ちょっと旅してくる

わが身ひとつで気ままに生きる。

旅の持ち物 イギリス編

旅の直前に急に心配になって「あれ持ってった方がいいかも」と、ついつい荷物が増えてしまう人は出発する少し前から持ち物リストを作るのがオススメ!

 

 ☆衣類①外着(着ていく分も含む)☆

・ダウンコート 1着
・半袖カットソー 3枚
・カーディガン 3枚

・ジャケット 1着
・パンツ 2着
・下着類 3セット
・靴 2足

・手袋&ストール

パンツは冬用の裏起毛タイプのもの。冬の旅はこういうので荷物が膨らむんだよねぇ。でも寒さには勝てない。下着はブラトップと普通のを混ぜて持っていく。

靴はアディダスのスタンスミスと、ミネトンカモカシンスリッパ。ミネトンカは内側がモコモコで素足で履くとすっごく気持ちいい!主に飛行機の中や部屋で過ごすとき用。

 

☆衣類②部屋着☆

・ルームウェア上下 1着

・寝る時用スポブラ 1枚
・着圧ソックス

ヒートテック長袖 1枚


☆洗面化粧雑貨類☆
・ドクターブロナーマジックソープ
・オールインワンジェル
・オリーブスクワランオイル

・ヘアオイル

・スチームクリーム
・BBクリーム
・レスキューオイントメント
・フェイスパウダー
・制汗剤

・ファブリーズ
・メガネ&ワンデーコンタクト 日数分
・歯ブラシ&歯磨き粉
・ヘアコーム
・体洗いミトン
・カミソリ

・ミニ洗濯ハンガー

・ホッカイロ


この類、細々と多いなあ!BBクリームとオールインワンジェルはコンタクトレンズケースに入れて持っていく。イギリスは乾燥してそうだし、ボディケア系が足りなくなったらスチームクリームで代用予定。

 

☆手荷物☆

・腕時計

・小銭入れ
・ハンカチ&ポケットティッシュ&ウェットティッシュ
ノイズキャンセリングイヤホン
・携帯電話 (iPhoneSE)
・目薬や頭痛薬やリップクリームのポーチ
Kindle paperwhite
・折り畳み傘
・モバイルバッテリー

・充電ケーブル

・手帳とペン

・フィットするネッククッション

・蒸気のアイマス

 

省スペース&軽量化のため、今回も財布は持って行かない。現金はジップロックに入れてカバンの隠しポケットに、カードと現地通貨はちびポーチに。

ネッククッションとマスク、アイマスクは深夜便なので寝るための装備。

手帳はトラベラーズノートのパスポートサイズ。実際パスポートを挟んでいるのと、ひとり旅の時は日記を書くのが習慣になっている。時間を持て余すということがなくなるし、たまに読み返すのが楽しいので。

 

旅のおみやげ イギリス編

ステキなお土産探しも旅の楽しさのひとつだ!とはいえいくつか気をつけているポイントがある。

・実用的かどうか。値段と品質と使用頻度のバランスが取れているかどうか。これを良く考えないと旅先テンションでどうでもいいモノを買ってしまいがちなので。

・日本で買えるか。免税とか現地価格って確かに安いけど、わざわざお金をかけてきた旅先で、時間をかけて買いまわって、持って帰る労力に見合うなら買うけど、そうじゃなければ普通に日本で買った方がいいと思っている。なので現地で売っているものを中心に買って、日本で買えるものは淘汰される傾向にある。

・見ると旅の思い出に浸れるか。品物に思い出がプラスされてこそおみやげ!

をてなわけで、今回のイギリス土産をご紹介。

 

①雑貨

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・オージーシャンプー&コンディショナー

ホスト宅のお風呂に備え付けだったもの。日本で使ったらどんな感じかなと同じものを買ってみた。

東インド会社のエコバッグ

世界史好きにはたまらないビジュアル…!自宅で食材入れとして使ってる。

・メガネケース

旅行本と地図屋の「stanfords」で購入。”世界はあなたが見るためのもの”。オーイエー!持って行った古いメガネケースは捨ててこちらで帰ってきた。

・つめみがき(ロンドンの名所柄)

かわいいし軽いしかさばらないし実用的だし、自分で使うのでも人にあげるのでも良し。

・巨石遺跡群の写真と解説書

寒すぎてわけわからなかったので復習&英語学習用に。好きこそものの上手なれ。

ウェストミンスター大聖堂の花の種

広いお庭で花を育てるのが趣味の知人に。もしかして税関申告品だったのかな?

