【持ち物編】
5月の香港・マカオは日本の7月上旬ぐらいの気温なのに、毎日のようにスコールが降るらしい。そのうえゲストハウス&中級ホテル、観光&アフタヌーンティーと滞在先や行く場所のレベルバラバラなので荷造りが難しかった。
【持ち物編】
5月の香港・マカオは日本の7月上旬ぐらいの気温なのに、毎日のようにスコールが降るらしい。そのうえゲストハウス&中級ホテル、観光&アフタヌーンティーと滞在先や行く場所のレベルバラバラなので荷造りが難しかった。
今日はもう本当に帰るだけの日。観光とか一切なし!!
ベラ・ビスタで最後の朝食。美味しかったけど絶対太ったな、この旅で。まあいい、帰って考えよっと。
1Fの売店でお土産を買おうとしたらまだ開いていなくてあえなく断念。ホテルをチェックアウトしてお隣のサンズからタイパ・フェリーターミナル行きのシャトルバスに乗る。サンズにはフェリーのチケット売り場があるので、チケットは出発時間を調べるのと合わせて昨日購入済。
ちなみにシャトルバス、あまりタダ乗りするのは良くないと思うけど乗車目的を聞かれたりは一切ない。色んな見込み客がいるし、なんせ乗降人数が多いので管理する気がないんだと思う。私はサンズ系列で買い物もしてるしカジノも行ってるしフェリーチケットも買ったので、堂々と乗ってた。
フェリーターミナルに行く道路をぼうっと見ていたら、アスファルトに等間隔で[ [ [ というマークが描かれているのを見つけた。あ!これマカオグランプリのスタート位置だ!!本当に市街地でやってるんだ!!このマークを見てから一気にマカオグランプリが見たくなった。来年あたり狙っちゃうか…?
タイパターミナルから香港国際空港に直行して香港エクスプレスに乗る人で、機内預け入れ荷物がある場合はバゲッジスルーといってタイパターミナルで荷物が預けられる。フェリーから飛行機への積み替えを自分でしなくていいので超楽チン!私たちは水モノを遠慮なく買うために手荷物1つぶんの機内預け枠を事前予約していたので、キャリーケースを1つ預けた。水モノは重いから、ここで手放せるのはだいぶ楽。ちなみにチケット売り場のお兄さんによると、タイパ→香港国際空港のフェリーは出発1時間前にターミナル待機が推奨らしい。香港→タイパの時とずいぶん違うじゃないか!
香港国際空港で昼ごはん。空港内のごはんとしては値段に見合ったボリュームでお得感あり。お粥にアワビ入ってるしね!さすがに量が多かった…。
昨晩ホテルのソファーに足をぶつけて膝を亜脱臼(?)してしまい、初めてではなかったので外れた膝は自分で戻せたんだけど、やっぱりちょっと痛くて(あとまたぶつけるのが怖い)香港国際空港内を思う存分ウロウロできなかったのがちょっと残念かなー。
行きより帰りの方がフライト時間が短いので、割と楽に感じた。帰路の成田エクスプレス(座席指定済み)まで時間があるので、夕食を食べる。今日は自分で動いてないくせにごはんばっか食べてる…!!
マカオのごはんは総じて好みではあるけど、帰ってくると日本的なものが食べたくなるんだよなーということでネギトロ丼。海外から帰ってきて心惹かれるのは寿司系と、カレーと、ポテトチップスのりしお味。
今回は大好きなマカオを満喫できて楽しかった!やはり時間に余裕があるのがいいね。プールに1回しか入れなかったのは残念だけど、季節や天候のことだから仕方ない。これ以上暑いと観光が辛いしね。
ギャラクシーのプールに入るため、また来ようと心に決めた。おしまい!
