あまり天気がよろしくない。そして体調もよろしくない。自然史博物館の最寄り駅に着いた途端パラパラと雨が降り出す。危ない危ない。
平日なので学生がたくさんいてガヤガヤうるさい。まっすぐ進めないぐらいのところもある。私もちょこちょこ座って休憩しているので全然進まない。
地震のパビリオンは阪神大震災と東日本大震災だった。世界に冠たる(?)地震がこんなに起きているのに、それでも外国人観光客がたくさん来てくれるというのはありがたいことだな、と思いつつ、阪神大震災を再現した起震コーナーは体感的に震度4~5ぐらいだった。確かに震度7は体験展示としては危ないか。
ホールを眺めるダーウィン像。今日もたくさん人来てますよ~。ご満足いただけましたかな?
上野の科博もそうだけど、博物館というのは見るだけでなく読まないと中身がわからないことが多くて英語で見るのはけっこう大変。以前ワシントンDCの自然史博物館でも大量の魚の骨の標本に「~fish」と書かれていて、レプリカならともかく骨だけ見てわかるかい!と思った記憶がある。ここを見る限り、日本の科博も負けてないな!頑張っている。
始祖鳥を見ようと進んでいたら「emergency evacuation」と放送が流れて避難させられた。イギリスはテロが時々起きるし、ちょっとドッキリしたが結局何が起きたのかわからず。戻って改めて始祖鳥を見た。
子供の頃憧れたものを、大人になって自分の目で見る。こんなに嬉しく楽しいことはない。
隣にあるヴィクトリア&アルバート美術館に移動。地図を買うも見どころが書いていない(他の美術館・博物館はこれだけは見逃すな!みたいな展示が地図に書いてあるのだ)。この広さでどうしろっての…とりあえず少し休もうとカフェに向かう。運良くウィリアムモリスルームに座れた。
wifiにつないでネットで見どころを検索。よし、まずは宝石を見よう。
イギリスはかつて大英帝国と呼ばれただけあって、経済力で手に入れられるものには強い。富の象徴である宝石はその最たるものだ。大粒の宝石を詰め込んだティアラやらブローチやらたくさんある。V&Aはまぁとにかく広いし作りは複雑だし展示も幅広すぎて、素晴らしいのはわかるが見学はしにくい。3分割ぐらいしてもいい気がする。そう考えるとスミソニアンは見やすかったなあ。
少し早いけど今日は帰ることにした。ハロッズの前を通りかかる。おお、あの有名なハロッズ!特に欲しいものはないのでそのまま通り過ぎる。バスで帰って来て最寄ひとつ前のバス停で降りるとテスコがあるので、夕飯用にアスパラのリゾットを買って帰った。
今頃になって少し英語に慣れてきたように思う。帰ったらホストお手製のアップルトフィーケーキをもらった。おいしい!ホスト自身は自分で取ったケータリングの中華がイマイチだったらしくご機嫌斜めだった。
今日はシルバーブルームーンという何百年だかに1回の珍しい月だそうだ。確かにいつもより少し大きく少し青い気がした。