・アリ・ミラーのカップ&ソーサー

SHERLOCK」で見てからずっと憧れていたカップ。ナショナル・ポートレート・ギャラリーのショップで購入。

 

②食品

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 ・東インド会社のティーバックアソート、ショートブレッド、チョコレート

とにかくデザインとロゴが好みなので。価格帯は高め。

・マークス&スペンサーのショートブレッド色々、キャンディ、ティーケーキ

手頃な値段でパッケージもシンプルながらかわいい。友達と自分へのお土産用に。ティーケーキがドライフルーツもりもりでほんのりアルコールの香りがして超好みだった。一番近くで買えるのどこだろう。香港かな。 

 

イギリスは紅茶が有名だけど、トワイニングやウィッタードは日本でも売っているし値段の差もそこまで大きくない(&元々高くもない)ので東インド会社の紅茶のみ。バカデカいスーツケース持ってる人とかはたくさん買ってもいいんじゃないでしょうか。

ちなみに会社の同僚向けには個別包装のwalkersのショートブレッドを買いました。…カルディで。いや、どこで買っても同じ品物だからね!

 

おしまい☆

イギリスの旅 8日目

5:30起床、片づけをして6時出発。ホストはまだ寝ているが鍵は昨日のうちに返したので大丈夫。

パディントン駅でオイスターカードを払い戻す。カード代は戻ってくるけどチャージ分は戻ってこなかった。ちぇ。

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ヒースローコネクトは30分に1本しかないので乗り過ごすと時間がかかる。行きに往復チケットを買っておいてよかった。中でサンドウィッチを食べる。朝早いせいもあり、乗客はほとんどいない。

ヒースロー空港に着いてチェックインし、荷物を預ける。到着ゲートに戻ってM&S simply foodでショートブレッドなど買い込む。ショートブレッドって重いな…!

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トランプ大統領の暴露本、いっぱい売ってる。アメリカとイギリスって関係性深いけど、色々と真逆だもんね。
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帰りの機内食、何が何だか忘れました。最近のJAL機内食は炭水化物を減らそうとしてくれてるのかな?緑が多くていい。

 

ああー久しぶりのヨーロッパ楽しかったなぁ。帰ったら早めにTOEIC受けよう!

 

イギリスの旅 7日目

結局毎日ほぼ10時ぐらいに家を出ている。ちょっと時間がもったいない気もするが、体力的にはこんなもんでちょうどいいのかもしれない。

今朝はまずシャーロックホームズ博物館へ行った。f:id:snusmumriken2016:20180802163146j:image

博物館自体には入らず、土産物だけを見る。ストランドマガジンの挿絵が欲しかったが、何となく色味が気に食わず、買わず。

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ビッグベン、修理中。今日のお目当てはビッグベンではなく…

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その隣にあるウェストミンスター寺院。入場料がめっちゃ高い割に撮影禁止なのが少し不満。宗教施設だからというならもう少し安くしてほしいもんだ。でもオーディオガイド込みなのは嬉しい。スマホ型で日本語もある。全部みっちり聞いていたらあっという間に13時になってしまった。

見どころはやはりエリザベス1世とブラッディメアリー、メアリースチュワートの墓、それとニュートンニュートンの墓にはリンゴがあると思い込んでいたのだが、どこにもなかった。どこから得た情報だったんだろう?

 

さて、上階を見ていない大英博物館へ再度行く。現金が余り気味なので奮発してグレートコートレストランへ。…やっぱ高い!ま、そろそろ最後だからいいか。
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チェスセット。レプリカ欲しかったけど精度がイマイチ。海洋堂呼んで来い!