朝ごはんのメニューがひと回転したなって感じ。
葉っぱに包まれたちまきが美味しいのだ!あと今日はオムレツ作ってもらいました。チーズ入り。
朝ごはん会場のベラ・ビスタ。グランド・ラパはホテル内あちこちタイルでほんとうにかわいい。
決して広くもないマカオにこれだけいると、行く場所も尽きてくる。サンズのシャトルでコタイのサンズに行って、ドラッグストアがあったのでフッ素含有量の高い、日本では売ってない歯磨き粉を買った。たぶん1,500ppmだから日本の薬事法の限界と同じぐらいかな。
一旦ホテルに戻り、バスに乗ってまたセナド広場へ。今日はこころもち人が少ないような気がする。ちなみに観光地近辺にもたくさんのドラッグストアがあるけど、これお土産需要なんだよね。粉ミルクとかフェイスマスクとか。地元の人が普通に使う日用品が案外売ってないので、そういうのが欲しい人は観光地じゃないとこのドラッグストアに行くべし。
あーやっぱ好きだなこの景色。西洋と東洋、歴史と現代のごちゃ混ぜ感。カジノディーラーになってマカオに住みたい…。もう少し英語が喋れたらなれるかなぁ。
今日またここに来たお目当てはセナド広場から聖ポール天主堂跡の間の路地裏にあるこちらのポークチョップバーガー、ひとつ20パタカ!先日通りがかったときにめちゃ美味しそう!と思ったけどお腹いっぱいで諦めたのでした。
お店の前にメインの鉄鍋が1つあって、ポークチョップを作り終わると次は小籠包…というように、その時作るメニューがクルクル変わる。全部食べたい…。
タイルが綺麗だと聞いて、ラザロ街まで歩く。うん、雰囲気ある!マカオは街中あちこちこういう場所あるけど、ここは整ってるなぁ。
せっかくなのでホテルから見えるギア灯台に行ってみることにした。これでマカオの主要観光地はほぼ制覇したな!
通りがかった公園でクラフトマーケットが開かれていた。特に何も買わなかったけど、マカオのハンドメイド業界では一定の流行があるみたいで、似たような品を出している店がいくつかあった。
公園からギア灯台まではけっこうな激坂を上がる。ギアホテルという由緒ありそうなホテルがあって、いいなー見晴らし良さそうだなーと思ったけどここに泊まったら下界との往来が大変そうだ。
途中から雨になり、濡れながら灯台に到着。灯台の中には入れない。天気のいい日に着たかったなぁ。雨が強くなってきたのでなるべく早く帰れるルートを探していたら、ゴンドラがあった。ゴンドラでふもとまで降りてバスに乗り、ギア灯台の下を通るトンネルを抜けるとホテルのすぐそばに出た。バス便利!
今日のおやつはアーモンドクッキーとベラ・ビスタで買ったセラドゥーラ。「部屋で食べます」というと、ちゃんと2割かな?宿泊者割引をしてくれた。
バーにも行ってみた。これはノンアルコールカクテル。ハッピーアワーは2杯でどちらか高いほう1杯分の値段しかとられないのでかなりお得!ただ外は隣のカジノのオレンジ色のネオンがビカビカしていて少し落ち着かない。
というわけで今日の勝負に出掛ける。もちろんお隣のサンズ!そしてやっとルールを把握した獅子ルンルンに3度目の勝負を挑む!今日も100ドルからのスタート。
ミニマムベッドでちまちまと回し、段々目減りしていって残り15ドル、もうだダメかな…?と思ったところでホットモードに入りボーナスステージへ!フリーゲーム(何もすることがない)で勝手にフィーバーして400ドルになった!!
昨日はコインが舞ってたけど、今日はお札が舞ってる(笑)
昨日の反省があるのでボーナスステージが終わった段階でいったん戦果を吐き出すものの、まだホットモードは続いている。どうしよう、また突っ込んで目減りさせたくない…と迷った挙句、友達から10ドル借りてホットモードが終わるまでプレイしたところ、176ドルに!!
払い戻しボタンを押すと、こういう風に戦果が出る。で、これを換金カウンターかマシンで現金に戻す。
てゆーか私すごくない?まぁ香港ドルだけどさ。でもけっこう勝ったよ!2連敗を取り戻して勝ち越しで終了だ!!わーい!!上司にお土産でも買おうっと!
