やっぱベッド狭いなーと思いつつ、気づいたら寝てた。鳩間行きの高速船が出るかわからないので早めに起きて確認。こんなにキンキンに晴れてるのに、やっぱ欠航らしい。ちなみに安栄観光の貨客船も欠航。初の郵便船決定!
船のチケットを買うときに上原行きのバスに乗りたい旨伝えるとそのぶんのバスチケットをもらえる。七人本舗でカツオ味噌なるものを発見。何コレ超おいしそう、帰りに絶対買う!滞在期間のお昼ごはんなど買い揃え、8:40石垣発、9:30大原着。バスに乗り換え上原までぐるーっと島内半周。実は西表に降りたのは初めてで、ヤマネコ注意の看板の多さと想像以上のジャングルっぷりに驚く。
今日は宿の人も一緒で、昔は田んぼをしにこの辺りまで来てたとかそういう話を聞きながら50分近くかけて上原到着。ターミナルは売店も閉まってて、フェリー会社の人も欠航で暇なのか釣りしたりしている(笑)
さっきまで日差しが痛いほど晴れていたのに、あっという間に空が曇り風が吹き出した。すごいな、これ見越して欠航にしてるのか。
出発の11時頃には白波が立つほどの風になっていた。郵便船はボートと表現したいくらいのサイズで、普通の天気なら30km/hぐらいは出してそうだけど、波とバランスを取りながら進むので15km/h以下になる時も度々あって結局1時間ぐらいかかった。ちなみに普段は20分ぐらいだそう。激しい波しぶきでびっちょびちょ!これは服洗わないと潮吹くなあ。カッパ着ればよかったわー。港でお礼の1,000円を支払う。
今日の波高は4m程度、郵便船はもっと波の高い時でも出すそう。郵政民営化してしばらく経って、経費面だけで言ったら鳩間郵便局なんて真っ先に廃止されかねないわけだけど、この小さな船が鳩間島の住民の生活をいかに支えているかと思うと、今後も直接的な費用対効果だけで判断しないで欲しいと願わずにはいられない。
今日は旧正月なので、船の持ち主は「初おろし(?)」という祝い事があるそう。船に大漁旗を立てて、お神酒をあげたりみんなで船のまわりで食事したりするそうで、私も西表産のイノシシ汁のご相伴に預かった。初めて食べたけど、なんというか野生っぽい感じ?でも脂がのってて臭みもなくておいしかった。
郵便船ジェットコースターでくたびれたので、洗濯してから昼寝。ここまでしても鳩間島に来たい!という人は事前に宿から連絡してもらって乗るのがいいでしょう。常に乗る人がいるわけではないので、おおっぴらに客待ちとかしてないし船体にも何も記載ありませんので。探せばネットに船主さんの電話番号も乗ってます。
夕方まで寝て、シャワー浴びて部屋でぼんやりしてたらあっという間に夜ご飯。今日は客が私一人なので宿のお父さんお母さんと母屋でご飯。お刺身(ブダイ、クモ貝、コウイカ、シャコ貝)に、アバサーと魚と野菜たっぷりの鍋。新鮮な魚がたくさん食べられるなんて幸せだあ。
部屋でダラダラしていると、お客さんの話し相手をしてくれと母屋に呼ばれる。誰だろ?と思って行くと、宿の人の親戚で、昨日「石垣やいま村」で会った八重山民謡の先生のお弟子さんが来ているとのことでおしゃべり。いやー人間関係狭いですなあ!さすが沖縄、さすが離島。
お昼ごはんなど ¥1,000-
高速船(石垣→西表上原) ¥2,060-
郵便船お礼 ¥1,000-
民宿(一泊朝食付き、夕食オプション)¥3,500-