 

ロンドンは主要な美術館・博物館が無料なのがいい。これだけのものを無料で維持するのはすごく努力がいるだろうな。大英博物館は日曜日よりはだいぶ空いていた。

 

さて、これからは買い物タイムだ。ザ☆旅の土産みたいなものを買っていなくて、ジョンストンズのストールとかアクアスキュータムのトレンチとかフォックスの傘とかあれこれ考えたけど心底欲しいか?と考えるとビミョーで、やっぱりSHERLOCKで見たアリ・ミラーのティーカップが欲しくてナショナルポートレートギャラリーのショップへ行った。ショップだけで3回も来ている…。

オックスフォードサーカスのリバティ、マークス&スペンサーなどぐるぐるするも、何も買わず。空港にもM&Sがあったはずなので、お金が余ったらそこでお菓子でも買おう。

 

夕飯用のサンドウィッチを買って家に帰るとホストがこれからパスタ作るから一緒に食べようと言ってくれた。サンドウィッチは明日の朝食にまわし、葛飾北斎の話などして盛り上がる。北斎大英博物館にも入っているのでイギリスでは有名人だ。

明日の帰国に向けて荷物の整理をする。余ったホッカイロはホストにプレゼント。消耗品は順調に減らしているはずなのに、詰める段になると来た時より増えているように感じるのはなぜなんだろう?


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一週間寝泊りした部屋(パノラマ撮影)。お世話になりました!

 

イギリスの旅 6日目

「明日はスモークサーモン入りのスクランブルエッグを作るね!」とか言っていた割には全然起きてこないホスト。どうやら風邪が悪化したらしい。昨日のケータリング中華を食べて行けというのでいただく。昨日あれだけけなしてたものをゲストに食べさせるってどうよ?と思ったけど別に普通の味だった。

今日はいい感じに晴れているので、テンプル教会に行く。テンプル騎士団の本拠地で「ダ・ヴィンチ・コード」に出てきたところだ。この教会はテンプル地区という裁判所の近くの浮世離れしたエリア、更にここ入っていいの?と思うような他の建物に囲まれた場所にあって、時が止まったような独特の空気だ。ワクワクする。

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 おお、床に騎士団の墓がある!なんかいつみても不思議よね、埋葬されている人の姿が上に乗った棺って。

が、ニュートンの墓がない。あれ?私何か勘違いしている?

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テンプル協会近くのトワイニング路面店に入る。小さな間口の店だけど観光客が結構来ていた。私が愛飲しているのはプリンスオブウェールズなのだが売ってない。後で調べたら、プリンスオブウェールズはイギリス国内では販売していないらしい。まあ、日本で伊藤園とかが「皇太子」っていうお茶売ってたらちょっと変だもんね。

地下鉄の駅に貼ってある「アラジン」のポスターがすごく素敵で、少し安く見られるなら観たいなと思いtktsまで来たが全く割引になっていなかった。隣にいた人にStallsとGrandCircleの違いを聞かれ説明。「で、どっちがいいの?」と言われたので「…席による」と答えたら、そうだよねーという反応をされた。

これからどこへ行こうかとトラファルガー広場近くのベンチでガイドブックを見ていたら、道に迷っていると勘違いされたのかおじいさんに話しかけられた。ありがとう、特に困ってはいないんだ。

 

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初日に見たバラ・マーケットのフィッシュ&チップスがやっぱり食べたいなと思い、地下鉄で向かう。初日のおたおたした感じはもうなくて、注文もドキドキしなかった。時を変えて同じところに来ると、自分の変化がわかっておもしろい。

調子に乗ってファッジというものを買ってみた。これ、ハリポタでハリーがロンママからクリスマスプレゼントにもらっていたやつ!粘り気のないキャラメルみたいなもので、激甘だ。美味しいかと言われると、うーん、砂糖をおいしいと表現するなら美味しい、かな。これで、イギリスで食べてみたかったものは割と食べてみた気がする。 

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ロンドン塔の入場料がめちゃくちゃ高いので、ガッツリ見てやろうと思い時間に余裕をもってやって来た。

とにかく血なまぐさい印象ばかりあるけれど、実際は世の中で言われているほどすごかったわけではないらしい。なんか映画で見たことある気がする!みたいなものがあちこちにある。