いい気分でサンズを後にする。さーごはん食べよう!と向かったのはおととい行った地元の店、牛筋カレー麺35ドル。ちょっと勝ったからって贅沢はいたしませんよ!
マカオ最後の夜はいい気分で過ごせた。アー楽しかったなぁ。さあ、明日は帰国だ!
天気が良くなったらプールに入ろう!と思っていたけど、曇りだし気温も低いしで計画変更。
マカオ科学館に来た。お目当てはギネス記録を持つ高解像度、8Kのプラネタリウム!メーデーがらみの大陸の連休が影響しているのか、平日の午前中にも関わらず子供連れがたくさんいて賑わっている。
左のエクスプローラーは3D、真ん中のファントムオブユニバースは2D。3D目当てで来たけど時間があるので2Dも見ることにした。それぞれ30分程度の上映で80パタカと60パタカ。
ギネス記録の高解像度を楽しむなら2Dかな。phantom of universe はオーディオガイドに日本語もあるので日本人でも楽しめるけど、暗黒物質=ダークマター研究に関するそこそこ学術的な内容なので、小さい子にはちょっと難しいかな?
アバター振りに久々に見た3Dはexplorer、広い意味での探求者が主題で、神話・星座の世界、コペルニクスから宇宙ステーションまで物語仕立てになっている。話としてはこちらの方が面白いけど、日本語オーディオガイドがないので頑張って英語を聞く必要がある。
マカオ博物館からリスボア前でバスを乗り継ぎ、一時間弱かけてマカオ南部にあるコロアネ村へやってきた。マカオパスを使うと、降りてからあまり間がない乗り継ぎの場合は料金を取られないということがわかった。つまり100円もしないでここまで来ている。すごい!
ちなみにこのルート、コタイのIRリゾートエリアを通過するので見える景色もなかなか面白いのでオススメ。
コロアネ村には日本史上の有名人、フランシスコ・ザビエルを祀るザビエル教会がある。昔はザビエルの腕の骨が安置してあったらしい。こぢんまりした教会だけど、前の広場のタイルが美しい。こんな端っこの地域までポルトガル文化が息づいている。
ザビエル像、イケメンである。彼はハゲてるのではなく帽子をかぶっているのだが、あの絵は教科書内では一二を争うインパクトだからなあ。たぶん今後もザビエルと聞いて思い出すのはあちらの絵だろう。
コロアネ村にも観光客はもちろんいるけれど、半島側やタイパ村に比べるとずっと少なくて、シーフードが売りの小さくて静かな村だ。エッグタルトで有名なロードストウズ・ベーカリーの本店やカフェもコロアネ村にある。
こういう、少しひなびた味のあるところが大好きな私は、いっそ引っ越してカフェでもしながら暮らしたいと思うほど気に入ってしまった。
コロアネに来たのは村と教会を見るだけではない。ここには動物界の人気者、パンダがいるのだ!
パンダ館の入場料は10パタカで一時間。パンダは夜行性で朝昼はたいてい寝ているらしいので、なるべく夕方の方がいいと思いコロアネ村に先に行ったのだ。さてパンダ。
やっぱり寝てる!!
…と思ったら、起きて一旦退場。係員が掃除と新しい竹?笹?用意すると…
トコトコと降りてきて…
むっしゃむっしゃと食べる!かわいい!!
なんだろ、人間がいる側を向いて食べるというのは。自分が可愛いって知ってるかのような…なんかちょっとあざとくない?でもやっぱりかわいい。
ちなみにパンダ館の入場者は100%外国人観光客。現地の人は見飽きてるらしい。
お昼ごはんがエッグタルトひとつだったので、ちょっと早めに夜ご飯とした。今日はポルトガル料理レストラン「VINHA」へ。こないだ食べてないものを食べる!
ダックライス。ココナッツで炊くとガイドブックに書いてあるけど、割とパサパサしていた。
美味しかったのはこちら、バカリャウのグラタン!塩気とマッシュポテトがちょうど良い!ダックライスと一緒に食べるとなお美味しい!
