回スイッチバックしたら戻っちゃうじゃん!」と言っていて面白かった。なるほどww いやいや…と同行者が説明してたけどその説明もまた分かってるのか微妙な口ぶりで、全員片手に携帯持ってるのに誰一人調べずアレコレ言ってるのがより一層面白かった。
二つ目の「大平台」で下車し、目の前の国道1号線を湯本方面へ下る。箱根駅伝の見どころのひとつ『大平台のヘアピンカーブ』にあるこちらが本日の宿。
外観からすると、元々は企業の保養所だったんじゃないかなー。私の勤務先にも昔そういうのがあって、同じ雰囲気を感じる。
今回このホテルを選んだ理由の一つは、部屋数が少なくて小じんまりしていること。とにかく温泉に入りたかったので、部屋が少ない方がお風呂までの距離が短いんじゃないかなと思って。
入り口から素敵!1階にはエントランスと足湯があった。足湯は寒いから入らなかった。
チェックインをすると館内設備について丁寧に説明してもらえる。
中庭に面した2階のラウンジ。椅子・ソファセットなど10人ぐらい座れそうなスペース。本も色々あってのんびりできそう。
あっちこっちにIKEA!けど IKEAの家具は大ぶりなものが多いしデザイン性が高いから、普通の家よりもこういうところに合うと思う。
エアビーとか、IKEAの商品でいい感じにしてるところたくさんあるもんね。
ラウンジの隣にキッチンがあって、予約しておけば料理もできるらしい。
このホテルの特徴は食事の提供がないこと。これも選んだ理由のひとつ。一人で行くと大きな会場でごはん食べるのはちょっと寂しいし、ごはんの時間に行動を縛られたくない。かといって持ち込みすると電子レンジがなくて暖かいものを食べられなかったりする。キッチンには自由に使える電子レンジが置いてあって、食器も貸してもらえる。これが嬉しい!
ここは近くにあまり飲食店もないし、ホテル内にも売店はないけど、フロントで冷凍食品やピザ、お菓子などは売ってるし、飲み物は自販機があるので、手ぶらで来ても夜食べるものがない!ということにはならないので大丈夫。
部屋は8畳でこんな感じ。景色が綺麗!冷蔵庫も一人暮らしサイズが置いてあって良い。あとシャープの空気清浄機!冬はエアコンかけるからどうしても乾燥するので、加湿機能がついているのが嬉しい。
玄関入ってすぐのスペース。奥の扉はトイレ、部屋風呂はなし。湯籠にはタオル、洗面所には化粧水・乳液まで完備。タオル干しも2台あるのが良い。二人で泊まると1台では足りない時あるからね。
本日のおやつ。甘露梅と黒胡椒チーズかまぼこ。さすがに一泊では食べ終わらないので、残ったら持って帰るよ。
お風呂は2階に露天風呂、地下一階に大浴場(内風呂)がある。まずは露天風呂!露天は洗い場やシャンプーなどはなく、本当にお風呂だけ。湯温はけっこう高め。目の前が擁壁で景色は微妙だけど、そうだとしてもやっぱり露天風呂は気持ちいい。サクッと入って温まったところで、部屋に戻って窓側のソファで本を読む。少し冷えたらまた露天に入る。さっと戻ってまた本を読む。日が暮れてゆく。ああ、最高。
今日の夜ごはんは小田原駅で買ってきた「わっぱめし」。牛&豚、美味しい!これは駅弁売り場ではなくて、ラスカの1階で買った。他にも鶏の照り焼きや鰻など、たくさん美味しそうなわっぱめしがあったので、次はまた違うのを食べてみたいな!
寝る前に地下の大浴場に行く。大浴場にはシャワーやシャンプーがあるので、こっちで髪を洗って寝る前の支度をする。布団もふかふか。ただ私は家の寝具にはかなりお金をかけているので、寝心地は家の方がいいかな…。エアコンをつけたまま寝るのが嫌いなので、夜中寒いかもと思って贅沢に二人分の布団を重ねて使わせてもらった。カーテンと障子をきっちり閉めればそれほど寒くなかった。
朝。いい天気だ。食事提供がないということになっているけど、実際は朝ごはんとしてパンとドリンク、スープが用意されている。いやいや、これだけあったら十分でしょう。私の普段の朝ごはんより豪華だよ!ご立派な朝食が食べたいなら、そういうところに泊まればいいのよ。箱根には山ほど選択肢があるのだから。
ちなみに朝ごはんは部屋に持って行っても良いとのこと。わーい!!ということで持ってきてみた。山並みを眺めながら食べる朝ごはん、最高。
いやーいいわぁこの宿。
チェックアウトまで時間があるので、ラウンジで本を読む。本のチョイスも素敵だった。まさかここで「スヌープ・ドッグのお料理教室」が読めるとは!読みたかったんだよねー!(だけど作らないだろうメニューなので買いたくはなかった)
ラウンジにかけてあるウェルカムボードがかわいい。
行きは変なところから出ちゃったんだけど、帰りはちゃんと駅舎を通る。箱根翠泉、すっごく良かった!紫陽花の時期にまた来たいから、列車が来るのを待つ間に6月の予約をした。
旅行支援でもらった2,000円クーポンで、小田原でランチを食べて帰ろうと思ったらどこも激混み!代わりにお土産を買った。
みそまん、鈴廣の揚げかまぼこ、ういろう!ういろうは名古屋の印象が強いけど、小田原名物でもあるんだよ。
温泉にじっくり入ってのんびりする一人旅、楽しかった!また絶対行く!
かかった費用
交通費(往復) 2,820円
宿泊費 11,520円(クーポン適用後)
おしまい。