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 衛兵の冬服はこの色なんだって。ニコリともせず行進していた。

ロンドン塔の中には王室のお宝を展示しているところもある。これがけっこう楽しみだった。王冠やオーブなど、式典の時はここからもっていくのか。世界一大きいダイヤモンドのついた王冠なんて大きすぎて逆に現実味がない。けっこう最近までダイヤとジルコニアの違いが分からん!と思っていたけど、実物見るとやっぱ違うわ…。

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 乗り換えで何度か使った駅。攻殻機動隊の世界を彷彿とさせる景色でちょっと好きだった。

足が疲れたなーと思いつつ、そのまま帰るのももったいなくて、ボンドストリートにあるセルフリッジというデパートに行ってみた。お目当ての店舗はあったけど色や形が私の好みではなくガッカリ。せっかくロンドンまで来ているのに欲しいものがあまりなくてつまらない。もっとお買いものしたいよー!

 

イギリスの旅 5日目

あまり天気がよろしくない。そして体調もよろしくない。自然史博物館の最寄り駅に着いた途端パラパラと雨が降り出す。危ない危ない。

平日なので学生がたくさんいてガヤガヤうるさい。まっすぐ進めないぐらいのところもある。私もちょこちょこ座って休憩しているので全然進まない。

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地震のパビリオンは阪神大震災東日本大震災だった。世界に冠たる(?)地震がこんなに起きているのに、それでも外国人観光客がたくさん来てくれるというのはありがたいことだな、と思いつつ、阪神大震災を再現した起震コーナーは体感的に震度4~5ぐらいだった。確かに震度7は体験展示としては危ないか。 

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 ホールを眺めるダーウィン像。今日もたくさん人来てますよ~。ご満足いただけましたかな?

上野の科博もそうだけど、博物館というのは見るだけでなく読まないと中身がわからないことが多くて英語で見るのはけっこう大変。以前ワシントンDCの自然史博物館でも大量の魚の骨の標本に「~fish」と書かれていて、レプリカならともかく骨だけ見てわかるかい!と思った記憶がある。ここを見る限り、日本の科博も負けてないな!頑張っている。

 

始祖鳥を見ようと進んでいたら「emergency evacuation」と放送が流れて避難させられた。イギリスはテロが時々起きるし、ちょっとドッキリしたが結局何が起きたのかわからず。戻って改めて始祖鳥を見た。

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子供の頃憧れたものを、大人になって自分の目で見る。こんなに嬉しく楽しいことはない。

 

隣にあるヴィクトリア&アルバート美術館に移動。地図を買うも見どころが書いていない(他の美術館・博物館はこれだけは見逃すな!みたいな展示が地図に書いてあるのだ)。この広さでどうしろっての…とりあえず少し休もうとカフェに向かう。運良くウィリアムモリスルームに座れた。

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wifiにつないでネットで見どころを検索。よし、まずは宝石を見よう。

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イギリスはかつて大英帝国と呼ばれただけあって、経済力で手に入れられるものには強い。富の象徴である宝石はその最たるものだ。大粒の宝石を詰め込んだティアラやらブローチやらたくさんある。V&Aはまぁとにかく広いし作りは複雑だし展示も幅広すぎて、素晴らしいのはわかるが見学はしにくい。3分割ぐらいしてもいい気がする。そう考えるとスミソニアンは見やすかったなあ。

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少し早いけど今日は帰ることにした。ハロッズの前を通りかかる。おお、あの有名なハロッズ!特に欲しいものはないのでそのまま通り過ぎる。バスで帰って来て最寄ひとつ前のバス停で降りるとテスコがあるので、夕飯用にアスパラのリゾットを買って帰った。

今頃になって少し英語に慣れてきたように思う。帰ったらホストお手製のアップルトフィーケーキをもらった。おいしい!ホスト自身は自分で取ったケータリングの中華がイマイチだったらしくご機嫌斜めだった。

今日はシルバーブルームーンという何百年だかに1回の珍しい月だそうだ。確かにいつもより少し大きく少し青い気がした。

 

イギリスの旅 4日目

朝ごはんは8時半の予定が、8時半から準備を始めるホスト。今日は旦那さんがイングリッシュブレックファストを作ってくれた。趣味の話などで盛り上がり、家を出たのは10時半ごろ。