昨日のガロに比べると繊細な味で、価格帯はちょっとお高め。
ホテルに帰ると再度おやつ登場。これはアーモンドクッキー、街のあちこちで売ってるやつ。どんな味かと思っていたので試せて嬉しい。
さて、今日もサンズで一勝負しますぞー!おとといと同じ獅子ルンルンを選ぶ。やっとルールがわかってきた。ホットモードの目が出ると、その後しばらく揃った時の倍率が上がり、獅子が3匹並ぶとボーナスゲームになるみたい。なのでホットモード中に獅子が並ぶと倍率が上がった状態でボーナスゲームができるのだ。
今日も100ドルから開始し、ホットモードとボーナスゲームで290ドルぐらいまで上昇!画面にコインが舞ってます。ここで欲を出して、倍率上げて2回目のホットモード&ボーナスゲームを狙ったのが運の尽き…後もう少しやったら出るかもしれないし…とか思ってたら、あっという間になくなっちゃいました…290ドルでやめときゃよかったなあ。
昨日ヴェネチアンでも100ドル負けたので、負け越し。あーあ。もう寝るっ!
今日は朝から曇って気温が上がりそうにないので、長袖にした。予報では雨も降るらしい。
生野菜が好きではないので、サラダを麺ブースでゆでてもらってスープにして食べる。前回のペナンで習得した技。菜の花系の野菜のソテーもおいしい。
今日はコタイエリアに行く。お隣のサンズとヴェネチアンは経営母体が一緒なので、シャトルバスで直行できて便利。雨でもあまり影響なし。
ガイドブックとかでよく見る、ヴェネチアを模した水路とゴンドラ。ゴンドリエーレがちゃんと歌も歌ってくれて、順番待ちも長蛇の列だった。ディズニーランドみたい。
お店をぐるぐる見てまわって、マークス&スペンサーでお土産のお菓子などを買い込んだ。予約しているリッツ・カールトンのアフタヌーンティーまで時間もあることだし、今日の勝負はマカオで一番スロットマシンが多いというヴェネチアンのカジノへ!!
…確かにめちゃくちゃたくさんあるんだけど、どれもボタンが多かったりかわいくなかったりで種類自体は少ない。初心者や少額チャレンジャーにやさしくないカジノだった。適当に選んだ台はルールもよくわからず、適当に押しているうちに100ドルがなくなって終了。逆に友達はフィーバーしていてなかなか終わるタイミングがつかめないようだった。
何とかキリをつけて換金したころにはアフタヌーンティー予約時刻の15分前。ギャラクシーは広すぎて自分がどこにいるのかすらイマイチわからない。とりあえず外に出て、リッツを目指してガシガシ歩く。涼しい季節で良かった…これ夏だったら地獄の行軍だったわ。なんとか間に合って一安心。
リッツではGFにあるカフェと51Fにあるラウンジの両方でアフタヌーンティーをやっている。今回はラウンジにした。よくある3段プレートではなく、木のようなデザインに盛られている。見た目も華やか。頼んだ紅茶を逆にサーブされたりもしたけれど、スコーンもおいしいし満足した。
リッツのラウンジからギャラクシーを眺める。天気が下り坂になってきた。真ん中の水色のところが波の出るプールで、手前の濃いブルーはおそらくコテージのプライベートプール。パッと見25mプールぐらいはありそう。
世界最長とのうわさの流れるプール。いいなー!!私もここで流れたい!!次はギャラクシーリゾートに泊まるぞっ!
コタイエリアからすぐ近くのタイパにある官也街へ。食べ物がたくさんあるのでこちらも観光客が多い。どうやら中国はメーデー近辺が連休らしいのだ。雨が降ってきたので、有名なロードストウズ・ベーカリーのエッグタルトを購入し退散。
タイパ村の入り口にあるジャンク船のタイル。かわいい!!
