今日は天気も良いので市電に乗って諏訪神社へ行ってみることとした。関東出身としては「諏訪神社」と聞くと長野県の諏訪大社を思い浮かべる。縁起とかどうなってるのかな、長野と関係あるのかな?ちょっと楽しみ!
入り口、大鳥居
市電の線路沿いに立っている大鳥居。石灯籠も大きい。この階段をずっと登っていく。スタートから階段!
階段の途中にも摂社がある。平地の少ない長崎らしい景色。
階段の左右には民家や、もしかしたら茶屋かな?みたいな風情の建物もある。夏みかんのような果物がなっていた。
「長崎くんち」をやる広場
新型コロナウィルスの影響で中止になってしまった2020年の長崎くんち。見たかったけど仕方ない。開催時の写真を見ると、この階段下の広場で出し物が演じられ、階段の左右には桟敷席が作られるみたい。
本殿
階段、階段、また階段。カメラで写真を撮っていると、氏子会みたいな団体から声をかけられて集合写真のシャッターを押して欲しいと頼まれた。もちろんですとも!最近は自撮りも多くて観光地で写真を頼まれることも減ったので、ちょっと新鮮な気分。若くもなく年寄りでもない見知らぬ男性ばかり15名ほどに対し「はい、チーズ!」と言うのってどうなんだろ…と、一瞬固まった。
本殿はまだ新しい。ご時世のせいか観光客は少なかったけれど、お祓いを受けに来たらしき人たちは結構いた。地域に根ざした神社なんだなぁ。
門からの景色
諏訪神社は雑物が少なくて整然としている。身近にあるいくつかの神社は参道の周囲に木が生い茂っていたり、斜めに休憩所やゴミ箱があったり、思わぬところに摂社や小道があったりするんだけど、諏訪神社の造作物はぴっちりと直線上に収まるように配置されていて、余計なものが見当たらない。以前の旅行で行った資料館で見た長崎くんちは、ものすごい人数が桟敷席から見下ろす中で竜踊りや芸事が披露されていた。諏訪神社の敷地は長崎くんちがやりやすいように整えられていったのかなーと思う。
夏みかんが気に入った。
御朱印
そんなわけで御朱印はこちら!
御朱印の醍醐味のひとつは目の前で綺麗な書道を見られることなんだけど、こちらは残念ながら預けて控室で書いていただくスタイルだった。クリアセルのしおりがもらえた。しおりは五種類から選べる。
グラバー園の最後にある資料館で「長崎くんち」の映像を見た時は、てっきりもっと大きなところでやっているものと思っていたので、実際に諏訪神社に行ってみたらそれほど広いところではなかったことがわかった。でも演し物と観客が近い方が盛り上がるので、これくらいの大きさがちょうどいい距離感かもしれない。長崎は地方性が豊かでとてもいい街だと思う。これからもこののんびりした雰囲気と、培った歴史を大切にしていって欲しいなと思った。