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今日は今更だが地理の確認も含めてバスに乗ってみた。時間はかかるが安いし周囲がよく見えて良い。ナショナルギャラリーとコヴェントガーデンとハーマジェスティーズシアターがすぐ近くなのを知り、今日はこのあたりで過ごすことにした。

まずはナショナルギャラリーから。 

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平日なので制服を着た小学校低学年ぐらいの子供たちが課外授業に来ている。先生ではない、おそらく学芸員が床に座った子供たちに質問をする。みんな一斉に手を挙げて当ててもらおうとするし、学芸員はexellent!!!を連発する。あまりにもかわいくて絵の写真を撮るふりをして子供たちを撮った。 

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美術館にいかに自然光を取り入れるかは展示スペースと光量と劣化防止との板挟みだろう。でもやはり自然光で見る絵が一番美しい。

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個人的な目玉はこの「レディ・ジェーン・グレイの処刑」だ。去年の「怖い絵展」に貸し出されていたけれど、3時間待ちとかでとても行けないと諦めた。ここでは特に混んでもいないので、ド真ん前に陣取ってゆっくり見る。

たった9日間の在位で処刑される17歳の女王。若い…というよりまだ子供のようなつやつやした手が、首を載せる台を探している。絵の美しさと時代背景があまりにも対極的だ。

 ナショナルギャラリーのカフェでランチをしたら、ポットがなぜか南部鉄器で出てきた。

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コヴェントガーデンは「MyFairLady」のセットに合わせて整備したらしいが、ちょっと小綺麗すぎるかな。ここでのお目当てはEastIndiaCompanyだ。東インド会社…なんてステキな響き!!世界史好きにはたまらない。今や商標だけで実体が残っているわけではないとわかっていてもたまらない。お茶屋としてのレベルは正直わからないのでジャケ買いに徹する。 

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今日は待ちに待った「オペラ座の怪人」の日だ。全体がよく見える2階の一番いい席を買った。ハーマジェスティーズシアターは大使館や高級デパート近くの雰囲気になじむ重厚な造りの建物で、早めに行ったけどもうけっこうな人数がいた。席の狭さに驚く。隣とみっちりで、お尻の大きい外人さんはどうやって座るんだ?という狭さ。f:id:snusmumriken2016:20180315075344j:image

オペラ座の怪人」は普段、ロンドン初公演でサラ・ブライトマンがクリスティーヌを演じたCDを聞いている。劇団四季と映画は見たことがあるけどもう10年以上昔のことで、舞台上の動きはほとんど忘れていた。

アンドリュー・ロイド・ウェーバーが作曲したこのミュージカルで、妻であるサラ・ブライトマンは一介のミュージカル女優から世界の歌姫に駆け上がった。まるでファントムとクリスティーヌの関係性そのものじゃないか…と、いつ思い出しても一人勝手に感激する。

いつも通りラウルはガキでクリスティーヌは愚か者でファントムはすごいカッコイイ。超カッコイイ!第一幕の途中で天使の飾りが妙な位置まで降りていてなんだろう?と思ったらファントムが乗っていた。舞台中央、私の席と同じ高さ、私の真正面だ…!

遠くでラウルとクリスティーヌが愛を語り合うのを聞き、打ちひしがれるファントム。つられて泣きそうになるほどの迫真の演技。クリスなんてやめて私にしときなよ!私はファントムが一番好きだよ!

良かれ悪しかれ「極端」であることは孤独だ。卓越した音楽的才能を持ちながら醜い容姿のために世間と断絶されているファントムは、きっとどこかで自分を諦めていただろう。しかしクリスティーヌという触媒を得て、抑えきれない人恋しさと自尊心が爆発する。アンドリュー・ロイド・ウェーバーは天才だ…。

 

いやーすばらしかった。生演奏だし。ファントム真正面はちょっとした事件だったな。一番いいチケット買った甲斐があった。ファントム最高!カーテンコールもファントムが一番最後で、やっぱ主役はファントムなんだな。本当に素晴らしい一日だった。イギリス万歳!!