サンズのシャトルでホテルに戻る。今日はとにかくどこに行っても大陸系中国人の数が多くて、待ち時間が多かった。
こんなにたくさんのカジノのネオンが輝いていて、もう陸地がどこか見間違うことなどないだろうに、ギア灯台は「これは私の仕事ですから」と言わんばかりに光っていた。変わらないものの良さをわかっている街だ。
夕食処を探してフィッシャーマンズワーフ、通称「廃墟」を散策。いや~全然人いないし、これマジで廃墟だわ。なんでローマ風にしちゃったんだろう。ポルトガル風にすればよかったのでは?
結局、ホテルの裏手にある団地の中の飲食店で、地元民で賑わっているお店に入った。普通の人が食べている、普通の料理。値段は麺類1杯でセナド広場の牛乳プリンと同じぐらい。安くて普通においしい。外国人はめったに来ないだろうに、胡散臭い目を向けられるでもなくごく普通に接してくれるいい店だった。
明日晴れたらまたプールに入りたいなーと思いながら就寝。
ふっかふかのベッドで良く寝て、気分良く朝ごはんを食べに行く。
朝ごはんは「ベラ・ビスタ」というレストランでビュッフェ形式。品数も多く、ワッフル・卵料理・麺類はその場で調理してもらえる。クラシカルな内装が好みドンピシャだ。
バスに乗って媽閣廟へ行く。媽閣廟の前の広場はポルトガル風のタイルがすてきなのだが、媽閣廟に祀られている天后様の誕生祝いに劇を上演するための舞台が作られていて、綺麗な写真が撮れなかった。
マカオは貿易で栄えた街だし、海に囲まれた立地で漁民も当然たくさんいたはずで、海上安全を祈る媽閣廟に来ると昔のマカオの人はどんな気持ちでこの廟に来たのかな~とか色々想像する。巨大な廟というわけでもないが、何となく好きな場所だ。
丘を登ってペンニャ教会へ。カトリックの教会だが内装は至ってシンプル。媽閣廟が中国系住民の心の支えだったのと同じように、ポルトガル系の人々はマカオが近づいて丘の上にこの教会が見えたら、きっと安心しただろうなと想像する。ここも好きな場所だ。
ペンニャ教会からセナド広場方面に向かって散歩を続ける。街並みのところどころがタイルだったり曲線を配置した作りだったりで、どことなく南欧感がある。このアジアとヨーロッパがミックスされた感じがとても好み。
民政府の中庭。アズレージョがきれい。噴水のおっさんは仕事をさぼっている。
ちょっと暑いし休憩ということで、有名な牛乳プリンのお店にやって来た。今日は5月1日でメーデーなので休みの店が多い。祝日に営業をする店は税金を余分に取られるようで、この牛乳プリンもサービス料が1割乗せられていた。
香港でもマカオでも見かけるダイソーと無印良品とユニクロを足して3で割ったような謎の雑貨屋、商品は3Coinsみたいな感じ。どんなものかと覗いてみたところ、商品に貼られているシールによると本社は日本になっていた。マジか!
ホテル前の道にはマカオグランプリの、なんかわからないけど審判とかが見るところ?が常設になっている。次回は11月14~17日らしい。ちょっと見てみたくなってきた。その時期はきっとホテル代も高いんだろうなー。
ホテルへ戻り、念願のプールへ。曇り空だけどそれなりの気温だったので、ビーチチェアが足りなくなっていた。20年振りぐらいにスライダーなど滑ってみて、チェアでうたた寝し満足。これで晴れてたら隣のサンズがギンギラなんだろうなぁ。曇りもまた良し。
夕方になり、部屋に戻って「お腹すいたね…夕飯どうしようか」と相談していたらチャイムが鳴り、無料サービスのおやつがやって来た。えーこんなのあるの!すごい!ホテルに対する印象が急上昇!
今日はメーデーで休みであろう店が多い中、ネットで「メーデーでも営業していた」と書かれていたので、夜ご飯はポルトガル料理のGaloという店へ。ただし本店は予約をしていないと入れないこともあるらしいので、ホテルから近いDom Galoという支店のほうに行ってみる。ちゃんと営業していた、良かった!
1品の量がかなり多い。パスタもバカリャウコロッケもハーフサイズを頼んで、出てきたのは日本なら1.5人前ぐらいに当たる量。タコのマリネにアフリカンチキン、ポートワインをグラスで2杯にサービス料(メーデー増額込)を入れて490パタカ。名物を堪能できて満足!
