ちょっと旅してくる

わが身ひとつで気ままに生きる。

ステキなラジオ

車を運転しながらたまたまInterFMを聴いていたらDJが、僕は自分は幼稚園から高校までアメリカで過ごし…と、自分語りを始めた。

アメリカでの生活の中で、差別はもう充分受けてきた。アメリカの南部には一生そこから出ず、差別思考の強い人がいる。でも肌の色で差別するなんて本当は全く意味がない…etc.

自分語りだと思っていたら、アメリカで起きた白人至上主義者とそれに抗議する人たちとの間で起きた衝突についての話だった。

 

DJは、多様性あっての社会であり、今回の件で間違っているのは白人至上主義者であり、トランプ大統領の対応も間違っている。自分はこういう仕事をしている身として明確に発言する責任がある!と言った。

 

 

差別は良くない、と言うのは簡単だ。でも実際、言うほど簡単じゃないこともある。国籍や民族、思想信条が絡むと、差別なのか区別なのか一概には言えないこともあるし。

実際私も「Fuck'n Japanese!」と言われた事がある。厳密に言うとチェコのレストランで日本人客数人が周囲が顔をしかめるほどの大声で喋っていて、それを見たウェイターの発言なんだけど。え、それ今私に言った?彼らに言った?

確かに騒ぐのは良くない。けど私、日本語メニュー出してもらってるんだよね…日本人もお客の一部と考えてる店なのにねぇ。本人達には聞こえていなかったと思うけど、観光地のど真ん中にあるレストランでその発言を聞いたことがすごくショックで、料理の味がぜんぜんわからなかったのを覚えている。

 

他にも、差別っぽいことはここに書ききれないぐらいあった。だけど肌の色での差別だけは本当にナンセンスだと思う。オバマ大統領が世界一たくさんのいいね!を集めたというあの投稿は本当に秀逸だ。生まれた時から肌の色で他人を差別する人はいない。白人至上主義って、たまたまそう生まれただけで自分で何か努力したわけでもなんでもないのにねぇ(笑)あ、だから神から選ばれし存在とか思っちゃうのか。多少の輪廻転生思想がある日本人的感覚だと、そんな下らないこと考えてる奴は、次は虫だな!って感じだ。

 

だからこそ、このテの問題についてメディアを通してハッキリと意見を言うのは素晴らしいことだと思う。InterFMはピーター・バラカンがいるから政治的発言に寛容なのかもしれない。

 

トランプ大統領が当選した時、アメリカ人は良心ではなく本心を選んだんだなと思ったけど、やはり差別される側である私としては、アメリカには良心に従った言動をしてほしい。

 

それではこの曲を聴いて下さい!と言ったのでマイケル・ジャクソンの「black and white」でもかけるかなと思ったら、ブラックアイドピーズの「where is the love?」だった。なんって素晴らしい選曲!!


最初はまだチェケラ!って言う人いるんだ…とか思って聴いてたら、めちゃくちゃいいDJだった。

こんなことを考えず世界中旅して回れる世の中に早くなってほしいなぁ。