今日は「九州ふっこう割」で長崎一泊二日の旅。現地行動予算はふっこう割相当の12,000円で行こうと思う。けっこう潤沢ですぞ。
メインイベントはやっぱり軍艦島見学!なので、それ以外の時間を有効に使って観光をしなくちゃ。
7:25羽田発JAL便に駆け込み搭乗し(かなりギリギリだった、空港職員さんごめんなさい)9:40に長崎空港到着。市内行きのバスに飛び乗り、10:30ごろ長崎新地バスターミナルに到着。
歴史・考古学好きとしては、出島は外せない!
出島って既に埋め立てで「島」ではなくなっていることを、長崎出身の会社の後輩にしばらく前に聞いてびっくりした。思っていたよりかなり狭い。1時間ちょいでだいたい見て回れる感じ。こんな狭いエリアに外人さんを閉じ込めて、でもガッツリ南蛮貿易はしてたという…なんかすごいなー。
軍艦島はやまさ海運というところのツアーに参加した。12時からチケットが受け取れて、乗船は12:40から。出島ワーフのイベントでサバサンドを発見。食べながら出航を待つ。
船内は満席。そりゃ私だってキャンセル待ちしたもの。船は長崎港周辺の世界遺産の説明をしながら軍艦島に向かう。
見えてきた!
上陸ー。
瓦礫に咲く花が切ない。
軍艦島は、世界遺産になるべきだったとは思わない。ここは遺跡ではなく、廃墟だ。でもこれほどに近代文明の脆さ、諸行無常を感じる場所はそうそうない。ここに40年前まで人が住んでいたとは…。
軍艦島には様々な入場制限がある。雨でも傘の使用禁止から始まり、見学コースも非常に短い上に完全な団体行動。実質滞在時間は40分程度かな?
でもこの姿が間近で見られただけでも満足!来て良かったー。
さて今回の旅のメインイベントが終了したので、次は王道の観光名所、浦上天主堂へ行ってみることにした。小腹が空いたので角煮まん購入。中国人で溢れかえっている…!
横浜山手の洋館とか函館の教会とか、外国人が商売しに来て、日本人も異文化を一生懸命受け入れようとしていた時の洋風建築ってすごく好きだ。中でゆっくり説明を読む。落成して一ヶ月後、いわゆる隠れキリシタンがこの天主堂を訪れたんだそうだ。こないだ読んだみ三浦しをんの短編は、隠れキリシタンを題材にしたものだったなぁ。私は八百万の神々派だけど、自分の信念を勝手に曲げられる苦しさはよくわかるよ。
大浦天主堂の裏側からグラバー園へ。冬で、夕方で、雨が降って来たせいか景観がイマイチ。グラバー邸を中心に、洋館をあちこちから移築して出来たのがグラバー園らしい。元あった場所に置いておくんじゃダメだったのかなー。
イルミネーションのセンスが微妙…。
長崎といえばカステラ。文明堂や福砂屋が有名だけど、せっかくなら長崎でしか買えない店がいい。松翁軒で季節限定の栗カステラを買う。
市電に乗ってホテルへ。どこまで乗っても120円なんて安すぎ!夕飯は駅ビルでチャンポンを食べた。有名店も調べてはいたんだけど、今日は一日中トレンチコートを着っぱなしだったから、肩肘張らずに食べられるお店に行きたかったんだ。
宿泊は駅前のホテルニュー長崎。こんな安いツアーでこれくらいのホテルに泊まれるとは驚きだ!東横インレベルを想像してたよ。
コンビニで入浴剤を買ってお風呂でのんびり。
はー明日はどこへ行こうかなー。
出島 ¥510- 軍艦島ツアー ¥3,800- 大浦天主堂 ¥600- グラバー園 ¥610- カステラ ¥1,700-
サバサンド ¥350- 角煮まん ¥398- ちゃんぽん ¥800-