破裂しそうなおなかを抱え、腹ごなし&夜景見物に散歩する。ちょうどウィン・マカオの噴水ショーが始まった。このあたりはお金をたくさん持っていそうな大陸系中国人がたくさん歩いている。大陸系中国人はファッションセンスが壊滅的で、デカデカとブランドロゴが入ったバッグやキャップをかぶり、アニマル刺繍や真っ赤なTシャツなどを恥ずかしげもなく着ているので判別しやすい。なんですかそれは、開運ですか。それ着るとカジノで儲かるんですか??
リスボアと、昼間よりおとなしく感じるグランド・リスボア。きっとあの中では欲望が渦巻いてるんだろうな。
部屋に帰って成田で買った本を少し読む。沢木耕太郎の「深夜特急」1巻(香港・マカオ編)だ。大小に熱中しあわや全財産をスりそうになるところまで読み進んだ。リスボアのネオンと深夜特急に当てられたのか、せっかく来たのだし、やっぱりカジノに行こう!と思い立った。
ホテルにも小さなカジノがあるけど、どうせなら大きなカジノでやりたいので隣のサンズ・マカオへ。とか何とかエラそうに書いてますけどルールを一切知らないのでテーブルゲームには賭けることすらできない。選択肢はスロットのみ。かつ、リール数が少なくてボタン数も少なくてミニマムベッドも低い、つまりとにかく単純なやつを探して座る。
カジノのスロットは目押しがなくて、お金を入れてスタートボタンを押せば勝手に勝負してくれるという初心者に優しいゲーム。負けても諦めがつく程度の少額しか賭けないと決めているので、100パタカだけ握って来たら香港ドルしか使えなかった。友達に100ドル借りて、中国獅子がルン♪ルン♪と踊るかわいいのを選んだ。ボタンをポチポチ適当に回していると、20分ぐらいで何かが勝手に起きて235ドルになった。約2倍になったのでさっさと換金し友達に100ドルを返し、今日はおしまいにする。
明日もおやつ欲しいな!という下心を込めてお皿を片付け、お風呂に入って就寝。
朝ごはんを食べに街に出る。同行者から特に要望が出なかったので、私が行先を決めた。
カート式飲茶を経験したかったので、ネットで検索して見つけたロンドンレストランというお店に行ってみた。地元民もいて、かつ観光客でも敷居が低そうな雰囲気だったので。
何種類かの点心が載ったカートを押しながら、おばちゃんが品名を呼んで歩く。エビ=ハーガウ、というのは覚えたので「ハーガウ☆%@&」と聞いて海老シュウマイか海老ギョウザに違いない!と手を挙げて呼び止める。
蒸し籠の蓋をひとつづつ取って中身を見せてくれるので、気に入ったものがあればもらう。おもしろい!!飲茶を食べるなら断然シート式よりカート式だ!
点心をもらうとカードにスタンプを押してくれて、あとで清算する。高くても1品30元(450円)程度で、二人で5品も頼めば食べきれないぐらいの量になる。味は普通においしい。
ここロンドンレストランはだだっぴろい結婚式場のようなところにテーブルがたくさん置いてあって、点心をつつきながら新聞を読む地元民らしき人から私たちのような観光客まで客層は様々。観光客にもある程度慣れているようで、英語を話す従業員は見当たらなかったけれど身振り手振りで意思疎通は十分できるし、カートのおばちゃんもカメラを向けるとピースしてくれたり、ごく普通の飲茶を体験できて楽しかった。
2泊した宿をチェックアウトする。壁に絵を描いたり色々飾ったり、ゲストハウスとして奮闘していた。安かったし便利な立地だし、香港はここで良かった。
マカオ行きのフェリーが出る中港城まで歩く。少し雨が降ってきた。チケットを買うと「あと5分でフェリーが出るから走れ!!」と言われる。えっ!!別に私たち急いでないんだけど!!
本当はフェリー乗り場の写真など撮りたかったのに、とにかく走って船に乗れと言われターミナル内を爆走。パスポートチェックは本当に見てる?というほど雑で、荷物検査もなし。バックパック背負ってこんなに走る羽目になるとは・・・!
ぜぇぜぇ言いながら乗船。キンキンに冷房が効いた船内で汗に濡れたシャツが冷え、めちゃ寒い。しかもアウターフェリーターミナルに行こうと思っていたのに、船はタイパフェリーターミナルに着くという。どういうことだこれは!!
とりあえずホテルに向かうことにした。チェックインできなくても荷物だけ預かってもらいたい。マカオのホテルは「グランド・ラパホテル(金麗華酒店)」。タイパターミナルからホテルまではサンズ・マカオのシャトルバスに乗って移動(グランド・ラパはサンズ・マカオの隣にあるので)。マカオはターミナルからあちこちの有名カジノやホテルがシャトルバスを運行していて、宿泊客かどうかなどはいちいち確認されない。
予定より早く着いたけど、問題なくチェックインできた。グランド・ラパは旧マンダリン・オリエンタルで、チーク材を多用した年季の入ったロビーやバーが素敵。年降るものの魅力はお金では買えないもんな…逆に客室はきっちりリノベーションされているのですごくきれいだった。決め手はプールと朝ごはん!!
フェリーとチェックインで遅くなったけど、ひとまず昼ごはんを食べに行く。ホテルの近くのスーパーマーケットでマカオパスを買い、バスに乗ってセナド広場近くの福隆新街にある蝦卵が載った麺が有名なお店へ。
エビの味がしっかりしていておいしい。ランチからずれた時間に行ったので空いていてすぐ座れた。観光客がたくさんくるのだろう、写真つきのメニューあり。小さくて古いお店だけど、おばちゃん従業員がせっせと床をモップで拭いていて好感が持てた。
さて、お腹も落ち着きやっと観光開始。誰もが必ず来るであろうセナド広場へ。食べ歩きグルメもたくさんあるマカオ随一の観光スポットだ。
んー確かこっちのほうだったような…と古い記憶を頼りに進む。
聖ポール天主堂跡!やっぱりマカオに来たならまずこれを見ないとね!まーとにかく観光客が多い。昔もこんなだったかなぁ。中国人と韓国人がとにかく自撮りをしまくっていて通行に支障をきたしている。
天主堂跡の右手にある「モンテの砦」にのぼる。石段をせっせと上って汗だくに。大砲がグランド・リスボアを狙っている。
グランド・リスボアの奇天烈な形は景観破壊であると同時に、マカオタワーとの位置関係で自分がどこにいるか一目瞭然なので便利。
大陸からやってくる中国人観光客は①高いところ②食べ物がないところ③学術的なところ④知名度が低いところ の合わせ技になればなるほどその数が減っていく。モンテの砦は①②③を兼ね備えているので、上まで来れば中国人はほとんどいない。ゆっくり見られてよい。
モンテの砦から天主堂跡を見下ろす。正面ファサードだけが残っているのがよくわかる。マカオには他にいくつも教会があるが、どうしてここは再建しなかったんだろう。
変な時間にお昼を食べたので、セナド広場で胡椒餅を買い、コンビニでお菓子とビールもどき(ほぼジュース)を買ってホテルで夕飯とした。
今日は平成最後の日。ホテルのテレビでもNHKが映り、各地の喧騒を伝えている。この正月が2回来たかのような「改元」の感覚はおそらく海外の人にはわからないだろうな。実務上は西暦主義だけど、元号は文化としてあっていいと思う。イスラム教だってイスラム暦があるわけだし。
少なくとも今までの改元は天皇崩御とセットだったのに対し、今回は退位なので心置きなくお祝いができるだけでも良いことじゃないか。83歳まであんなに働いてもらったのだから充分だ。電波障害でテレビが映らなくなった一瞬で、日付が変わり令和を迎えていた。
できるだけ災害や戦争が少なく、お金はそこそこでいいので心豊かに生活でき、好きに旅ができる時代であってほしい。